'23-'24シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第29節(バイエルンvsケルン)
Guten Tag!!!
我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。
今節はケルン(KOE)をアリアンツ・アレーナに迎えて対戦。
首位レバークーゼン追撃の為に勝ちが絶対条件のバイエルンでしたが、
結果的にケルンを2-0で破って可能性を残す勝利を挙げました。
※試合は現地時間4/13(土)に開催されました。
バイエルンの欠場者は以下の通りです。
■マヌエル・ノイアー
■ブナ・サール(ケガ)
■サシャ・ボエ(ケガ)
■セルジュ・ニャブリ(ケガ)
■リロイ・ザネ(ケガ)
■トーマス・トゥヘル(サスペンション)
さて試合の方ですが、
まずはバイエルンは負傷離脱者はもちろん、監督のトゥヘルも前節の
ハイデンハイム戦で警告が指定累積に達したトーマス・トゥヘルがベンチに
すら入ることができず、代わりにACのツォルト・レーヴが指揮を執ることに
なります。それでもベンチには観客席の何処かにはいるであろうトゥヘル
から指示があることがあると思いますが…。
そして致命的なケガではないものの、ノイアーやザネもこの日は欠場となり、
ゴールマウスにはウルライヒが、そして前線では久々にマティス・テルが
スタメンとしてピッチに立つことになります。
そんなメンバーが揃っていないバイエルンを尻目に、立ち上がり大きな
チャンスをを迎えたのはケルン。
前半9分、バイエルンのクリアボールを拾ったリュビチッチのボールキープから
再びバイエルン守備陣を自陣に押し込むと2列目まで下りてきたアダミヤンに
一旦パスすると自身はそこからポジションをススス…と移してバイエルンの
DFラインと中盤のギャップに入ってPA手前で再び縦パスを受けると、
右HSを裏抜けしたアリドゥへスルーパスを送ります。
これを受けたアリドゥが角度の厳しいところではありましたがフリーで
シュートを放つも、これはバイエルン的に幸いにも左ポストの更に左に流れて
枠を外れます。
試合は立ち上がりからバイエルンが基本的にボール支配率高めでケルンを
自陣に追いやってプレーしてはいるんですが、ケルンは前線に2人…マイナと
アダミヤンでしょうか…を残しながら8人で4+4の強固なブロックを作って
バイエルンに自由なスペースを与えず、またシュートを打たれても
GKシュヴェーベが正面でブロックしたりと序盤を終えてバイエルン側に
ゴールの期待感があまり感じられず、それに対して前半20分にケルンは
GKからのビルドアップながら、巧みに前の選手達がバイエルン守備陣の
スペースに位置取り、あれよあれよと縦パスを繋ぐと左サイドでパスを
受けたフィンクグレーフェがバイエルン陣内でパスを受けると
ゴール前へアーリークロスを送り、ここに飛び込んできたアダミヤンが
ダイヴィングヘッドを放つもこれはバイエルンGKウルライヒがブロックして
ここでも試合は動きません。
ただ、バイエルンの方が高いボール支配率に対して明らかにケルンの方が
バイエルンよりも決定機を迎えており、この時点でまだ前半の中盤と
いうことを考えると不安な展開であります。
バイエルンに再び決定機が訪れたのは前半30分、
ケルン陣内右サイドでボールをキープするもエンドライン際で奪い
返されるもこぼれ球をパヴロヴィッチが頭で返すとキミヒからミュラーへ
ワンタッチでつなぐとPA手前で待っていたケインにパスが渡ります。
当然ケインの前には2、3人のケルン守備陣が構えておりシュートが打てる
よぅな状況ではなかったですが、GKシュヴェーベの前のスペースに
スッと出てきたゲレイロがケインからのパスを受けてフリーでシュートを
放ちますが、至近距離からのシュートをGKシュヴェーベがストップして
ここでもスコアは0-0から変わりません。
バイエルンは前半34分にも右サイドのキミヒからゴール前にアーリークロスが
送られると、これはヒュバースに頭で弾き返されるもこぼれ球を拾った
コマンからミュラーがワンタッチでゴール前でフリーのケインへ渡すと、
ケインが右足で放ったシュートにGKシュヴェーベは反応できませんでしたが
ボールはポストに弾かれ残念ながらゴールラインを割ることなくクリア
されてしまいます。
バイエルンは残りの時間で決定的なケルンやテルのシュートがありましたが
いずれもゴールにはならず…結果的に両チームスコアレスで前半を終えました。
後半へ続く…。
さて後半…キックオフ直後にバイエルンにアクシデントが発生。
右サイドでパスを受けたコマンがボールキープすると巧みに外→内へ
ポジションを変えて相手を引きつけたところにキミヒがオーヴァーラップする
スペースを作るとケルンDF陣のプレスを巧みにかわしてクロスを上げると
これはGKシュヴェーベに弾き返されますが、こぼれ球をコマンがフリーで
奪おうとしたところでコマンが右足太腿を痛めてしまい、他選手との接触も
ないのにその場に倒れ込んでしまいます。
プレー続行不可能となったコマンはムシアラとの交代を余儀なくされます。
※試合後、コマンはニャブリとは違って2~3週間では済まない、数週間の
離脱となり今季絶望となる可能性もあります。
前半の終盤からケルンに対して決定機でも多くのチャンスを迎えている
バイエルンは後半8分にもケルンの攻撃を凌いだ直後に反撃に出ると、
右サイドに相手守備陣を引きつけたところでミュラーが左サイドに大きく
展開すると、PA手前でパスを受けたテルがドリブルでPA内へ侵入、
相手DFと対峙した状態でしたが巧みにかわしてシュートを放つもここでも
GKシュヴェーベに弾かれ、スコアは0-0から変わりません。
この後ケルンはカインツに代えてヴァルトシュミットを投入します。
中盤になるとバイエルンはマズラウィに代えてデイヴィスを投入、
更にデ・リフトに代えてウパメカノを投入します。
そして後半20分、ケルン陣内右サイドでCKを得たバイエルンは、
ケルンがゴール前をガッチガチに固めてPA外はフリーだったこともあり、
キミヒのショートコーナーからPA角付近にいたゲレイロにパスが渡ると
これをゲレイロが左足でゴール左上隅を狙ったシュートがゴールに
収まり、1-0とここでバイエルンがよぅやく先制します。
この直後にケルンはアダミヤンに代えてティッゲスを、更にマイナに
変えてシュミッツを投入します。
バイエルンが先制したとはいへ、この日数回チャンスを迎えている
ケルンにもまだチャンスが残されているからなのでしょう…。
終盤になるとケインは最後の交代カードを切り、アリドゥに代えてダウンズ、
そしてティールマンに代えてハインツを投入します。
そしてバイエルンは殊勲の先制ゴールを挙げたゲレイロに代えてライマー、
そしてパヴロヴィッチに代えてゴレツカを投入します。
お互いフレッシュな選手が入った為か、まだ同点に追いついてのドローも
狙えるケルンもバイエルン守備陣のスペースを突いてアグレッシヴに
攻撃を仕掛けてくると、その圧力に圧倒されたのか、はたまたこの日
上下赤白が逆転して…微妙にバイエルンとケルンのユニデザインが
似通っていたからか、ウパメカノが自陣ゴール前で相手にパスしてしまう
犯す痛恨のミスを犯してしまいますが、ヴァルトシュミットのシュートは
ダイアーが、そしてこぼれ球を拾ったティッゲスのシュートはウルライヒが
ビッグセーヴでチームの大ピンチを救います。
それでも攻め続けるケルンの攻撃を凌いだバイエルンは6分設けられたA/Tに
よぅやくボールを奪い返して攻勢に出るとPA手前でパスを受けたケインが
タメを作っている間にケルン守備陣に一度はボールを奪われてしまいますが
ここでケルンがクリステンセンとヴァルトシュミットがお見合いを犯して
ボールがフリーになったところを飛び込んできたミュラーが奪い、
GKシュヴェーベとの1vs1を制してゴール左へ冷静に流し込みます。
ケルンに追いつかれそうな時間もありましたが、試合終了間際にバイエルンが
ケルンを逆に引き離す決定的な追加点で2-0として試合は終了します。
苦しみながらもケルンに勝ったバイエルンではありました…が、
この後の試合でレバークーゼンが勝ってしまったことで、今季残り試合5の
段階で勝ち点差16ということでバイエルンが全勝してレバークーゼンが
全敗しても首位が入れ替わる可能性はなくなった為、
レバークーゼンのドイツ/ブンデスリーガ初優勝が決まりました。
同時にバイエルンの国内リーグ連覇は11で止まってしまいました。
戦績:20勝3分6敗(勝ち点:63)
得点:82/失点:36
順位:2位
ゴール
▼バイエルン
後半20分:ラファエル・ゲレイロ
後半45(+3)分:ミュラー
▼ケルン
ゴールなし
■出場メンバー
◯バイエルン
GK:ウルライヒ
DF:キミヒ、デ・リフト、ダイアー、マズラウィ
CMF:パヴロヴィッチ、ラファエル・ゲレイロ
OMF:コマン、ミュラー、マティス・テル
FW:ケイン
▽交代
コマン→ムシアラ、マズラウィ→アルフォンソ・デイヴィス、デ・リフト→ウパメカノ、ゲレイロ→ライマー、パヴロヴィッチ→ゴレツカ
イエローカード:
監督:ツォルト・レーヴ
○ケルン
GK:シュヴェーベ
DF:ティールマン、ヒュバース、シャボ、フィンクグレーフェ
CMF:リュビチッチ、クリステンセン
OMF:アリドゥ、マイナ、カインツ
FW:アダミヤン
▽交代
カインツ→ヴァルトシュミット、アダミヤン→ティッゲス、マイナ→シュミッツ、アリドゥ→ダウンズ、ティールマン→ハインツ
監督:ティモ・シュルツ
では、Tschuess!!!(V)o\o(V)
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