'24-'25シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第16節(メングラvsバイエルン)


Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

約3週間のWBを経て再開された今節は日本人選手の板倉滉と福田師王擁する
メングラ(BMG)のホーム、ボルシア・パークに乗り込んで対戦し、
1-0とケインのPKでGETした虎の子の1点を守り抜いたバイエルンが
2025年最初の試合を勝利して前節に続いて国内リーグ2連勝としました。
※試合は現地時間1/11(土)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■伊藤洋輝(ケガ)
■ヨシップ・スタニシッチ(ケガ)
■ジョアン・パリーニャ(ケガ)
■サシャ・ボエ(ケガ)
■ダヨ・ウパメカノ(出場停止)
■ダニエル・ペレツ(腎臓損傷?)
■ジャマル・ムシアラ(風邪?)

さて試合の方ですが、
WB中にコマンやニャブリ等数人の選手が復帰したものの、年が明けて新たに
ペレツやムシアラが離脱してしまったバイエルン。
最終ラインもここまでCBとしてチームの守備を支えてきたウパメカノが
今節はサスペンションで出場停止となり、このポジションはダイアーが
埋めることになります。
そんな立ち上がりですが、アウェイながらバイエルンがいつも通りボールを
キープして試合のイニシアチヴを握ると、巧みなパス&ムーヴでライン全体が
メングラ陣内へ侵入するまで押し上げ、相手の守備の綻びを探しつつ、
崩しのスイッチを入れるタイミングを伺うといふ出方となります。

前半15分には右サイドでパスを受けたライマーがタッチライン際で待つ
オリーセにパスを出すと自身はハーフスペースをオーヴァーラップし、
オリーセからのスルーパスを受けてPA内へ侵入するとゴール前へクロスを送り、
これを受けたミュラーが左足でダイレクトに合わせるも力なく終わり、
GKニコラスにセーヴされてしまうシーンがありましたが、それでも試合を
通してメングラの守備陣は自陣ゴール前で非常にタイトなブロックを作って
バイエルン攻撃陣が崩しの局面で自由に動けるスペースを潰しており、
バイエルンにとっても攻撃時我慢の必要な展開であることが想像されます。

前半19分、バイエルンが右サイドでCKを得ると、ショートコーナーとして
オリーセがゴール前にクロスを送るも、相手守備陣のブロックにより逆サイドに
流れてしまったボールをミュラーがザンダーとの競り合いを巧みなタックルに
よりマイボールとして再びゴール前にクロスを送ると、
これはクラインディーンストが頭でブロックするもセカンドボールを拾った
ゴレツカがブロックに入ったエルヴェディを巧みにかわすと左足でシュートを
放ちますが、これは残念ながら枠外となってしまい、バイエルンはこの試合
最初の決定機を外してしまいます。

更に前半23分、バイエルンはメングラ陣内左サイドを侵攻して相手守備陣を
引きつけると、ボールを一気に右サイドへ展開してバイタルエリアへ侵攻します。
大外でパスを受けたライマーからハーフスペースでフリーのキミヒがパスを
受けると、中央部をスッとゴール前まで上がってきたミュラーめがけて
スルーパスを送るとこれをミュラーがダイレクトに左足で合わせますが、
この決定的なシュートをGKニコラスが巧みにブロックしてバイエルンの先制とは
なりませんでした。チャンスを逃したミュラーは頭を抱えるほどでした。

また、終盤前半37分にはバイエルンがメングラからインターセプトした直後
速攻を繰り出し、キミヒがドリブルで相手陣内を持ち上がり、右サイドで
フリーのミュラーへ預けると、ミュラーからゴール前へクロスが送られると、
これをザネが左足で合わせるもメングラDF陣にブロックされこれもバイエルンの
得点とはなりませんでしたが、実はこの後のプレーでPA内をこぼれていたボールを
ヴァイグルが大きくクリアするもすぐ前にいたライツの顔面に当たりそうになり、
(おそらく)これを防ごうとしたライツが顔を手で覆ったところ手に当たって
事なきを得ます。
しかし、このプレーがハンドだと間近で見ていたキミヒを中心にバイエルンの
選手達が猛抗議しますが判定はPKとはならず流れてしまいます。
確かに手が胴から離れた状態で、手でボールに触れた為明らかにハンドでしたが
おそらく身を守る為やむなしと判断されたのでしょう…しっくりきませんが。
そんなこんなで前半はバイエルンがメングラを押せ押せ状態ではありましたが
結果的に両チーム無得点に終わります。
後半へ続く…。

さて後半。
メングラは前半でも同じような戦法を取っていましたが、マイボールとすると
できるだけ前線でターゲットになるクラインディーンストめがけて
ロングボールを送って何とかしようとしており、立ち上がりの4分にバイエルン
陣内右サイドでボールを持つと、ライツからゴール前へアーリークロスが
送られるとファーサイドでダイアーのマークをかわして巧みにフリーになった
クラインディーンストがジャンピングヘッドを放ちますが、
これはバイエルン的に運良くボールがクロスバーを越え試合はまだ動きません。

対するバイエルンは後半7分、自陣でメングラのプレスを受けるも右サイドで
ボールを持ったミュラーが相手のプレスを喰らいながらも巧みに相手に
ボールをラインアウトさせマイボールのスローインとすると、
既にスペースへ飛び出していたオリーセめがけてスローインを実行。
これを受けたオリーセがメングラ陣内右サイドを独走してPA手前まで達すると
相手守備陣のマークが追いついてきたこともあり、中央をフリーで上がってきた
ザネへラストパスを送ります。
パスを受けたザネがPA外ながらフリーで強烈な左足のシュートを放ちますが、
これはGKニコラスがブロックしてここでもバイエルンの先制とはなりません。
しかし、バイエルンの攻撃は左サイドにゃあデイヴィスとザネの
スーペルカーコンビがいますが、右サイドのオリーセとライマーのコンビ…
オリーセが大外でボールを持つとライマーがハーフスペースをフリーランして
スペースへ飛び出すプレーが度々見られ、コワさというのはこちらの方が
上のような気がしますな。

中盤になるとバイエルンはミュラーに代えてコマンを投入、
それまで左サイドにいたザネが中央に移り、コマンは左サイドに入ります。
一方、メングラはプレアに代えてシュテーガー、そしてハックに代えて
ネッツを投入します。
そして後半21分、メングラの攻撃を耐えたバイエルンは自陣でパスを受けた
デイヴィスがスピードを生かしてドリブルで持ち上がり、メングラ陣内へ
侵入すると中央でパスを受けたザネがすぐさま相手守備陣に囲まれ
身動きが取れなくなりますが、何とかボールをキープすると左右を流れた
ボールが左サイドのタッチライン際でコマンへ渡ると、
コマンがカットインからゴール前へクロスを送り、これを受けたオリーセが
ゴールを目の前にするとたまらずメングラ守備陣が寄せを試みるも、
ウルリッヒがオリーセを倒してしまい、バイエルンがPKを獲得します。
これをハリー・ケインが冷静にGKニコラスの飛んだ逆方向を突いて
ゴールを決め、1-0と遂にバイエルンが先制します。
この後バイエルンはザネに代えてニャブリを投入します。

さぁ、試合も終盤に入ってバイエルンがリードながら最少得点差でもある為
メングラの追撃がコワいところがあることから尚もバイエルンが試合を
支配して追加点目指してメングラを押す展開が続きます。
後半34分には相手陣内左サイド、PA付近でボールをキープしたコマンが
ハーフスペースをフリーで飛び出したニャブリへスルーパスを送ると、
角度の厳しいところからニャブリが左足を振り抜きますが、ここは残念ながら
ボールがラインを割ることはなくゴール前を流れてしまいます。
一方これで希望が出てきたメングラはバイエルン陣内へ攻撃を仕掛け、
右サイドでCKを得るとここでもクラインディーンストめがけて上げられ、
再びクラインディーンストが頭でとらえますがこれもボールはクロスバーを
越えてゴールとはならず、バイエルンリードは変わりません。
ここでメングラはザンダーに代えてチュバンチャラ、更にスカリーに
代えてライナーを投入します。

バイエルンは後半43分にメングラのCKからマイボールとするとカウンターを
発動し、ニャブリがドリブルでメングラ陣内バイタルエリアまで持ち上がり、
最後は左サイドをフリーで上がってきたデイヴィスに渡し、
デイヴィスがフリーで放ったシュート、そしてA/TにもメングラDF陣の裏へ
抜け出したニャブリがフリーで放ったシュートもGKニコラスのセーヴに
遭ってしまい追加点を奪うことはできませんでしたが、
相手に失点を許すこともなく試合は1-0のまま終了しバイエルン勝利で終えました。

戦績:12勝3分1敗(勝ち点:39)
得点:48/失点:13
順位:首位

★ゴール

▼バイエルン

後半23分:ハリー・ケイン(PK)

▼ボルシア・メンヘングラッドバッハ

ゴールなし

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:ライマー、ダイアー、キム・ミンジェ、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:キミヒ、ゴレツカ
OMF:オリーセ、ミュラー、ザネ
FW:ハリー・ケイン

▽交代
ミュラー→コマン、ザネ→ニャブリ

イエローカード:キム・ミンジェ(累積2枚目)、

監督:ヴァンサン・コンパニ

○ボルシア・メンヘングラッドバッハ

GK:ニコラス
DF:スカリー、板倉滉、エルヴェディ、ウルリッヒ
CMF:ザンダー、ヴァイグル
OMF:ライツ、プレア、ハック
FW:クラインディーンスト

▽交代
プレア→シュテーガー、ハック→ネッツ、ザンダー→チュバンチャラ、スカリー→ライナー、ウルリッヒ→福田師王

監督:ジェラルド・セオアネ

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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