7月20日〜7月26日 先生って呼ばないで
自腹の飲み会
2024年7月20日(土)晴れのち雨
吉祥寺本町コミセン
「先約があり、打ち上げには参加できません。会議だけで失礼します」
都知事選の振り返り会に参加して、飲み会には参加せずに家族との食事会(先約!)に向かう。
懇親会、親睦会、打ち上げ、、、なんで世の中にはこんなに飲み会が溢れているのか。会社員時代、会社の飲み会は会社負担の年末の忘年会と取引先との会食を除いて、なるべく避けて生きてきた。だってともだちと遊ぶ方が楽しいしとか、会社の人との信頼関係は仕事で築くべきで飲まないと仲良くなれないなんておかしいとか、まあそういうやつだ。ゆとり世代なので、ご多分に漏れず会社の飲み会嫌いとして社会人人生を送ってきた。さらに言うと、アルコールが飲めないないから、酒をがぶがぶ飲んでいるひとと同じ金額を取られるのも気に入らない。わたしはだいたいの場合、ウーロン茶しか飲んでいない。ホットウーロン、アイスウーロン、ホットウーロン、の繰り返し。
しかし、議員はそうもいかない。なにかの集まりの後には、だいたい飲み会がセットでついてくる。市民団体の集まりの後、友好都市の議員さんとの懇親、意見交換会のあとの懇親、あげたらキリがない。
しかも、議員という仕事は、なにかのプロジェクトを一緒に進めるわけでもない初対面の相手と会ったり話したりすることも多い。意見交換の1、2時間で信頼関係を構築するのは難しい、というのはわからないわけではない。飲み会が手っ取り早いんだろう。東京都はぜんぜん文化も価値観もちがう地方の議員の先輩たちと食べるご飯の味は覚えてないけど、話は本当に興味深いものが多くて、勉強になる時間だったと思う。こんな仕事してなければ会わない、話さないだろう人と話せて面白い。
しかし、議員の政務活動費は飲食代には使えないから、経費負担というのは存在しない、飲み会は全部自腹だ。ほぼ強制参加に見えるものも、全部。
だからやっぱり、飲み会にどうしても参加できない先約があると、少しだけホッとする。
先生って呼ばないで
2024年7月24日(水)晴れのち雨
市内某所
「先生は」
「あ、いや、名前で。もみさんでも、もみちゃんでも。」
このやり取り、久しぶりだった。多死社会における葬儀や火葬の課題について葬儀の会社を経営している方にお話を伺いにいったら、いきなり「先生」って呼ばれてびっくりした。
なんの先生でもないし、本当に変だから、市議会議員を先生って呼ぶのはやめたほうがいいと思う。
議員の同僚の多くはわたしのことを「もみちゃん」って呼ぶし、市の職員のみなさんにも「さこうさん」「さこう議員」って呼ばれるから、先生って言われることはないから、たまに初対面のひとに言われるとびっくりしてしまう。
先生って呼ばないで、続編
2024年7月25日(木)晴れのち雨
市役所
市民プールも、建て替えの必要がありそうらしい。公共施設の建て替えの議論のとき、いつも家電がまとめて壊れるみたいだな、と思う。
プールの整備方針に関する有識者会議の第一回に参加。傍聴に並んでいるのは、細かい会議の傍聴に出席しがちな共産党のM議員とわたし、それからプールを使うことの多いと思われる市民の方々。なんとなく雰囲気的に水泳をやっている人たちな気配。
部屋に入る前に並んでいたら「プールのこれからに興味を持っていただいて」というようなことを言われた。おそらく、若いのに市政に興味を持ってえらいねっていうことが言いたかったんだと思う。
隠すことでもないから「市議会議員をしているんです」と答えると、「それはそれは、大変に失礼いたしました」と謝罪される。プールのこれからに興味を持って傍聴に来ている30歳であることは変わらないよ。これが仕事で、これでご飯食べてるから、そこは違うけど。
市議会議員だって言うと恐縮されたり、急に過剰な敬語になったりする。お互い気を遣うから、必要のない場面では市議会議員であることは言わずに過ごしたい。