'24-'25シーズン DFBポカール準々々決勝(バイエルンvsレバークーゼン)

Guten Tag!!!
我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。
ポカール3回戦は昨季王者の難敵レバークーゼン(B04)をホームである
アリアンツ・アレーナに迎えて対戦、前半にノイアーが退場となる
アクシデントに見舞われながらも善戦しましたが、
惜しくも0-1で敗れてしまい、3回戦と志半ばで敗退しちゃいました。
※試合は現地時間12/3(火)に開催されました。
バイエルンの欠場者は以下の通りです。
■伊藤洋輝(ケガ)
■ヨシップ・スタニシッチ(ケガ)
■ジョアン・パリーニャ(ケガ)
■スヴェン・ウルライヒ
■ハリー・ケイン(ケガ)
さて試合の方ですが、
バイエルンはハリー・ケインが、そしてレバークーゼンはボニフェイスといふ
最前線のポジションを務める選手同士が欠場となり、
お互いにトップレスシステムで臨む一風変わった布陣での立ち上がりとなります。
しかし開始から数分が経つとボールキープとパス&ムーヴスキルでレバークーゼンを
上回るバイエルンが次第にボールを保持する時間が長くなってきます…が、
やはりケイン欠場によって前線でボールを収め、存在自体が脅威となって
相手守備陣を多く引きつけられる選手がおらず、またレバークーゼン守備陣も
ゴール前でスペースを空けてくれるなんてこたぁなく、ただ全体のラインを高く
設定しているものの、レバークーゼンにパスをカットされても巧みに俊敏な
プレスバックによりレバークーゼンにカウンターを許さず、締まった展開が
続きますが、前半11分にはレバークーゼンの反撃をくらうも自陣右サイドで
ライマーとキム・ミンジェがフリンポンを抑えきるも、ウパメカノのパスが
インカピエにカットされるとヴィルツにフリーでシュートを放たれる危険な
シーンがありましたが、ここはヴィルツのシュートが枠外となり
バイエルンとしては事なきを得ています。
しかし前半17分、レバークーゼンが自陣ゴール前からのビルドアップでバイエルンの
ハイラインの裏を狙ってターが送ったロングパスに合わせてフリンポンがスペースへ
飛び出すと、ライマーとウパメカノの追走が間に合わず、PAから飛び出してきた
守護神ノイアーが頭でボールを弾き返そうと試みるも失敗し、そのままフリンポンと
激突してしまったことが決定機阻止と判断され、何とノイアーにレッドカードが
提示され、まさかの一発退場となってしまいます。
この後、バイエルンはザネに代えてペレッツを投入してGKを補填します。
ただ、これでレバークーゼンが自然と数的優位に立つことになり、トータルとしては
バイエルンの方がボール支配率としては上回ることになりますが、
中盤以降はレバークーゼンがボールを保持する時間が長く、バイエルンは守勢に
回ることになってしまいます。
前半29分にはラインを高く保ったレバークーゼン最終ラインのターから右サイドで
高い位置を取った右SBのムキエレがパスを受けるとドリブルでバイタルエリアまで
持ち上がり、そのまま左足でシュートを放ちますがこれは枠外となり、
バイエルンはピンチを免れます。
更に終盤前半31分にはヴィルツがバイエルン陣内でウパメカノ等DF陣のマークを
突破して左HSを持ち上がり、バイエルン守備陣を引きつけると大外をフリーで
上がってきたフリンポンへラストパスを送るとフリンポンがダイレクトに右足で
合わせますが、これはGKペレッツが足でクリアしてチームの大ピンチを救う
セーヴを見せてくれます。
負けじと1人少ないバイエルンも前半38分、左サイドでパスを回して相手守備陣を
引きつけると、巧みなパス&ムーヴでサイドを変えてウパメカノに渡すと
ドリブルで持ち上がった後、大外でフリーのライマーへ繋ぎます。
その後相手守備陣に阻まれるもライマーから内側のハーフスペースへ抜け出した
ムシアラがゴール前に送った低空クロスにコマンがダイレクトに右足で
合わせますが、これはムキエレに当たってコースが変わってしまい、
残念ながらバイエルンの先制とはなりません。
バイエルンはこの後もあまり数的不利の影響を受けないセットプレーから
度々レバークーゼンゴールを襲いましたがここでもゴールは生まれません。
逆に前半終了間際には自陣左サイドでヴィルツのドリブルにキミヒ、ゴレツカが
翻弄され抜かれるも、エンドライン際といふ角度の厳しいところからだった
こともあり、ヴィルツのシュートは右足アウトサイドにはかからずボールは
ゴール前をスルーしてバイエルンはまたもピンチを免れ、
1人少ない中前半は両チームともにスコアレスで終了します。
さて後半。
レバークーゼンはアンドリッヒに代えてFWシックを投入し、より攻撃色の強い
布陣に代えてバイエルン守備陣の意識をシックに集中させ、その間に
ヴィルツやフリンポン等を生かしてバイエルンを押しきっちゃおうという
狙いでしょうか…それが表れたのが後半6分、右サイドでロングボールを
受けたフリンポンがゴール前にマイナスの低空クロスを送ると、
どぅしてもシックに集中せざるを得ないバイエルン守備陣を尻目にPA外ながら
フリーのヴィルツがダイレクトに右足で合わせますが、
これはバイエルン的に幸いにも左のポストを更に外れ、バイエルンは再び
ピンチを免れます。
しかし逆に今度はレバークーゼンにアクシデント。
後半から出場して元気なはずのシックが何があったのか左足の脹脛を
痛めてしまい、後半15分にテラとの交代を余儀なくされてしまいます。
レバークーゼンは更にムキエレに代えてアルトゥールを投入します。
ただ、それ以上に前半18分以降10人での戦いを強いられている
バイエルンにとってはもっと苦しい戦いのはずですが、それでも相手よりも
高いボール保持率を以てレバークーゼンのプレスを巧みなパス&ムーヴで
かわしつつ相手ゴールを目指したいところではありますが、
最前線にボールを収めやすい選手もおらず、決定機を生み出すには
至っていない状況であり、同じくシックを失い再びトップレスシステムと
なったレバークーゼンにも同じことが言へるかと思われます。
そんな後半24分、1人少ないバイエルンが少しずつペースを取り戻しつつ
あったこと、更に途中出場したシックが退場したこともあって試合の
均衡が破れにくい展開かと思われた時でしたが左サイドでパスを受けた
グリマルドが5-4でブロックを組むバイエルンの左サイドの4の脇に
飛び込み、ゴール前にアーリークロスを送ると、ファーサイド側で
キム・ミンジェとデイヴィスの間にポジションを取っていたテラが
抜け出すとクロスにジャンピングヘッドで合わせてゴールとなり、
レバークーゼンが0-1と先制します。
バイエルンはニャブリと復帰のボエが準備中でしたが
間に合いませんでした。
そしてこの直後にバイエルンはライマーに代えてボエ、そしてゴレツカに
代えてパヴロヴィッチ、そしてコマンに代えてニャブリを投入します。
レバークーゼンに対してビハインドを負ったまま迎えた終盤、
バイエルンはキム・ミンジェに代えてマティス・テルを投入し最後の
交代カードを切ってより攻撃的に、同点目指してアグレッシヴにプレー
し続けましたが、最後までレバークーゼンゴールを破ることができず、
準々決勝進出はレバークーゼンといふ結果となってしまいました。
これでここ5年ほどバイエルンはポカール優勝できていませんが、
今季バイエルンにとっては国内リーグとチャンピオンズリーグに集中…
といふことになりそうです。
★ゴール
▼バイエルン
ゴールなし
▼レバークーゼン
後半24分:ネイサン・テラ
■出場メンバー
◯バイエルン
GK:ノイアー
DF:ライマー、ダイアー、キム・ミンジェ、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:キミヒ、ゴレツカ
OMF:ザネ、オリーセ、コマン
FW:ムシアラ
※前半17分、フリンポンへのファウルでノイアーがレッドカード一発退場。
▽交代
ザネ→ペレッツ、ライマー→ボエ、ゴレツカ→パヴロヴィッチ、コマン→ニャブリ、キム・ミンジェ→マティス・テル
イエローカード:ウパメカノ(累積1枚目)、ゴレツカ(累積1枚目)、
監督:ヴァンサン・コンパニ
○レバークーゼン
GK:コバーシュ
DF:ムキエレ、ター、タプソバ、インカピエ
CMF:アンドリッヒ
OMF:フリンポン、ジャカ、パラシオス、グリマルド
FW:ヴィルツ
▽交代
アンドリッヒ→シック→ネイサン・テラ、ムキエレ→アルトゥール、
監督:シャビ・アロンソ
では、Tschuess!!!(V)o\o(V)