'23-'24シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第21節(レバークーゼンvsバイエルン)



Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

今節は首位レバークーゼン(B04)のホームに乗り込んで対戦しました。
試合はバイエルンが0-3に首位レバークーゼンに敗れてしまい、
連勝がストップすると同時に首位レバークーゼンとの勝ち点差も
2から5に再び開いてしまいました。
※試合は現地時間2/10(土)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■ダニエル・ペレッツ(ケガ)
■ブナ・サール(ケガ)
■セルジュ・ニャブリ(ケガ)
■コンラート・ライマー(ケガ)
■キングスレー・コマン(ケガ)
■アルフォンソ・デイヴィス(ケガ)

さて試合の方ですが、
その前にDFLが認めた海外の投資家参入に反対するファンが抗議の為に
ピッチに円盤型のチョコレートやボールを大量に投げ入れる行為が見られ、
それらを回収するのに時間がかかり、約10分キックオフが遅れます。
関係ないところでややペースを乱されるかたちでキックオフとなりますが、
この日のバイエルンはレバークーゼンに合わせたのか、いつもの布陣とは
異なり4バックから3バックに変えて臨むことになります。
アウェイながら基本的にバイエルンがボールを保持する様相ですが、
レバークーゼンは前線からアドリ、ヴィルツ、テラの3人がハイプレスを
仕掛けてバイエルンのビルドアップを阻んできます。

そんなプレッシャーもあり、前半11分にはウパメカノのパスミスから
アドリにこの日最初のシュートを打たれてしまいますが、
幸いにもこれは守護神ノイアーの正面となりバイエルンは自ら招いてしまった
ピンチを免れます。
バイエルンも前半13分にレバークーゼン陣内右サイドでケインとザネと
パヴロヴィッチの連動したプレスからインターセプトに成功すると、
中央部に切れ込んだザネからPA手前ながらフリーで飛び込んできたゴレツカに
パスが渡ると右足でダイレクトにシュートを放ちますが、
コレはフカしてしまいボールはクロスバーの上を越えていってしまいます。

序盤はボールを比較的支配しているバイエルンに対してレバークーゼンは
高い位置で奪って手早く前に運んだところにヴィルツ、テラ、アドリの
3人を絡めた速攻を仕掛けたい狙いが見て取れましたが、
中盤以降はレバークーゼンの速攻の切れ味がより増した感が出てきて、
前半18分にはバイエルンのハイラインの裏を突いた速攻からアドリに
飛び出されノイアーと1vs1になりかけますが、ここはキム・ミンジェや
ウパメカノ等スピードのあるCBが追いついてスローインに逃れます。
しかし、この直後レバークーゼンの素早いリスタートにバイエルン守備陣が
ついていけず、左サイドでスローインを受けたアンドリッヒがゴール前に
送った低空クロスがウパメカノの股を抜いて更にゴール前通過した後、
逆サイドでフリーだった元FCBのスタニシッチがダイレクトに流し込んで
0-1とレバークーゼンが先制します。

逆に先制されたバイエルンとしては、前半の内にレバークーゼンに
追いつきたいところではありますが、レバークーゼンの前線から中盤まで
連動したハイプレスにより出し手も受け手も制限をつけられてしまい、
逆に前線のザネ、ムシアラ、ケインが仕事をする場面がほとんど
見受けられません。
レバークーゼンのプレッシングは、監督であるシャビ・アロンソが現役時代
ペップ政権下のバイエルンでプレーしていたこともあり、
複数人で取りにかかるシーンが多々見られ、これもバイエルンがボールを
前に押し出せない一因にもなっています。
また、バイエルン陣内ゴール前でのセットプレーからバイエルンが
インターセプトしたとしても速攻を繰り出す前にレバークーゼンの
帰陣が早く、バイエルンはカウンターの糸口すら見つけられない状態です。

結局終盤になってもレバークーゼンの運動量が落ちることはなく、
それでも時折バイエルンがレバークーゼン守備陣の裏を取ることは
あったものの、試合は動かず前半はレバークーゼンリードで終了します。
後半へ続く…。

さて後半。
選手交代なし等目に見えて変化させてきたことはなさそうなバイエルン
ではありましたが後半5分、センターサークル付近でレバークーゼンに
インターセプトを許すとこぼれ球を拾ったテラからパスを受けた
グリマルドがドリブルでバイエルンのDFラインを下げさせ、
テラに返したところ裏へ飛び出したところにテラから返しのスルーパスが
出てきてこれをどフリーで受けたグリマルドがそのままPAへ侵入して
1vs1となった守護神ノイアーとの対決を制してゴール。
同点に追いつきたいバイエルンに対して逆にレバークーゼンが0-2と
バイエルンを引き離します。
やはりバイエルンのプレーは安定せず、後半9分にレバークーゼンの
攻撃を防いで自陣ゴール前からのクリアを試みるもゴレツカの手に
当たってしまってVARにかけられる等チグハグしています。
※前半にもDFのポジションがカブることがありました。

中盤になってよぅやくバイエルンが動きます。
ウパメカノの代えてキミヒ、更にパヴロヴィッチに代えてミュラーを
投入し、ここでバイエルンのシステムが4-2-3-1に戻ります。
しかし、ここでも大きく状況が変わることはなく、やはりハイラインの
裏を突かれてテラやヴィルツ等レバークーゼンの前線の選手のスピードを
生かしたスペースへの飛び出しへの対応に苦労してばかりであり、
おそらくパスワークではバイエルンに分があるでろうとしても
レバークーゼンのプレスに対してシュートすら打てていない現状を
打破する為、今度はゴレツカに代えてマティス・テルを投入し、
更に攻撃のコマを増やしますが、ここでも大きな効果は表れてきません。

そうこうしている内に試合はバイエルンが2点ビハインドのまま終盤へ。
実況でも言われていましたが、小細工ながら色々手を尽くすも
レバークーゼン守備陣を崩すには至らないバイエルンはムシアラに
代えてチュポ=モティング、ボエに代えてゲレイロを投入。
一方のレバークーゼンは前線のアドリに代えてホフマンを投入します。
最後の交代枠を使い切ったバイエルンはマズラウィが左に残ったままで
ゲレイロを右に据える???な布陣ではありますが、
ゴール前にクロスを放ってからのフィニッシュを試みるシーンが
増えてもレバークーゼンにハイボールでも対応され、
決定的なシュートを放つには至りません。
逆に相変わらずレバークーゼンにインターセプトされてからの
カウンターを受けるシーンがあり、試合の流れを変えることができません。
そしてレバークーゼンはこの日のプレーに貢献したグリマルドに
代えてプエルタを、更にヴィルツに代えてフロジェクを投入して
余裕を見せます。

後半A/Tに左サイドでCKを得たバイエルン。
最後に1点だけでも返せるチャンスではあり守護神ノイアーもゴール前
まで上がってきましたが競り合った際に転倒してしまい、
更にはボールをレバークーゼンに弾き返されカウンターを喰らう最悪な
展開となってしまいます。そのレバークーゼンはこぼれたボールを
タプソバが前で待っていたフリンポンに渡すと、フリンポンがドリブルで
手薄なバイエルン陣内を持ち上がると追いついたバイエルンDF陣の寄せに
一時は右サイドタッチライン際に追いやられるも、遠い位置からでしたが
右足を振り抜くとボールはゴールは収まり、
最後の最後でレバークーゼンが0-3として試合は終了。
バイエルンとしては最高のプレーができたとは思いませんが、この日の
試合はレバークーゼンに対して完敗と言わざるを得ないでしょう。

でも、勝ち点差がより開いたからといってシーズンはまだ13試合
残っており、展開次第によっては順位が逆転する可能性もある為、
諦めずに戦うことが大切だと思ひます。

戦績:16勝2分3敗(勝ち点:50)
得点:59/失点:22
順位:2位

ゴール

▼バイエルン

ゴールなし

▼レバークーゼン

前半18分:スタニシッチ
後半5分:グリマルド
後半45(+5)分:フリンポン

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:ウパメカノ、ダイアー、キム・ミンジェ
MF:マズラウィ、パヴロヴィッチ、ゴレツカ、ボエ
ST:ザネ、ムシアラ
FW:ケイン

▽交代
ウパメカノ→キミヒ、パヴロヴィッチ→ミュラー、ゴレツカ→マティス・テル、ボエ→ゲレイロ、ムシアラ→チュポ=モティング

イエローカード:ボエ(累積1枚目)、ゴレツカ(累積2枚目)

監督:トーマス・トゥヘル

○レバークーゼン

GK:フラデツキ
DF:タプソバ、ター、インカピエ
MF:スタニシッチ、ジャカ、アンドリッヒ、グリマルド
ST:テラ、ヴィルツ
FW:アドリ

▽交代
テラ→フリンポン、アドリ→ホフマン、グリマルド→プエルタ、ヴィルツ→フロジェク

監督:シャビ・アロンソ

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?