'24-'25シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第2節(バイエルンvsフライブルク)


Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

今節は日本代表堂安律擁するフライブルク(SCF)をホームに迎え対戦、
フライブルクの堅守に攻めあぐねたバイエルンではありましたが2-0で勝ち、
更には途中交代で出場したトーマス・ミュラーがクラブ・レジェンドである
ゼップ・マイヤーの持つ公式戦最多通算出場試合数を抜いて710試合に
出場したメモリアルな一戦となりました。
※試合は現地時間9/1(日)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■ダニエル・ペレッツ(ケガ)
■伊藤洋輝(ケガ)
■ヨシップ・スタニシッチ(ケガ)
■アリヨン・イブラヒモビッチ(ケガ)

さて試合の方ですが、
開幕戦でボルフスブルクに何とか逆転勝ちでリーガにおいてコンパニ監督の下
初勝利を飾ったバイエルンは、adidas originalのロゴが映えるナイスな
デザインの3rdユニを纏い、何と中盤をパヴロヴィッチのシングルヴォランチと
した4-1-4-1の攻撃的布陣を組んでフライブルク戦に臨みます。
ただ、いざキックオフすると右SBでスタートした筈のキミヒがズィーっと
中盤に割り込んでくる偽SBと化してビルドアップに加わり、前線へのパス供給は
従来通りの安定感をもたらします。
また、右サイドから攻める時はキミヒは右SBに戻り、中盤の底にはオリーセ
だったりムシアラが下りてきてパヴロヴィッチをサポートする
システマティックなプレーが展開され、前線までボールが繋がるとそこには
ケインが一列下りてパスワークに参加し、時にニャブリやムシアラが彼を
追い越してフライブルク陣内バイタルエリアへ顔を出してチャンスを伺います。

ただ、序盤のバイエルンはパスワークは冴え渡るもなかなか相手ゴールを
脅かすようなシーンがなかったがしかし前半19分になると、
右サイドでタッチライン際に開き、"中盤の"キミヒからパスを受けたオリーセと
ポジションを入れ替えてハーフスペースに入ったニャブリが相手DFライン裏へ
飛び出してオリーセからのスルーパスを受けると一気にPA内へ侵入し、
ゴール前へクロスを送ります。しかし、ゴール前へ飛び込んできたムシアラは
相手DFのブロックに遭ってクロスを弾かれると、この前のプレーでニャブリに
スルーパスを送った後PA内に飛び込んできたフリーのオリーセがダイレクト
シュートを放つもこれはケインに当たって枠を外れてしまいます。
しかし、その後ゴールには繋がらなかったがオリーセやゲレイロがシュートを
放つシーンが増えてきて、バイエルンの攻撃陣がよぅやく暖まってきた感が
あります。

しかし、終盤に入ってその後も数回に渡ってバイエルンがフライブルク
ゴール前まで侵攻するシーンがあるものの、フライブルクもグリフォや堂安等
攻撃的な選手達が自陣ゴール前まで戻っての献身的な守備もあって
バイエルンにとって決定的なシュートを放つシーンがない為、
やや攻撃に停滞感もあったりします。

ただ、前半35分に右サイドでキミヒが粘ってオスターハーゲと競りながらも
ボールをキープすると大外で待つオリーセへパスを通し、
そのオリーセからゴール前で待つケインへ向けてクロスを送るとこれを
ケインがマーカーのローゼンフェルダーと競り合いながらもヘディング
シュートを放つもこれを同時に跳んだローゼンフェルダーが頭に当ててCKへ
逃れます…が、この時ローゼンフェルダーが無意識に?広げた手にボールが
当たったと数分後にVARによってローゼンフェルダーのハンドと判定され、
バイエルンにPKが与えられます。
これをケインが冷静に、GKミュラーの動きを見ながら逆を突くシュートを
沈めてバイエルンが1-0と先制します。

バイエルンはこの直後反撃に出たいフライブルクに前がかりになって攻められ
ますが、自陣で右SBのキュプラーが逆サイドに出した横パスをニャブリが
巧みにカットするとそのままドリブルでPA手前まで持ち上がって左足で
シュートを放つも、下がりながらも守備に対応したリーンハートのブロックに
遭ってバイエルンは再び決定機を逸してしまいます。
終始フライブルク陣内へ攻め入り、逆に守備面ではフライブルクの攻撃に
稚拙さも加わって、ほとんど失点の心配がなかったバイエルンですが
結果的に前半は1点のみのリードで終了します。
後半へ続く…。

さて後半。
両チームともに選手交代なしで臨むことになりましたが、フライブルクの
キックオフで始まるも、バイエルンが前線からムシアラやオリーセを中心に
フライブルクを自由にビルドアップさせないハイプレスを仕掛けて
バイエルン守備陣として危険なシーンは前半に続きあまりないものの、
逆にバイエルン攻撃陣にとってもこの日守備は頑張っているフライブルクの
ブロックを崩す機会はほとんどなく、キム・ミンジェの前線へのスルーパスに
巧みに飛び出したと思われたニャブリもオフサイドディレイにヤられて
チャンスを逸してしまいます。
中盤に差し掛かる頃にバイエルンはマティス・テルに代えてコマンを、
そしてオリーセに代えてミュラーを投入します。
この出場でミュラーはバイエルンでの公式戦通算710試合目の出場となり、
クラブ・レジェンドであるゼップ・マイヤーの持つ709試合を更新しました。

開幕節はミュラー投入直後に同点に追いついたバイエルンでしたが、
この直後にフライブルクがチャンスを得ると後半15分、
バイエルン陣内左サイドでリーンハートから縦パスを受けたレールが
パヴロヴィッチとの入れ替わりにより前へ飛び出るもここはウパメカノが
ボールを蹴り返して一瞬はバイエルンボールになりますが、
このボールがなんとパヴロヴィッチに当たってこぼれ球がオスターハーゲの
足元に転がってしまいます。これを拾ったオスターハーゲがPA内に侵入し
シュートを放ちますが、ここはキム・ミンジェが足を出してシュートの
勢いを殺いであとは守護神ノイアーがボールを弾いて枠外に逃れます。
中盤に入るとフライブルクも流れを変える為、レールに代えてディンクチ、
そしてグリフォに代えてシャッライを投入します。

後半が始まってシュートはフライブルクが放った1本のシュートのみで
バイエルンは0本とリードはしているもののたったの1点ということもあり、
試合の流れがどちらでもないことを示しているもので、
終盤に差し掛かると再び交代策に動いたバイエルンはムシアラに代えて
ライマーを、そしてパヴロヴィッチに代えてパリーニャを投入します。
パリーニャは移籍後リーガ初出場となります。
そしてこの2人が入って数分後の後半33分、バイエルンは左右サイドに
ボールを回しつつボールを前進させ、フライブルク陣内右サイドで
ニャブリがパリーニャからのロングパスを受けるとゴール前で待つ
ミュラーめがけてロングパスを送ります。
PA内で待つミュラーに対して既にエッゲシュタインがついていましたが、
ミュラーはここで右足トラップにより方向を変えて巧みに相手の
マークをいなすと左足で地面に叩きつけるシュートを放ち、
これのブロックを試みたGKミュラーの手に当たってボールはゴールへと
収まり、ここにきてバイエルンが2-0と後半初めての?シュートで
リードを広げます。

この時試合時間はまだ10分以上はありましたが、フライブルクの
攻撃陣のプレーぶりとバイエルン守備陣のプレーぶりを見ると
一矢報いることすら難しそうな展開ではありますが、
ここでフライブルクはギュンターに代えてマケンゴを、そして
キュプラーに代えてオグブスを投入します。
それでもバイエルン陣内へ侵攻するのが精いっぱいのフライブルク
攻撃陣ではありましたが後半43分、ゴール前からロングボールを
送るとボールはキム・ミンジェに頭で弾かれますが、
自陣右サイドでボールをキープしたキミヒがゴール前を離れた
守護神ノイアーへ返しのパスを出したところ、芝の凹凸に当たって
ボールの勢いが殺がれ、これを拾ったシャッライがシュートを
放つもノイアーが巧みにセーヴして事なきを得ます。

後半A/Tも巧みにパスを繋いでボールをキープしつつ、更にウパメカノに
代えてゴレツカを投入して時間を経過させて試合を締めようとした
バイエルンですが、粘るフライブルクは試合終了間際に右サイドで得た
CKがファーサイドへ流れてこれを堂安が拾うと左足でシュートを
放ちますが、ボールはこれのブロックを試みたパリーニャの手に当たり
ハンドと判定されフライブルクにPKが与えられます。
しかし、これをキッカーのヘーラーがクロスバーの上を更に超えて
明後日の方向へ蹴ってしまい失敗するとそのまま試合は
バイエルン勝利で終了します。
…ん~、まだまだ未完成と思っちゃうバイエルンですが、次節を前に
一旦代表ウィークに入る為、そこで少しでも完成度を上げて欲しい
もんですな。

戦績:2勝(勝ち点:6)
得点:5/失点:2
順位:

ゴール

▼バイエルン

前半38分:ハリー・ケイン(PK)
後半33分:ミュラー

▼フライブルク

ゴールなし

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:キミヒ、ウパメカノ、キム・ミンジェ、ラファエル・ゲレイロ
CMF:パヴロヴィッチ
OMF:ニャブリ、オリーセ、ムシアラ、マティス・テル
FW:ハリー・ケイン

▽交代
マティス・テル→コマン、オリーセ→ミュラー、ムシアラ→ライマー、パヴロヴィッチ→パリーニャ、ウパメカノ→ゴレツカ

イエローカード:ウパメカノ(累積1枚目)

監督:ヴァンサン・コンパニ

○フライブルク

GK:F・ミュラー
DF:キュプラー、ローゼンフェルダー、リーンハート、ギュンター
CMF:オスターハーゲ、エッゲシュタイン
OMF:堂安律、レール、グリフォ
FW:ジュニオール・アダム

▽交代
レール→ディンクチ、グリフォ→シャッライ、オスターハーゲ→ヘーラー、ギュンター→マケンゴ、キュプラー→オグブス

監督:ユリアン・シュスター

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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