'23-'24シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第27節(バイエルンvsドルトムント)


Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

今節は代表ウィークを経て2週間ぶり開催となりますが、
トゥヘル監督の古巣、4位ドルトムント(BVB)をホームスタジアムである
アリアンツ・アレーナに迎えて対戦。
首位奪還に向けてもう負けられないバイエルンではありましたが、
残念ながらこの試合は0-2でドルトムントに敗れてしまい、
首位レバークーゼンとの勝ち点差が更に更に離れちゃいました。
※試合は現地時間3/30(土)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■マヌエル・ノイアー(ケガ)
■ブナ・サール(ケガ)
■サシャ・ボエ(ケガ)
■アレクサンダル・パヴロヴィッチ(ケガ)

さて試合の方ですが、
今月は初めにフライブルクに引き分けたものの、その後の試合ではUCLも
含めて快勝続きのバイエルン。勢いそのままに強豪ドルトムントまで
破って優勝争いに踏みとどまりたいところではあります。
そんなバイエルンはキックオフからボール支配率を高めつつ、パス&ムーヴを
駆使してドルトムント陣内へ侵攻したところで右サイドのキミヒがファウルを
受けFKを獲得すると、前半4分キミヒがドルトムントゴール前ファーサイド側に
蹴ったボールを大外でゴレツカが頭でゴール前へ折り返したところに
飛び込んできたザネがダイレクトに左足で合わせますが、これはドルトムント
DF陣にブロックされて弾き返されてしまいます。

ところが前半10分、バイエルンが自陣からのビルドアップで再び相手陣内へ
攻め入るも、ライマーから縦パスを受けたミュラーが裏へ飛び出した
ムシアラへのスルーパスを出したところをシュロッターベックにカットされると
ブラントとエムレ・ジャン、更にフュルクルクのトライアングルパスで巧みに
揺さぶられるとスペースへ飛び出したブラントがバイエルン守備陣が整う前に
ドリブルでバイエルン陣内左HSを持ち上がると、左サイドを大外から
PA内へ侵入したアデイェミがブラントからのスルーパスを受け取るとそのまま
ダイレクトに左足でシュートを放ちます。
これはGKウルライヒが片手でブロックを試みたものの、弾かれたボールは
バイエルンゴール枠内に収まってしまい、押され気味だったドルトムントが
0-1と先制します。

ただ、バイエルンにとって先制されたとはいへ、まだ序盤ではあるので
まだ落ち着いて試合を進めて同点のスキを伺えばイイ段階ではあります。
そんなバイエルンはビルドアップ時、両SBが攻撃的なキミヒとデイヴィスが
高い位置を取る為、中盤のゴレツカが最終ラインまで下りてきてダイアーと
デ・リフトと3枚になって陣形のバランスを取り、相手のプレスを分散させ、
両サイドから、もしくは中央へパスを通してドルトムントゴールへの
アプローチを試みます。
そんなバイエルンは前半23分、右サイドでデ・リフトから縦パスを受けた
キミヒがミュラーとのワンツーからドルトムント陣内深くへ侵攻すると、
ゴール前へアーリークロスを送りますが、これに半歩間に合わなかった
ケインのヘディングシュートは枠を外れてしまいます。

終盤になってバイエルンは前半34分、左サイドでCKを得るとキミヒが
ゴール前へ上げたボールはドルトムントDF陣に弾かれますが、これをPA外で
拾ったザネがシュートを放つも再びドルトムントDF陣に弾かれます。
左サイドへ流れたこぼれ球をキミヒが拾うと再びゴール前へクロスを
送ります。これをファーサイドのミュラーが頭で中央へ返すと
上がっていたダイアーがヘディングで押し込みを試みますが、フンメルスの
寄せもあった為、無情にもボールはゴールへは向かわず、しかもこれは
最終的にエムレ・ジャンにクリアされてしまいます。
比較的押し込んでいるのはバイエルンですが、ドルトムントがガッツリ
中央部を固めていることもあって、如何せんシュートが枠内に
飛ばないのが痛いところであります。
そんなこんなで前半はバイエルンがドルトムントに対してビハインドを
負ったまま終了します。後半へ続く…。

さて後半。
早い時間で同点に追いつきたいバイエルンではありますが、
前半同様、ドルトムントはバイエルンからインターセプトするとその瞬間
素早く反撃に出てくる為、後方のスペース管理もしながらのプレーが
必要となります。
そんな後半7分、これ以前にドルトムントがバイエルンを逆に自陣に押し込む
展開からではありましたが右サイドでエムレ・ジャンとブラントと
リエルソンの3人の連携でバイエルンの左サイド裏のスペースを突破すると、
リエルソンがゴール前へクロスを送ります。
これを後方からフリーで上がってPA内へ侵入してきたヌメチャが右足で
シュートを放ちますが、ここはGKウルライヒが至近距離からながらも
セーヴしてバイエルンは追加失点の大ピンチを免れます。

ただ、まだ序盤ではあるものの、ドルトムントに鋭い速攻を見せられ、
バイエルンとしては内容で圧倒したいはずが逆に相手にボールを持たれて
防戦に回ってしまっている状況なので苦しいところであります。
後半13分には一旦左サイドのサンチョにボールを持たせてバイエルンDF陣の
意識を外に持たせると、後方からスゥ~っとスペースへ上がってきた
フンメルスがパスを受けるとPA外ながら強烈なシュートを放ちます。
ここは幸運にもGKウルライヒの正面に飛ぶに留まり、セーヴすることに
成功しましたがバイエルンとしてはカウンターでも何でもとにかく
ボールを奪い返さなきゃあいけない状況であります。

そんなバイエルンは中盤になるとザネに代えてコマン、更にミュラーに
代えてマティス・テル、更にムシアラに代えてニャブリと1.5列目の選手を
総入れ替えして試合の流れを変えたいところであります。
しかし後半20分、バイエルンがボールをキープしてドルトムント陣内深くへ
攻め込むも左HSでライマーのパスがブラントにカットされるとそこから
全力で駆けだした左SBのマートセンがブラントからのパスを受けると
ハイスピードのドリブルでバイエルン陣内を駆け上がり、
コマンも含めたバイエルン守備陣が追い上げるもマートセンがフリーで
PA内まで侵入しシュートを放ちます。しかしこれは枠には収まりません
でしたが、依然バイエルンとしてはある意味ではドルトムントに
押されっぱなしの状況が続きます。
そんなドルトムントはヌメチャに代えてエズジャンを、そしてブラントに
代えてロイスを投入します。

終盤に差し掛かるころ、バイエルンはライマーに代えてマズラウィを
投入し、これでキミヒを中盤に戻す陣形とします。
対するドルトムントは最前線フュルクルクに代えてアレを投入。
そして、この日バイエルンにとっては最大のチャンスだったかもしれない
後半30分、コマンが右サイドでパスを受けてシュロッターベックと対峙
した際にファウルを受けてFKを得ると、キミヒの後方への返しのパスに
PA外ながらコマンがダイレクトに右足で合わせたシュートがドルトムント
ゴールの枠内をとらえますが、ここはGKマイヤーに弾き出され、
貴重な同点のチャンスを逸してしまいます。

そして、中々決められないバイエルンに対して、この日耐えて守って
反撃をヒットさせたドルトムントは後半38分、
この日守備で大当たりのフンメルスとシュロッターベックの守備から
またもペースを掴んでバイエルンから主導権を奪い返すと左サイドで
ロイスとサンチョがボールをキープしてバイエルン守備陣を引きつけると
そこからエズジャンを経由して中央部PA内で待つアレへパスを送ると
そのアレから右サイドへパスが出され、大外でどフリーのリエルソンが
右足でダイレクトシュートを放ち、これが逆サイドのネットを揺らします。
バイエルンにとっては痛すぎるドルトムントの追加点となります。

バイエルンは後半44分に右サイドでコマンがドルトムントDF陣をひきつけ、
後方でフリーのマズラウィに預け、マズラウィがゴール前にクロス送ると
ファーサイドで巧みに飛び出したケインがランニングヘッドで一矢報いる
ゴールを決めますが…これはVARによりケインのポジションがオフサイドで
あったとしてゴールは認められず…結果的にバイエルンは1点も返すことが
できず、優勝争いから大きく後退する敗戦となってしまいました…。

戦績:19勝3分5敗(勝ち点:60)
得点:78/失点:33
順位:2位

ゴール

▼バイエルン

ゴールなし

▼ドルトムント

前半10分:アデイェミ
後半38分:リエルソン

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ウルライヒ
DF:キミヒ、デ・リフト、ダイアー、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:ライマー、ゴレツカ
OMF:ザネ、ミュラー、ムシアラ
FW:ケイン

▽交代
ザネ→コマン、ミュラー→マティス・テル、ムシアラ→ニャブリ、ライマー→マズラウィ、デイヴィス→チュポ=モティング

イエローカード:

監督:トーマス・トゥヘル

○ドルトムント

GK:マイヤー
DF:リエルソン、フンメルス、シュロッターベック、マートセン
MF:ヌメチャ、エムレ・ジャン、ブラント
FW:サンチョ、フュルクルク、アデイェミ

▽交代
ヌメチャ→エズジャン、ブラント→ロイス、フュルクルク→アレ、アデイェミ→ヴォルフ、サンチョ→バイノー=ギッテンス

監督:エディン・テルジッチ

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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