'24-'25 チャンピオンズリーグ リーグフェーズ第2節(アストンビラvsバイエルン)


Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

'24-'25シーズン新フォーマットによるUEFAチャンピオンズリーグ。
先だって8/29に行われた組み合わせ抽選により、リーグフェーズではPSG、
バルセロナ、ベンフィカ、シャフタル・ドネツク、ディナモ・ザグレブ、
フェイエノールト、ブラティスラヴァ、アストンビラとの対戦が
決まったバイエルンは第2節でイングランドのアストン・ビラ(AVL)の
ホーム、ビラ・パークに乗り込み、結果0-1で敗れてしまいました。
※試合は現地時間10/2(水)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■伊藤洋輝(ケガ)
■ヨシップ・スタニシッチ(ケガ)
■サシャ・ボエ(ケガ)

さて試合の方ですが、
アストンビラとは'81-'82シーズンUEFAチャンピオンズカップ決勝以来の
対戦(バイエルンは敗戦)となるようで物凄く久しぶりのようで相手の出方が
分からないところがありますが、相手の監督が過去PSGやビジャレアルでも
対戦したウナイ・エメリていうこともあり、バイエルンは警戒を怠らず、
しかしいつものように支配的に試合を進めるが如く、立ち上がりから
ボールを保持してビラ陣内への侵攻を試みます。
逆にウナイ・エメリ監督がいてバイエルンを知っているアストンビラは
基本的には引いてコンパクトにブロックを作ってバイエルンの攻撃に
備えるといったように映ります。
そのバイエルンは前半7分にビラ陣内へ侵攻し相手ブロックをバイタル
エリアに封じ込めるとキミヒが後方から相手DFライン裏、ゴール前へ
ロングパスを送るとここに飛び出したケインがヘディングシュートで
合わせてビラゴールを襲いますが、これはGKマルティネスが足で止めて
残念ながらバイエルンの先制とはなりません。

バイエルンは前線の選手が裏を取る動きや中央のオリーセと右のニャブリが
ポジションを入れ替えつつ、更にはここにライマーも絡んで巧みに
相手守備陣のマークを外すフリーランをしながら崩しのスイッチを入れる
ところを探ります。
そして、バイエルンが押し気味に進める為にやや引き気味に対抗する
アストンビラは自陣からでもバイエルンからインターセプトしたら前線で
待つワトキンス目掛けてカウンターを狙って先制機を伺います。
その為、バイエルンとしてはワトキンスをマークするウパメカノのプレーが
重要になってきます。

中盤になってくると序盤はバイエルンに押され気味だったアストンビラが
次第にバイエルン陣内でプレーする時間も増えてきてバイエルン守備陣を
揺さぶると前半22分、バイエルン陣内で得たFKを左サイドでキープして、
パスを受けたディーニュがゴール前にクロスを送ります。
これをファーサイドでパウ・トーレスが競り勝って頭で浮かせたボールを
フィロジーンが巧みなポストプレーでキープするとフリーの
パウ・トーレスが左足でゴールへ流し込むとこれがネットを揺らし、
アストンビラが先制…したと思ひきや、最初のFKでバイエルンのDFライン
裏へ飛び出したラムジーがオフサイドであったというVAR判定により、
アストンビラのゴールは取り消されます。

この辺りからアストンビラも次第に前がかりになってハイプレスにより
バイエルンのビルドアップを潰そうとする動きが出てきた為に
バイエルンとしても相手の裏を取るチャンスが出てきたこともあって
前半30分には自陣右サイドのハーフウェー付近から相手DFラインの裏を
取ってフリーで抜け出したニャブリがドリブルからビラゴールを
目指してPA内へ侵入してシュートを放ちますが、戻ってきた相手DF陣の
プレスもあってシュートは枠を外れてしまいます。
中央部をフリーで上がってきていたケインが"パスをくれ!"と訴えて
いましたが、あまりスペースが空いてなかったような…?

バイエルンは終盤になって前半35分にもオリーセがPA外ながら強烈な
左足のシュートを放つもGKマルティネスの好セーヴもあってチャンスは
より多く演出しながらもビラの守備を崩すことはできず、
前半は両チームスコアレスに終わります。後半へ続く…。

さて後半。
バイエルンはコマンに代えてムシアラを投入して状況の打開を図りたい
ところであろうかと思われます。
ムシアラが入ることで中央に入り、ニャブリが左に回ってオリーセが
右に回る訳ではありますが、これによって中央と左、そして中央と右
どちらもポジションを入れ替えることができる為、パス&ムーヴを
繰り返す中で相手守備陣をより揺さぶることができるようになるのでは
ないかと思われました…が、ビラDF陣もこれに対抗してがっつり
スペースを埋めて対応します。

後半12分にはビラ陣内右サイドに相手守備陣を寄せたバイエルンが
左サイドに大きく展開、大外でパスを受けたニャブリからHSをスッと
飛び出してスルーパスを受けたデイヴィスがゴール前に上げたクロスに
フリーのオリーセがダイレクトに左足で合わせますが、これはブロック
されてしまい、ビラゴールが近いよぅで遠いです…。
この後中盤に差し掛かり、アストンビラはオナナに代えてバークリー、
そして…何と途中出場したベイリーに代えてマートセンを投入します。
バークリーはかつてモイーズ政権下のエバートンにいたバークリーですね。
一方のバイエルンはオリーセに代えてザネを投入します。
後半18~19分にはビラ陣内中央部でケインとのワンツーからスルスルっと
抜け出しを試みたムシアラの独力突破も有力ではありますが、
ザネがオリーセに代わって入ったことでサイドでの独力突破からの
崩しを期待したいところであります。

試合時間残り20分になるとアストンビラはワトキンスに代えてデュランを
投入します。
一方、ムシアラ投入とザネ投入で攻撃の停滞感を一掃したいバイエルン
ですが両サイドからの崩しや中央部でのワンツーからの崩しや後方からの
裏へのスルーパス等多彩なオプションを駆使してビラゴールを目指し
ますが、ここまで相手守備陣の集中した守備、位置取りのイイ守備の前に
シュートは放つものの決定的なものは少なく、ちと攻めあぐねている感は
拭えないように映ります。

そして終盤に入って後半34分、自陣でバイエルンのFKを最終的に
GKマルティネスがキャッチングして守り切ると、マルティネスからの
パスを受けたパウ・トーレスがバイエルンのハイラインを突いて前線に
向けて縦パスを送るとこれに反応したデュランがウパメカノの寄せを
受けながらも自分がボールを拾える位置にくると、守護神ノイアーが
PAから飛び出していたのが見えていたのか、ワンタッチでいきなり
左足でのシュートを放つとこれがノイアーの頭上を超えてそのまま
バイエルンゴールに収まり、0-1とアストンビラが先制します。

試合時間残り5分を切ってバイエルンはライマーに代えてマティス・テル、
そしてキム・ミンジェに代えてゴレツカを投入します。
今季のゴレツカはたとえ交代で入っても最終ラインに入るケースが
比較的多いのですが、今はビハインド状態である為、おそらく攻撃時には
最終ラインを1枚減らしてでも前がかりになって状況を打開したい…
狙いがあるのだと思われます。
そんな後半A/T、バイエルンはビラ陣内へ侵攻して左サイドでボールを
キープするとハーフスペースでパスを受けたムシアラが、
右サイドからダイアゴナルにゴール前のスペースへ飛び込んできた
ザネ目がけてスルーパスを送ると、これにザネがチョコンながら
ダイレクトに合わせてシュートを放つも、飛び出してきたGKマルティネスが
これをブロックしてまたもバイエルンの攻撃を阻みます。

この日のバイエルンはケインやムシアラの体調の問題なのか、
それともアストンビラの守備がほぼほぼ完璧にバイエルンの攻撃陣を
抑え切ったからなのか、最後までビラゴールを割ることはできず
試合は先制点を守り切ったアストンビラが勝ちました。

戦績:1勝1敗(勝ち点:3)
得点:9/失点:3
順位:15位

ゴール

▼バイエルン

ゴールなし

▼アストンビラ

後半34分:デュラン

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:ライマー、ウパメカノ、キム・ミンジェ、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:キミヒ、パヴロヴィッチ
OMF:ニャブリ、オリーセ、コマン
FW:ハリー・ケイン

▽交代
コマン→ムシアラ、オリーセ→ザネ、パヴロヴィッチ→ジョアン・パリーニャ、ライマー→マティス・テル、キム・ミンジェ→ゴレツカ

イエローカード:ウパメカノ(累積1枚目)、ニャブリ(累積1枚目)、

監督:ヴァンサン・コンパニ

○アストンビラ

GK:マルティネス
DF:コンサ、カルロス、パウ・トーレス、ディーニュ
MF:フィロジーン、オナナ、ティーレマンス、ラムジー
ST:ロジャース
FW:ワトキンス

▽交代
ラムジー→ベイリー→マートセン、オナナ→ロス・バークリー、ワトキンス→デュラン

監督:ウナイ・エメリ

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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