'24-'25シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第9節(バイエルンvsウニオン・ベルリン)
Guten Tag!!!
我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。
今節はウニオン・ベルリン(FCU)をアリアンツ・アレーナに迎えて対戦、
結果的にウニオンを3-0で破ったバイエルンは国内リーグ3連勝で首位堅持。
※試合は現地時間11/2(土)に開催されました。
バイエルンの欠場者は以下の通りです。
■伊藤洋輝(ケガ)
■ヨシップ・スタニシッチ(ケガ)
■サシャ・ボエ(ケガ)
■アレクサンダル・パヴロヴィッチ(ケガ)
さて試合の方ですが、
バイエルンがキックオフと同時にボールを我が物として保持しながら、
最終ラインをハーフウェー付近まで上げつつパスを繋いてウニオン陣内への
侵攻を試みるプレーから入りますが、それに対してウニオンは積極的な
ハイプレスでバイエルンのビルドアップを阻むとそこからバイエルン陣内の
広大なスペースをカウンターで逆に侵攻するも追いついたバイエルンの
DF陣が対応するといった構図が序盤から見られます。
しかし、試合開始から5分も経つとウニオンの速攻をかわし切ったバイエルンが
巧みなパス&ムーヴでウニオンもプレスを回避しだすとジワジワと相手の
ラインを下げさせ、やがて最終ラインまで下がったキミヒ、ウパメカノ、
キム・ミンジェの3人がウニオン陣内に侵入するハーフコートゲームを
展開します。
今季のバイエルンの特徴としては、中盤のキミヒがビルドアップ時最終ライン
まで下がるのはこれまでと同様なのですが、ウパメカノとキム・ミンジェの
間に割って入るのではなく3CBの右の位置に下りてパスの起点となっている
ことであります。
そして、前半13分にウニオン陣内へ侵攻したバイエルンが左サイドでCKを
得ると、ボールはファーサイドへ流れるもこれを右サイドから中央を
経由して左サイドに戻したボールを、パサーのキミヒを追い越すかたちで
スペースへ飛び出したオリーセがドリブルでPA内への侵攻を試みると、
ブロックを試みたホラーバッハがオリーセに対するファウルを犯して
しまったことでバイエルンにPKが与えられます。
これをハリー・ケインがGKルノウの読みをものともせずゴール左下隅に決めて、
1-0とホームのバイエルンが先制します。
バイエルンの相手守備に対する崩しのアプローチとしては、両ワイドの
コマンとオリーセ、そして両SBであるデイヴィスとゲレイロ等の連携を
絡めたサイドアタックと、ムシアラが中盤まで下りてパスを受け、
独力突破もしくはハリー・ケイン等との連携からウニオン守備陣の突破を
試みるといった感じであります。
もちろん、パヴロヴィッチ負傷離脱を受けてスタメン起用されている
ジョアン・パリーニャも巧みな足技を持っており、巧みにビルドアップに
参加するシーンが度々見られます。
しかし、前半の中盤はバイエルンがウニオンを押し気味に試合を進めるも
ウニオンの巧みな守備によりバイエルンは追加点を奪えず、
逆に終盤になってウニオンがボールを保持しだすとバイエルンの守備陣形が
整う前にバイエルンゴール前まで侵攻、前半32分には左サイドの
ホラーバッハのドリブルからゴール前にクロスを送ると、これはウパメカノが
頭で弾き返すも運悪くキミヒに当たって逆に跳ね返ったボールがPA内の
シーバチュの足元に転がると、これをシーバチュが振り向きざまに放った
シュートを守護神ノイアーが至近距離ながらクロスバー上にそらすことに
成功してバイエルンがピンチを免れます。
そして前半43分、バイエルンは左サイドでパスを受けたデイヴィスが
トリンメルのマークをかわしてスペースへ抜け出るとウニオン陣内
左サイドをドリブルで持ち上がります。
更にデイヴィスから中央部で待つハリー・ケインへ低空クロスが送られると、
これをケインがワンタッチでハーフスペースへ抜け出していたコマンへ
スルーパスを送ると、これを巧みに受けたコマンがGKルノウと1vs1となり、
至近距離ながら右足でファーサイド側のネットを揺らすシュートを放ち、
2-0としてウニオンを引き離して前半は終了します。
後半へ続く…。
さて後半。
バイエルンボールでキックオフされるも、一旦守護神ノイアーまでボールを
下げ、ノイアーからロングボールがウニオン陣内右サイドに送られたところ
これを奪い返してウニオンがバイエルンのプレスをものともせず前に運んで
左サイドで裏抜けしたホラーバッハへ繋ぐと、これはウパメカノが対応して
ウニオンのスローインになりながらも一旦プレーを切ります。
トリンメルのロングスローから一気にバイエルンゴール前にボールを運ぶと
ゴール前の混戦から最後はフォクト?がシュートを放ちますが、これは
ブロックされて再びボールはラインアウトしてプレーが切れます。
しかし、この時PA内でバイエルン側にハンドがあったとウニオン側から
アピールがありましたが、ビデオ映像をよく見るとウニオン選手の手に
当たっているように見えました…しかも、胸に当たりそうなところを
手に当てており、結果的にハンドにはならないのではないかと…。
一連のプレーの後、ウニオンの攻撃を防ぎきったバイエルンが今度は
反撃に出て再びライン全体を押し上げてウニオン守備陣をゴール前に
釘付けにすると後半6分、ボールを右サイドから左サイドに振って
相手のブロックを揺さぶると、キミヒがサイドチェンジのロングパスを
右サイドのゲレイロに送ります。
そしてゲレイロからゴール前にクロスが送られると、これを中央で
ケインが触れようと?したところボールはファーサイドに流れますが、
ここにフリーでいたコマンが返しのクロスを送り、
改めてフリーのケイン(と同時に詰めていたムシアラ)がゴールへ
流し込んで3-0とバイエルンが更にリードを広げます。
※ムシアラとのツインシュートみたくなりましたが、記録はケインの
ゴールのようです。
中盤に差し掛かった頃にウニオンはホラーバッハに代えてフェルテセン、
そしてシーバチュに代えてシュカルケを投入します。
ただ、ウニオンの交代策に全く動じることはないバイエルンは今まで通り
タッチ数少なく巧みにポジションも変えながらのパス&ムーヴを駆使して
ウニオンを押し込みますが、中盤以降になるとさすがに交代策を用い、
オリーセに代えてザネ、そしてパリーニャに代えてダイアー、そして
キム・ミンジェに代えてゴレツカを投入します。
一方、ウニオンはチョン・ウヨンに代えてハベラー、そしてケムラインに
代えてシェーファーを投入します。
バイエルンは更に終盤に差し掛かるとムシアラに代えてミュラーを投入。
試合終盤になるとバイエルンはデイヴィスに代えて若手のアズヌを、
一方のウニオンはフォクトに代えてルシヨンを投入し、お互いにこの試合の
交代カードを使い切ります。
後半40分にはウニオン陣内左サイドでバイエルンがコマン?のスローイン
からアズヌがワンタッチで巧みにケインへ流して相手の守備網を突破、
PA角付近からケインがグラウンダーのシュートを放つもゴール左へ
それていったのは残念でしたが印象的なプレーではありました。
また、後半43分には3点目同様、左サイドにウニオン守備陣を引きつけて、
そこから中央を経由して右サイドへ展開した後、ゲレイロがゴール前へ
クロスを送ると、これはウニオンDF陣に頭で弾かれますが、
こぼれ球をコマンがダイレクトヴォレーで合わせて強烈なシュートを
放つもこれはGKルノウがナイスセーヴでブロックに成功します。
更に後半45分にはゲレイロのラストパスを受けたザネがシュートを放つも
これもGKルノウのブロックされると試合終了間際、ウニオンが猛攻を
仕掛けアグレッシヴに前進してくるとバイエルン陣内PA内左サイドで
パスを受けたフェルテセンが至近距離からシュートを放つもこれは
守護神ノイアーがブロックしてピンチを免れ、しかもこのプレーは
オフサイドであったとして最終的にバイエルンはウニオンを完封で
撃退しました。
戦績:7勝2分(勝ち点:23)
得点:32/失点:7
順位:首位
ゴール
▼バイエルン
前半15分:ハリー・ケイン(PK)
前半43分:コマン
後半6分:ハリー・ケイン
▼ウニオン・ベルリン
ゴールなし
■出場メンバー
◯バイエルン
GK:ノイアー
DF:ゲレイロ、ウパメカノ、キム・ミンジェ、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:キミヒ、ジョアン・パリーニャ
OMF:オリーセ、ムシアラ、コマン
FW:ハリー・ケイン
▽交代
オリーセ→ザネ、ジョアン・パリーニャ→ダイアー、キム・ミンジェ→ゴレツカ、ムシアラ→ミュラー、デイヴィス→アズヌ
イエローカード:
監督:ヴァンサン・コンパニ
○ウニオン・ベルリン
GK:ルノウ
DF:ドゥキ、フォクト、レイテ
MF:トリンメル、ケムライン、ケディラ、ケアフェルト
ST:ホラーバッハ、チョン・ウヨン
FW:シーバチュ
▽交代
ホラーバッハ→フェルテセン、シーバチュ→シュカルケ、チョン・ウヨン→ハベラー、ケムライン→シェーファー、フォクト→ルシヨン
監督:ボー・スヴェンソン
では、Tschuess!!!(V)o\o(V)