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2025年度 会派予算要望を提出しました!

2024年7月17日、「無所属むさしの」では、各議員が日頃を通して受けた相談や要望を踏まえ、武蔵野市の諸課題をそれぞれまとめ、小美濃市長へ要望書として提出しました。

わたしは全39項目にまとめましたが、一人20分と持ち時間は限られているので、直接のやり取りでは以下の4点に絞って市長・副市長・総合政策部長・財務部長と直接意見交換を行いました。

  • 誰もが負担なく情報を取得できるアクセシビリティの向上として、やさしい日本語の利用促進、UDフォントの使用、読み上げソフトへの対応、UDトークの活用など、特にIT技術のさらなる活用を

  • すでに若年層が多く来訪している「ティーンズスタジオ」を有する武蔵野プレイスで、健康や性に関する相談を無料でできるイベント形式でのユースクリニックの実施を

  • 予算権限のある若者会議やワークショップの実施の可能性の模索を

  • 同性カップルの住民票上の続柄について、事実婚関係であることを示す表記を利用できるようにすること


👇 予算要望の全文は以下の通り


1. 基本的な考え方

▼ 誰もが負担なく情報を取得できるアクセシビリティの向上

  1. 市の主催イベントや市民向け説明会などでのUDトーク、同時翻訳、手話通訳などの導入による情報格差の解消(★)

  2. やさしい日本語を活用した情報発信の強化(特に災害や防災の関連情報)(★)

  3. WEB上での発信にける読み上げソフトへの対応、色使い、フォントなどへの配慮。JIS X 8341-3:2016 に基づき、レベルAAへの準拠を目指し、ウェブアクセシビリティ向上に取り組む(★)

▼ 若者・働く世代の市民参加

  1. 計画策定会議のオンライン傍聴の拡充など、働きながら参加しやすい仕組みの拡充

  2. パブリックコメントの実施にあたっては、余裕のある公募期間の設定、地域ごとおよびオンラインの市民説明会を含む徹底した情報提供を行い、市民の意見を募る

  3. 市公式LINEについて、道路の不具合の情報提供以外の市民からの意見募集など、活用方法の拡大

2. 健康・福祉

▼ SRHRの推進のために

  1. HPVワクチンのキャッチアップ接種の接種率向上に向けた取り組み、および男子に対するHPV任意予防接種費用助成の継続

  2. 予期せぬ妊娠の相談窓口の強化と周知の取り組みの強化・継続

  3. 武蔵野プレイスでのイベント形式でのユースクリニックの実施(★)

  4. 10代のための居場所の拡充(三鷹エリア、吉祥寺エリア)

  5. 女性・若者の検診受診率の向上に向けたコミュニケーションの強化

  6. 生理の貧困対策として、学校および市営施設におけるトイレへの生理用品設置

  7. 同意のない性行為などの性暴力被害を減らし、万が一被害にあった場合に相談しやすい環境づくりにつとめる

▼ 誰も取り残さない福祉

  1. 野宿者・ホームレス・外国籍の住民・生活困窮者などへ必要な情報を伝えるための広報・医療や生活面での支援の強化

  2. 生活保護利用の大きなハードルになっている扶養照会については、事前に承認した申請者のみとし、利用者に適切に案内をする

  3. ひきこもり、8050問題について、就労ありきではない多様な支援に取り組む

3. 子ども・教育 

▼ 子ども・若者の市民参加とシビックプライドの醸成

  1. 予算権限のある若者会議やワークショップの実施(★)

  2. 武蔵野市民科におけるシティズンシップ教育の推進、および主権者教育の拡充

  3. 国籍にかかわらず、すべての市民が同じ資格で住民投票に参加できる制度をめざす

  4. 商店会などの地域の次代を担う後継者育成支援を行なう

▼ 加害者にも被害者にもならない性教育の充実

  1. 国際セクシュアリティ教育ガイダンスに基づき、成長段階に合わせた性教育をこどもたちに届ける

  2. 性的マイノリティーの子どもなど、多様な子どもへのトイレ・更衣室・制服など、施設などのハード面での配慮

4. 平和・文化・市民生活

▼ LGBTQ+、SOGIの差別をなくすために

  1. 同性カップルの住民票上の続柄について、事実婚関係であることを示す表記を利用できるようにすること(★)

  2. パートナーシップ制度の更なる認知向上のための取り組みの推進。

  3. ファミリーシップ(パートナー関係にある成人カップルも 2 人と一緒に暮らす子どもも含め、彼女彼らの関係性を「家族」として届をした時、自治体がそれを受理し証明書などを交付する)制度へのアップデート

▼ 終戦80年に向けた平和事業の拡充

  1. 小・中学生、高校生、市民による戦争体験者への聞き取り活動の実施、および戦争や被爆体験の伝承者養成を目的にした事業を行う

  2. 長崎市への青少年平和交流団派遣

  3. 核兵器廃絶に向け、「非核平和都市宣言」をしていることの普及啓発を図る

5. 緑・環境 

▼ 気候危機対策・市民の負担軽減

  1. 気候危機打開武蔵野市民活動プランの実施および見直しに取り組む市民による委員会や会議の設置(気候市民会議で醸成された意識やコミュニティの継続)

  2. 改築、改修をする公共施設工事における「ZEB Ready」基準の達成、「Nearly ZEB」を目指した取り組み

  3. むさしのエコreゾートの認知拡大

  4. 再エネ切り替え協力金、エネルギー貧困に関する取り組みとしてエアコンなどの省エネ家電の購入補助の拡充

  5. 民間の賃貸物件の断熱や省エネの工事への補助事業の導入

  6. 電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金、市民の生活を支える事業者への食材費・光熱費等の支援の継続

▼ 世代を超えて緑を守るために

  1. 私有地の緑を世代を超えて守るための登録・補助事業のさらなる拡充

6. 都市基盤

▼ 地球沸騰時代のまちづくり・道路ネットワーク・住環境

  1. 市営住宅の断熱基準の厳格化、断熱工事の実施

7. 行財政

▼ 市役所における働き方改革・ジェンダー平等の実現

  1. 市の審議会などの委員選任にあたり、女性の積極的登用をはかり、委員のうちいずれの性別も40%以下にならないよう配慮をすること(★)

  2. 市職員の女性管理職比率(特に部長職)の改善に向けた目標設定および具体的取り組みの実施

  3. 非正規公務員の待遇改善

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