'23-'24シーズン チャンピオンズリーグ準決勝1stレグ(バイエルンvsレアル・マドリー)
Guten Tag!!!
我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。
準決勝に進出したチャンピオンズリーグ。
バイエルンの次なる相手はチャンピオンズリーグ最多優勝回数を誇る
レアル・マドリー(ARS)ですが、ホームであるアリアンツ・アレーナにて
行われた一戦は2-2のドローに終わり、強さと歴史と伝統を併せ持つ
両チームに相応しく、まさに五分五分の結果に終わったように思います。
※試合は現地時間4/30(火)に開催されました。
バイエルンの欠場者は以下の通りです。
■ブナ・サール(ケガ)
■サシャ・ボエ(ケガ)
■キングスレー・コマン(ケガ)
■マタイス・デ・リフト(ケガ)
さて試合の方ですが、
バイエルンのゴール裏はサポーターが"KAISER FRANZ"と、故ベッケンバウアー氏を
大きくコレオに掲げ、チームへの後押しとしては十分なくらいバックからオーラを
送ってチームを鼓舞してくれています。
そんなキックオフ直後から1分も経たないタイミングでバイエルンが早速好機を
演出します。自陣左サイドでボールをキープすると、ゴレツカから縦パスを受けた
マズラウィがドリブルでタッチライン際を上がるとバイタルエリアで待つ
ケインへパスを送り、パスを受けたケインが左HSで裏へ飛び出す動きを見せる
ザネめがけてワンタッチパスを通すとこれがザネに渡り、PA内に侵入したザネが
フリーでシュートを放つもこれはGKルニンが伸ばした左足でブロックし
バイエルンの先制とはなりません。
バイエルンは前半7分にもマドリーのビルドアップを高い位置へ上がってきた
キム・ミンジェがカットするとここからショートカウンターを発動し、
パスを受けたケインが左HSを裏抜けしたザネめがけてスルーパスを送ります。
パスを受けたザネは中央をライマーが上がってきていましたが、シュートを選択して
左足を振り抜くもボールはクロスバーの上を越えていきます。
更に前半12分には巧みなパス&ムーヴで右サイドを攻略すると、エンドライン際で
ミュラーがマイナスのクロスを送るとフリーでパスを受けたムシアラがシュートを
放つもこれもクロスバーの上を越えてしまいます。
この前にもケインがシュートを放つ場面があり、序盤はバイエルンが巧みに試合の
イニシアチヴを握ってハーフコートゲームを展開します。
しかし、それまでバイエルンに押され気味であったマドリーは、
前半15分を過ぎてからクロースを中心に落ち着いてボールキープして組み立てよう
ていう姿勢が見られ、次第にバイエルンを自陣に押し込むと前半24分、
ライン後方でそのクロースがボールを持つと前線でヴィニシウスが下りてきて
対峙するキム・ミンジェを吊り出すと、そこにできたスペースめがけてクロースから
スルーパスが送られるとヴィニシウスが巧みに飛び出してパスを受けます。
そして守護神ノイアーと1vs1となったヴィニシウスが右足で落ち着いてゴール右下へ
流し込み、劣勢であったはずのマドリーが0-1と先制します。
バイエルンはキム・ミンジェが積極的に上がって守備をしていましたが、
そこが裏目に出ちゃったかたちとなります。
アレはノイアーに飛び出せと言われても逆に無理な展開だったと思ひます。
トゥヘル監督の激もあって、終盤になると同点に追いつきたいバイエルンが再び
ボール支配率を高めてマドリーゴールへの攻撃を試みますが、ムシアラのドリブルから
ナチョのファウルを誘って中央部PA手前で得た前半43分のFKはケインが直接狙うも
ボールは左ポストの更に左へ外れていってしまいます。
そんなこんなでホームアドヴァンテージを利用して、立ち上がりから試合の主導権を
握ってマドリー相手に押し気味に戦ったバイエルンですが、結果的にマドリーに対して
ビハインドというかたちで前半を終了します。
後半へ続く…。
さて後半。
バイエルンはゴレツカに代えてラファエル・ゲレイロを投入し、
また前半は左サイドだったザネを右に、右サイドだったムシアラを左へ移します。
ここで何とか同点に追いつきたいバイエルンではありますが、
またしてもマドリーがチャンスを演出します。後半6分、右サイドでキミヒからパスを
受けたザネがカットインによるドリブル突破を試みるもクロースとロドリゴに囲まれ、
止められると飛び出したナチョに奪い返されてしまいます。
マドリーがここからカウンターを発動するとヴィニシウスのドリブルからバイエルン
陣内へ侵入すると、PA手前でパスを受けたベリンガムが左HSをフリーで上がってきた
クロースへパスを送ります。
これをクロースがダイレクトに右足で放ったシュートを守護神ノイアーが巧みに
弾き出し、バイエルンはピンチを免れます。
そしてピンチを乗り切って勢いに乗ったバイエルンは後半8分、
自陣左サイドでの組み立てから内側でパスを受けたライマーがドリブルで前進して
スペースを駆け上がり、右サイドへ大きく展開しザネへパスを送ります。
パスを受けたザネがカットインでダイアゴナルにゴールめがけて駆け上がると
サイドチェンジにより手薄なマドリー守備陣のスペースを突いてPA内へ侵入、
シュートコースを見出すとファーサイドではなくニアサイド側のコースを突いて
左足を振り抜くとボールはゴールに突き刺さり、バイエルンが1-1の同点に
追いつきます。
バイエルンは更に後半11分、右サイドでキム・ミンジェからの縦パスを受けた
ミュラーがクロースのチェックをかわしつつスペースへ抜け出るとドリブルで運んで
マドリーのラインを下げさせ、左サイドでフリーのムシアラへパスを送ります。
そしてパスを受けたムシアラがドリブルでPA内へ侵入するとたまらずルーカス・
バスケスがムシアラの足を蹴って倒してしまい、バイエルンがPKを獲得します。
これをケインが冷静にGKルニンの動きを見ながらルニンが反応した方向とは
逆の左へゴールを決めて、2-1と同点から5分も経たずにバイエルンが逆転します。
今度は逆にビハインドを負って追いつきたいマドリーが主導権を握って
バイエルン陣内へ攻め入るケースが増えてきます。
後半18分にクロースがマンディめがけて送ったロングパスが何故かブロックに
向かったミュラーの後頭部に当たる珍プレー?が起きますが、
これは何事もなかったかのようにスルーされます。
ただ、ホームで大声援を受けて逆に引き離したいバイエルンも押される一方
ではありません。
後半21分には左サイドでパスを受けたマズラウィがムシアラとのワンツーで
スペースへ飛び出すとドリブルでPA内まで侵入しゴール前で待つケインへパス。
しかし、ケインのシュートはマドリーDF陣にブロックされ、CKとなるもこの
CKからキミヒが蹴ったボールを後方から飛び込んできたダイアーが強烈な
ヘディングシュートを放ちますが、これはGKルニンの正面となり無得点。
ここから終盤にかけてかなりバイエルンがマドリーを押し込む展開が続き
ますが、ここでは仕留めきれませんでした。
そして終盤になってマドリーはベリンガムに代えてモドリッチ、
更にクロースに代えてブライム・ディアスを投入します。
そして後半34分には左HSで巧みにキム・ミンジェのマークをかわして
スペースへ飛び出したヴィニシウスがモドリッチのスルーパスを受けて
今度は守護神ノイアーと対峙してシュートを放ちますが、ここはノイアーが
巧みにヴィニシウスとの距離を詰めてシュートブロックに成功します。
試合時間残り10分を切るとバイエルンはミュラーに代えてニャブリを
投入します。
そしてバイエルンリードのまま迎えた後半37分、
マドリーは最終ラインのチュアメニ右サイドへ動いたところに左サイドで
フリーのヴィニシウスめがけて大きく、大きく展開してロングパスを送ると
パスを受けたヴィニシウスがドリブルで仕掛けてバイエルンのラインを
下げさせ、PA内に侵入したところで右足アウトサイドのチョコンパスを
スペースへ飛び出したロドリゴへ送るとこれに対応しきれなかった
キム・ミンジェがロドリゴを倒してしまい、マドリーがPKを獲得。
これをヴィニシウスが守護神ノイアーが飛んだ方向とは逆を突いて
マドリーが2-2の同点に追いつきます。
その後バイエルンはザネに代えてデイヴィスを、そしてマドリーは
ロドリゴに代えてホセルを投入して両者残り時間で攻防を繰り返すも
最後までスコアは変わらず、両者譲らぬ戦いを見せた初戦は2-2の
ドローで終えて2ndレグへと続くこととなりました。
ゴール
▼バイエルン
後半8分:ザネ
後半12分:ケイン(PK)
▼レアル・マドリー
前半24分:ヴィニシウス
後半38分:ヴィニシウス(PK)
■出場メンバー
◯バイエルン
GK:ノイアー
DF:キミヒ、ダイアー、キム・ミンジェ、マズラウィ
CMF:ライマー、ゴレツカ
OMF:ザネ、ミュラー、ムシアラ
FW:ケイン
▽交代
ゴレツカ→ラファエル・ゲレイロ、ミュラー→ニャブリ、ザネ→アルフォンソ・デイヴィス、
イエローカード:マズラウィ(累積1枚目)、キム・ミンジェ(累積1枚目)
監督:トーマス・トゥヘル
○レアル・マドリー
GK:ルニン
DF:ルーカス・バスケス、リュディガー、ナチョ・フェルナンデス、マンディ
MF:フェデ・バルベルデ、チュアメニ、クロース、ロドリゴ
ST:ベリンガム
FW:ヴィニシウス
▽交代
ナチョ→カマヴィンガ、ベリンガム→モドリッチ、クロース→ブライム・ディアス、ロドリゴ→ホセル
監督:カルロ・アンチェロッティ
では、Tschuess!!!(V)o\o(V)
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