国際親善試合 ドイツ代表vsギリシャ代表


Guten Tag!!!

我が親愛なるドイツ代表。

EURO2024に向けて予備登録メンバー発表後、ほぼほぼメンバーが固められた
状態で迎える本選直前に今度はギリシャ代表とのテストマッチが組まれました。
メンヘングラッドバッハはボルシア・パークで開催された一戦は、
ギリシャ代表に先制されるもドイツ代表が2-1と逆転で勝ちました。
※試合は現地時間6月7日(金)開催。

さて試合の方ですが、
マドリーでのチャンピオンズリーグ決勝を終え、リュディガーとクロースが
加わったドイツ代表は早速この2人がスタメンに名を連ねて臨みますが、
ギリシャといへばもはやその頃の面影はないものの、ドイツがGS敗退して
しまったEURO2004で大方の予想を覆し欧州王者になった国。
当時は引いて守ってカウンターていう戦術を敷いていましたがこの試合では
一転してアグレッシヴにハイプレスを仕掛けてドイツに対抗すると
前半6分、自陣左サイドでヴィルツが中央に出した横パスにツォリスが反応して
プレスをかけてボールを奪うと強烈な推進力で一気にドイツゴール前まで
攻め上がると左サイドに回ったマスーラスから再びPA内でパスを受けると
ダイレクトシュートを放ちます。
しかし、ここは守護神ノイアーが距離を詰めてブロックに成功し何とか
守り切りますが、ギリシャがドイツ相手に全く引かずに向かってくるのは
正直意外です。

ただ、お互いが相手ゴールに積極的に向かうプレーというのは見ごたえが
あって、始まったかと思へばもう中盤に突入すると、ドイツは巧みな
パス&ムーヴでボールをギリシャゴール前まで繋ぐもギリシャが
労力を厭わないハードワークで自陣ゴール前を固めてドイツの攻撃を
無効化してドイツにとってはなかなか厄介なプレーをしてくるようです。
前半22分には自陣ゴール前にギリシャを押し込むも、
PA内に侵入する前にムシアラが放ったシュートはGKヴラホディーモスに
セーヴされてしまいます。

それでも比較的ボールを支配して相手陣内でプレーする時間が長い
ドイツではありますが、ギリシャが形成する4-4-2のブロックは簡単に
揺らぐことはなく、またインターセプトするのが自陣であっても
手早く縦にボールを運んでカウンターに転じてくる為、
一瞬でギリシャにもドイツからゴールを奪う可能性はあったりします。
そして終盤になって前半33分、ギリシャはドイツ陣内左サイドで得たFKを
逆サイドでハヴァーツに弾き返されるも、その後のリスタートで
パスを繋ぐドイツにハイプレスを仕掛けてインターセプトすると
PA外ながら中央部でパスを受けたツォリスが右足で放ったシュートを
守護神ノイアーが抑えるもキャッチングするには至らず、
こぼれ球を狙っていたマスーラスがこれを押し込んで0-1とギリシャが
先制します。

早めに追いつきたいドイツは前半40分にギリシャ陣内右サイドPA手前で
FKを得ると、クロースの蹴ったボールをターが頭一つ抜けて合わせるも、
ボールは枠には収まらず…詰めに向かったハヴァーツも間に合わず
エンドラインを抜けてしまい、ドイツはオープンプレーでも
セットプレーでも決定機を作りには至りません。
しかし前半43分、ドイツはギリシャ陣内左サイドからの攻略を試みると
ミッテルシュテットから中央部のギュンドアンへパスが入ると
バイタルエリアへ飛び込んできたムシアラが受けてこれを左HSを
飛び出してPA内に侵入してきたハヴァーツがラストパスを受けると
そのままGKヴラホディーモスとの1vs1を制してゴールを決めます…
しかし、このプレーはハヴァーツがパスを受けたポジションが
オフサイドであったとしてドイツの得点は認められませんでした。
そんなこんなで前半はドイツがギリシャにビハインドを負って終了。
後半へ続く…。

さて後半。
まずは同点を目指すドイツはヴィルツに代えてザネを投入します。
ザネは昨年のオーストリア戦での退場から3試合の出場停止明けでの
出場となります。更にはミッテルシュテットに代えてラウムを投入。
ギリシャは前半同様4-4-2のブロックを敷いて守る姿勢は変わりませんが
その分、大外のスペースが空いている為、ドイツはビルドアップの際
主にここを突いてギリシャ陣内へ侵入します。
そして後半10分、ギリシャ陣内右サイドで攻撃を組み立てるドイツは
右HS後方でアンドリッヒが出した縦パスを受けたギュンドアンから
裏へ飛び出したザネがパスを受けるとゴール前へクロスを送ります。
そしてパスを受けたハヴァーツが振り向きざまに左足で放った
シュートはブロックを試みたシオピスに当たってコースが変わり、
GKヴラホディーモスの逆を突いてゴールネットを揺らして1-1と、
ドイツの交代策が奏功してよぅやく同点に追いつきます。

ギリシャに1-1の同点に追いついたドイツはその後幾らか攻撃が
リズミカルにはなったていうことですが、逆にギリシャのカウンターも
切れ味が衰えているていうことはなく、後半19分にはマスーラスと
ツォリスの2人でドイツのCKからのカウンターを発動しドイツ陣内まで
到達しますが、一旦はロタへのラストパスをターがブロックして
ドイツがギリシャの反撃をかわしたかに見えましたが、
こぼれ球をキープしたリュディガーにマンタロスがプレスを仕掛けて
奪い返したところにパスを受けたツォリスが左サイドからPA内に
侵入して守護神ノイアーと1vs1になりますがここはノイアーが
シュートブロックに成功して事なきを得ます。

中盤になってギリシャはバカセタスに代えてブハラキスを投入、
更に先制ゴールのマスーラスに代えてドゥヴィカスを投入します。
一方のドイツはギュンドアンに代えてフュルクルク、更にキミヒに
代えてヘンリヒス、更にリュディガーに代えてシュロッターベック、
更にアンドリッヒに代えてグロスと一気に4枚代えてこの試合の
制限である6人全員を交代カードを切りますが、
フレッシュな選手が入ったにもかかわらず試合は引き続き膠着状態となり
両国ともに決定機を作りには至りません。

終盤になってギリシャを押し込むドイツは後半38分に右サイドでの
ショートコーナーからフリーな位置でパスを受けたヘンリヒスが
左足ながら強烈なシュートを放つもこれはクロスバーに直撃して
ゴールとはなりません。
また、後半39分には結果的にGKヴラホディーモスと交代で入った
アタナシアディスにセーヴされるもののフュルクルクがクロスに
合わせてヘディングシュートを放つ等決定的でないものの確実に
チャンスは増えているように感じます。
そして後半44分、ギリシャのプレスをかわしつつボールを左右に
繋いで右サイドに移ったハヴァーツがパスを受け取ると、
ゴール前にクロスを送るもこれはギリシャDF陣に弾き返されますが、
こぼれ球に反応したグロスがダイレクトに右足で放ったシュートが
ギリシャのゴールネットを揺らし、2-1と土壇場でドイツが逆転に
成功します。
A/T含めた残りの時間をやり過ごしたドイツが最後のテストマッチを
勝利で終えてユーロ本選に向けて勢いをつけることができた…と
思ひます。

ゴール

▼ドイツ

後半10分:ハヴァーツ
後半44分:グロス

▼ギリシャ

前半33分:マスーラス

▼出場メンバー

○ドイツ

GK:ノイアー
DF:キミヒ、リュディガー、ター、ミッテルシュテット
CMF:アンドリッヒ、クロース
OMF:ムシアラ、ギュンドアン、ヴィルツ
FW:ハヴァーツ

▽交代
ヴィルツ→ザネ、ミッテルシュテット→ラウム、ギュンドアン→フュルクルク、キミヒ→ヘンリヒス、リュディガー→シュロッターベック、アンドリッヒ→グロス

イエローカード:

監督:ユリアン・ナーゲルスマン

〇ギリシャ

GK:ヴラホディーモス
DF:ロタ、マヴロパノス、ハツィディアコス、ヤヌリス
CMF:シオピス、マンタロス
OMF:マスーラス、バカセタス、ツォリス
FW:イオアニディス

▽交代
イオアニディス→パヴリディス、バカセタス→ブハラキス、マスーラス→ドゥヴィカス、ヴラホディーモス→アタナシアディス、マンタロス→クルベリス

監督:ニコラオス・パパドプロス(暫定)

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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