EURO2024 グループA開幕節(ドイツvsスコットランド)
Guten Tag!!!
我が親愛なるドイツ代表。
遂に開幕した欧州選手権2024。
開催国ドイツはやはり2018年ロシア、2022年カタール大会で連続GS敗退ていう
大失態から汚名返上したいところ。それでも、EURO2000とEURO2004の2大会連続
GS敗退の後、2006年自国開催でのW杯では3位と躍進した過去もあるだけに、
当時とは逆パターンながら、少しは楽観視できる要素もあるのが救いか…
そんな初戦はミュンヘンにスコットランド(SCO)を迎えて対戦して
5-1と快勝して開幕戦を終えることができました。
※試合は現地時間6月14日(金)開催。
さて試合の方ですが、
開催前セレモニーでは元ドイツ代表のクリンスマンとベルナルト・ディーツ
とともに今年1月に亡くなったフランツ・ベッケンバウアー氏の奥さんの
ハイディさんが優勝杯であるアンリ・ドロネー杯を掲げ、
去り際にはおそらく天国のベッケンバウアー氏に投げキッスというアツい
一面があり、いよいよキックオフであります。
そのキックオフ直後にドイツは左HSでヴィルツがロングパスに裏へ飛び出し、
いきなりシュートを放つものの、ここはスコットランドGKガンがセーヴして
ドイツの先制攻撃は空振りに終わりますが、ドイツはビルドアップに際し
中盤のクロースが最終ラインへ下りてきてバランスを取ると、
右SBのキミヒと左SBのミッテルシュテットが高い位置へ上がって幅を取り、
ボールの引き出し所を増やし、スコットランド守備陣のラインをジワジワと
下げさせ、そこから縦横に揺さぶって相手の守備の綻びを探しながら
押し込んでいきます。
そして前半10分、ドイツはスコットランドを自陣ゴール前へ押し込むも
右サイドでボールはクリアされ、ここでスコットランドがラインを上げるも
セカンドボールは自陣左サイドでターが回収します。
パスを受けたクロースから逆サイドのキミヒへ大きく展開されると
スコットランド守備陣が戻りながらブロックの再形成を試みたところに
キミヒから中央部へクロスが送られると、PA外ながらここに飛び込んでた
ヴィルツが右足でダイレクトシュートを放つとこれがセーヴを試みた
横っ飛びGKガンの右手に当たってコースが変わるもそのままゴールの内側へ
収まり、1-0とドイツがEURO2024ファーストゴールを挙げて先制します。
ドイツは更に前半19分、スコットランドの攻撃を受けるも中盤でボールを
奪取しボールをキープすると、相手のブロックが整う前にクロースから
ギュンドアンへ縦パスが入るとここでスイッチが入ります。
ギュンドアンがドリブルで持ち上がり、対応が遅れる相手守備陣を尻目に
左HSでフリーのハヴァーツがPAへ侵入しギュンドアンからのパスを受けると
ここでスコットランドDF陣のブロックに遭いますが、
中央でフリーのムシアラに渡すと寄せの入ってこないところでムシアラが
豪快に右足を振り抜くとこれがゴールに突き刺さり、ドイツが2-0と早い
時間帯でスコットランドを引き離します。
押せ押せのドイツは更に更に前半25分、またもスコットランド陣内へ
侵攻すると左サイドでフリーのミッテルシュテットがパスを受け、
中央部へクロスを送り、これを受けたムシアラがドリブルでPA内へ侵入を
試みると相手守備陣3人のチャージを受けて倒れると一時はPKと判定が
下りましたが、その後VARによりペナルティアーク内でのファウルという
ことで判定はFKに覆ります。
これをハヴァーツがグラウンダーのシュートを蹴りますが、このシュートは
GKガンがセーヴしてドイツの得点とはなりませんでした。
ただ、このシーンも含めて基本的にドイツがスコットランドを押し込み、
たとえスコットランドにインターセプトされても巧みにボールを回収し、
ここまで相手に1本もシュートを許さない展開が続きます。
しかし前半42分、ドイツはスコットランド陣内左HSでパスを受けた
ムシアラがドリブルで侵攻してカットインするとバイタルエリアで辛うじて
ギュンドアンに渡すとそこから右サイドのキミヒへ渡り、
キミヒからゴール前へクロスが送られます。これをギュンドアンが頭で
合わせるもGKガンが弾いたところに詰めようとしたギュンドアンを
ポーティアスがブロックを試みますが、これがVARによりギュンドアンへの
ファウルと判定され、ドイツにPKが与えられます。
これをハヴァーツが冷静にGKガンの飛んだ逆を突いてゴールを決め、
3-0とスコットランドを更に引き離します。
※PKの前にファウルを犯したポーティアスは一発レッドで退場となりました。
そんなこんなで前半はドイツがリードして終了します。後半へ続く…。
さて後半。
ドイツは前半で警告を受けたアンドリッヒに代えてグロスを投入します。
一方のスコットランドは最前線のアダムスに代えて前半退場した
DFポーティアスの穴埋めとしてハンリーを投入します。
元々前半の時点でドイツがスコットランドを押し気味に攻撃していた
こともあって、スコットランドは最前線のアダムスがボールを受ける
場面がなかったといっても過言ではないほど守勢に回っていた為、
これ以上失点しないていう目標にシフトせざるを得ないのでしょう。
それでも数的優位をなのをイイことにドイツの展開する
ハーフコートゲームは前半からも続いており、後半12分にはPA内に
侵入したムシアラが左サイドでゴール前にクロスを上げるとこれに
ヴィルツが右足で合わせるもボールは浮いてクロスバーの上を
越えて行ってしまいます。
後半も中盤になってくるとドイツはハヴァーツに代えてフュルクルク、
更にヴィルツに代えてザネを投入します。
一方のスコットランドはマグレガーに代えてギルモア、更にマッギンに
代えてマクリーンを投入します。
そして、お互いにフレッシュな選手が入ったところでまたもドイツが
試合を動かします。
後半23分、自陣バイタルエリアでスコットランドのFKを回避して
マイボールとしたドイツは、左サイドでムシアラがパスを受けると
戻りながら対応するスコットランドを尻目にドリブルで持ち上がり、
中央へパスを送るとこれを受けたギュンドアンが相手守備陣の意表を
突いてワンタッチでボールを落としたところにフリーのフュルクルクが
ボールを拾うとPA外ながら強烈な右足のシュートを放ち、
これがゴール右上隅に突き刺さります。
選手交代でも勢いの衰えないドイツが4-0と更に相手を引き離します。
試合終盤に際し、ドイツはムシアラに代えてミュラーを投入します。
そして後半31分、そのミュラーが左サイドでパスを受けるとドリブルで
持ち上がりPA角付近でゴール前にクロスを送ります。
これをゴール前でフュルクルクが巧みに相手DF間でパスを受けると
胸トラップからGKガンのブロックを弾くシュートをゴールに収めますが、
これは後にVARによりフュルクルクがミュラーからのクロスを受けた
ポジションがオフサイドであったとしてドイツの得点は認められません。
この後ドイツはクロースに代えてエムレ・ジャンを投入します。
エムレ・ジャンは元々代表には招集されていませんでしたが、
パヴロヴィッチの体調不良を受けて代わりに招集されています。
一方スコットランドはクリスティーに代えてシャンクランドを投入します。
スコットランドがよぅやく好機を掴んだのは後半42分、
自陣からのゴールキックをドイツ陣内左サイドでマクリーンがジャンの
ファウルを受けてFKを得ると、ロバートソンがゴール前に上げたボールを
フュルクルクが頭でコースを変えるもこれはファーサイドでグロスの
チェックをかわしたマッケンナが頭で折り返した?ボールが偶然にも?
リュディガーの頭に当たってこれが守護神ノイアーの頭上を超えて
ゴールに収まってしまい、ドイツのOGながらスコットランドが4-1と
一矢報います。
どうしようもない失点にリュディガーは凹んでいたかもですが、
ドイツは後半A/T、再びスコットランドを自陣ゴール前に追いやると
左サイドでのパス交換から、ザネがPA角で受けるとミュラーが左HSで
飛び出してPA内に侵入してザネからのパスを受けるとここでボールを
後方へ返したところにフリーのエムレ・ジャンが拾ってフリーで
シュートを放つと、ブロックを試みたハンリーの足に当たって微妙に
コースが変わると横っ飛びGKガンもボールに触れますが勢いは衰えず
そのままゴールネットを揺らし、5-1と大量得点でスコットランドを破り、
プレッシャーもあったであろうドイツが堂々の欧州選手権開幕戦勝利で
終えることができました。
★グループA戦績
1位:ドイツ(1勝/勝ち点:3/得失:4)
2位:ハンガリー(0勝/勝ち点:0/得失:0)
2位:スイス(0勝/勝ち点:0/得失:0)
3位:スコットランド(1敗/勝ち点:0/得失:-4)
ゴール
▼ドイツ
前半10分:ヴィルツ
前半19分:ムシアラ
前半45(+1)分:ハヴァーツ(PK)
後半23分:フュルクルク
後半45(+3)分:エムレ・ジャン
▼スコットランド
後半42分:リュディガー(OG)
▼出場メンバー
○ドイツ
GK:ノイアー
DF:キミヒ、リュディガー、ター、ミッテルシュテット
CMF:アンドリッヒ、クロース
OMF:ムシアラ、ギュンドアン、ヴィルツ
FW:ハヴァーツ
▽交代
アンドリッヒ→グロス、ハヴァーツ→フュルクルク、ヴィルツ→ザネ、ムシアラ→ミュラー、クロース→エムレ・ジャン
イエローカード:アンドリッヒ(累積1枚目)、ター(累積1枚目)、
監督:ユリアン・ナーゲルスマン
〇スコットランド
GK:ガン
DF:ポーティアス、ヘンドリー、ティアニー
MF:ロルストン、マクトミネイ、マグレガー、ロバートソン
ST:マッギン、クリスティー
FW:アダムス
▽交代
マグレガー→ギルモア、マッギン→マクリーン、ティアニー→マッケンナ、クリスティー→シャンクランド
※前半45分:ポーティアスがレッドカードにより退場。
監督:スティーブ・クラーク
では、Tschuess!!!(V)o\o(V)
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