'24-'25シーズン DFBポカール2回戦(マインツvsバイエルン)


Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

ポカール2回戦は日本人選手の佐野海舟擁するマインツ(M05)のホーム、
コファス・アレーナに乗り込んで対戦し、前半だけで4得点を上げた
バイエルンが4-0でマインツを破り、ポカール3回戦進出を確定させました。
※試合は現地時間10/30(水)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■伊藤洋輝(ケガ)
■ヨシップ・スタニシッチ(ケガ)
■サシャ・ボエ(ケガ)
■アレクサンダル・パヴロヴィッチ(ケガ)

さて試合の方ですが、
まず、2回戦の対戦相手、マインツにはヴィドヴィッチとジープていう、
バイエルンからレンタルされている選手がいて、国内リーグで対戦する
機会はありますが、彼らにとっても古巣対決となりますな。
さ、そんな試合はキックオフ直後にいきなり動きを見せます。
前半2分、バイエルンがマインツ陣内左サイド、タッチライン際でパスを受けた
ニャブリがドリブルで活路を見出すとスペースへ飛び出したデイヴィスへ
スルーパスを送ります。コレを受けたデイヴィスが左サイド深くまで侵攻すると
PA内へ侵入してきたケインへクロスを送ります。
これを受けたケインがワンタッチで近くにいたムシアラに落としのパスを送ると
フリーでパスを受けたムシアラが右足でファーサイド側のネットを揺らし、
開始早々1-0とバイエルンが先制します。

立ち上がりの先制点とはいへ、もちろんコレを守り抜くていう選択肢は
バイエルン的には一切ない為、ゴール後も当然のようにボール支配率を高め、
全体のラインを上げてマインツ陣内へ相手を押し込む戦い方を見せる
バイエルンではありますが、ホームのマインツもドン引きで守って、
インターセプトしたらカウンターていうスタイルではなく、比較的ラインは
高めに、かつボールを繋いで攻撃に臨んでいるていう感じであります。
その為、バイエルンにとって攻撃時比較的裏を取りやすい状況ていうことに
なります。
そんな前半15分にはケインを起点にバイエルンが自陣から速攻を展開すると
左サイドでスルーパスを受けたニャブリがドリブルで左サイド深くへ侵攻すると
後方のデイヴィスへ返しのパスを送り、コレを受けたデイヴィスはゴール前へ
飛び込んできたケインへクロスを送ります。
ここでゴールを飛び出したGKツェントナーとケインが交錯、どぅやらケインの
スパイクがツェントナーの顔に接触したらしく、ツェントナーの治療に試合は
数分間中断することになります。

中盤になってやや試合は落ち着きを見せた感がありますが、
お互いに布陣のラインを高めに、アグレッシヴにプレーする為バイエルンが
一方的にマインツを自陣に追いやって…ていう構図ではなくピッチ中盤で
ボールを奪い合って、裏を取ってバイタルエリアまで侵攻すればチャンスが
できるか…ていう展開が続きます。
しかし、パスワークとプレスの精度において一枚上手のバイエルンが
マインツに対してここまでシュートを許しておらず、下馬評通りバイエルン
優位で試合は進みます。
前半27分には中央部でザネがドリブルから、PA外ながら左足で強烈な
シュートを放つとこれはGKツェントナーにブロックされますが、こぼれ球に
詰めていたニャブリが押し込むも残念ながらポストに弾かれ追加点とは
なりませんでした。

しかし、終盤に入ってマインツの猛攻をしのいだバイエルンは前半37分、
左右にボールを散らしながらマインツ自陣ゴール前に押し込むと、
右サイドでキミヒからパスを受けたザネがワンステップで対峙する相手を
かわしてゴール前にクロスを送ります。
これにマインツDFコールと競り合いながらもケインがヘディングシュートを
放つとボールはGKツェントナーに弾かれてしまいますが、こぼれ球に
詰めていたムシアラが再び頭で押し込んで2-0とバイエルンがマインツを
引き離します。

バイエルンは更に前半A/T、自陣左サイドでマインツをFKを与えてしまうも
自陣PA手前でコレを巧みに奪い返すとザネを起点にカウンターを発動します。
ザネからケインを経由して左サイドでパスを受けたデイヴィスがマインツ
陣内をドリブルで持ち上がってPA付近まで達すると、マークに向かった
コールとデイヴィスが接触しお互いに倒れたところにボールがPA内を
コロコロ転がっているところに飛び込んできたフリーのザネが左足を
振り抜き、これがファーサイド側のネットを揺らし、バイエルンが3-0と
マインツを引き離すとその2分後にはマインツ陣内右サイドでザネと
キミヒとパリーニャの巧みな連携からザネが中央部のスペースへ
飛び出して前を向くと右サイドのスペースへ抜け出たライマーへスルーパス。
パスを受けたライマーがエンドライン際まで持ち込んだところでゴール前へ
クロスを送るとこれにムシアラが合わせて4-0とします。
コレでムシアラはハットトリック達成となります。
バイエルンが前半だけで4得点とリードを広げて後半へ折り返します。

さて後半。
バイエルンはハリー・ケインに代えてマティス・テルを、そしてムシアラに
代えてミュラーを投入する一方でマインツはイェンツに代えてベルを、
そしてヴィドヴィッチに代えてオニジヴォを投入します。
バイエルンは…ケインに比べてあまりビルドアップに加わるタイプではない
テルが入ったことで裏を狙う動きは増えましたが、大きなリードがあるので
影響は少ないものの、比較的その効果は出ていないようです。
一方、マインツはオニジヴォが入ったことで逆にバイエルンDF陣の裏を取る
動きが目立つようになります…オフサイドに引っかかっているようですが。
それもあるのかマインツは後半11分頃アミリに代えてグレイバーを投入。
一方のバイエルンはキム・ミンジェに代えてゴレツカ、そしてデイヴィスに
代えてゲレイロを投入します。
ここ最近スタメンで右SBを担っていたゲレイロはデイヴィスがいた
ポジションである左SBに入り、ゴレツカは…キム・ミンジェがいたCBに
入っていますね。

中盤になるとマインツは更に交代策を用い、ジープに代えてヴァイパーを
投入します。
バイエルンとしてはここまで4点のリードがある為、そこまで貪欲に追加点を
狙う必要はないかもですが、前線でザネやニャブリ等ボールを運べる選手に
パスが渡ったとしてもブロックを作ったマインツDF陣を崩すのは容易でなく、
崩すのなら1人アクセントを加えられる選手が欲しいところだと思います。
後半28分にはキミヒの裏へのスルーパスに飛び出したゴレツカが頭で
コースを変える感じでシュートを放ちますが…これはGKツェントナーが
片手で弾いてボールを枠の外に出します。

そして終盤になるとバイエルンはダイアーが足を痛めてしまい、
イブラヒモビッチとの交代を余儀なくされます。
一方マインツはカシに代えてヴィドマーを投入します。
たぶん、バイエルンはダイアーが抜けてイブラヒモビッチが入ったことで
ライマーが最終ラインでゴレツカと組んでプレーしているようですが、
それでもここまで連動したプレス、正確なマークの受け渡しやカバーが
できており、マインツ相手に危険なシーンを作らせておらず、
もちろんマインツの攻撃が拙いこともあって無失点に抑えています。

後半は、A/Tが設けられないまま試合終了となりました。
バイエルンは前半に作ったリードそのままに後半もその流れのまま、
主力温存等兼ねて(若干)試合を流していたように感じますが、
何はともあれ次のラウンドに進出、そして3回戦の相手は
難敵レバークーゼンであります!

ゴール

▼バイエルン

前半2分:ムシアラ
前半37分:ムシアラ
前半45(+1)分:ザネ
前半45(+4)分:ムシアラ

▼マインツ

ゴールなし

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:ライマー、ダイアー、キム・ミンジェ、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:キミヒ、ジョアン・パリーニャ
OMF:ザネ、ムシアラ、ニャブリ
FW:ハリー・ケイン

▽交代
ハリー・ケイン→マティス・テル、ムシアラ→ミュラー、キム・ミンジェ→ゴレツカ、デイヴィス→ラファエル・ゲレイロ、ダイアー→イブラヒモビッチ

イエローカード:ライマー(累積1枚目)、

監督:ヴァンサン・コンパニ

○マインツ

GK:ツェントナー
DF:コール、イェンツ、ライチュ
MF:カシ、佐野海舟、アミリ、ムウェネ
ST:ネーベル、ヴィドヴィッチ
FW:ジープ

▽交代
イェンツ→ベル、ヴィドヴィッチ→オニジヴォ、アミリ→グレイバー、ジープ→ヴァイパー、カシ→ヴィドマー

監督:ボー・ヘンリクセン

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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