'24-'25 チャンピオンズリーグ リーグフェーズ第5節(バイエルンvsPSG)
Guten Tag!!!
我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。
'24-'25シーズン新フォーマットによるUEFAチャンピオンズリーグ。
先だって8/29に行われた組み合わせ抽選により、リーグフェーズではPSG、
バルセロナ、ベンフィカ、シャフタル・ドネツク、ディナモ・ザグレブ、
フェイエノールト、ブラティスラヴァ、アストンビラとの対戦が
決まったバイエルンは第5節でフランスのパリ・サンジェルマン(PSG)を
アリアンツ・アレーナに迎えて対戦、結果1-0で勝って連勝として順位を
上げることに成功しました。
※試合は現地時間11/26(火)に開催されました。
バイエルンの欠場者は以下の通りです。
■伊藤洋輝(ケガ)
■ヨシップ・スタニシッチ(ケガ)
■アレクサンダル・パヴロヴィッチ(ケガ)
■ジョアン・パリーニャ(ケガ)
■スヴェン・ウルライヒ(私的な理由?)
さて試合の方ですが、
次のラウンド進出の為にこれ以上の敗戦は許されないであろう
バイエルンがキックオフから同じく強豪であるPSGから試合の主導権を
握って侵攻します。
前半7分には自陣でPSGからインターセプトしたバイエルンがコマンが
右サイドをドリブルで持ち上がってPSG陣内へ攻め込むと、
PA手前で捕まってしまうものの後方でサポートに入るキミヒへ返しの
パスを送ると、キミヒがワンタッチでPA内フリーで待つムシアラへ
マーカーのマルキーニョスの頭上を越える浮き球パスを送ります。
これをジャンプして胸でトラップしたムシアラがゴールから至近距離で
右足の強烈なシュートを放ちますが、これはGKサフォノフがブロックして
バイエルンは絶好の決定機を逃してしまいます。
バイエルンは続く前半12分、自陣でのビルドアップからPSGのハイプレスを
かわして左サイドでボールをキープするとデイヴィスがスピードを
生かした突破で相手のプレスを受ける前にスペースへ飛び出すと、
PSG守備陣裏のスペースへ飛び出したコマンへスルーパスを送ります。
これを受けたコマンがPA付近でマルキーニョスとハキミのマークを
受けると一旦後方からサポートする為に上がってきたムシアラへパス。
ムシアラから中央部をどフリーで上がってきたライマーへパスを送ると、
やはり相手のマークを受けずどフリーでPA内へ侵入してきた右サイドの
ザネへラストパスを送ります。
これを受けたザネがダイレクトに左足でシュートを放ちますが、
ここもGKサフォノフの正面に飛ぶに留まり、バイエルンとしては試合を
優位に進めるもいまだ先制には至りません。
対するPSGも自身以上にハイラインを敷いてくるバイエルンに対しては
高い位置でインターセプトして速攻で仕留めてしまいたい狙いがあるのか、
前半20分にはその通りのプレーにより高い位置でバイエルンからボールを
奪うと機動力のあるデンベレがドリブルからシュートまで漕ぎ着けますが、
ここもバイエルンの守護神ノイアーが正面で抑え、
一方のバイエルンは前半28分、右サイドを攻め上がって相手の意識をボール
サイドに集中させると相手陣内に侵攻したところでゴレツカを経由して
スッと左サイドへボールを展開、大外でパスを受けたコマンがカットイン
からハキミをかわし、ザイール・エメリとネヴェスのチャージもかわして
PA内に侵攻しますが、マルキーニョスのマークを受けて左足のシュートは
枠外となってしまい、続く前半32分にはPSGの反撃から、バイエルン陣内
右サイドでボールを持ったPA内のデンベレがキム・ミンジェのマークを
かわして最後は左足でシュートを放ちますが、ここも守護神ノイアーが
ブロックして、お互いに相手ゴールを脅かすプレーを続けて見ごたえの
ある試合はいまだスコアレスの展開が続きます。
そして前半38分、バイエルンが左サイドでCKのチャンスを得ると、
キミヒがニアサイド側へ蹴ってそのまま行けばゴールに収まりそうな
ボールをウパメカノとヌーノ・メンデスの競り合いの影響でサフォノフが
思い切ったパンチングで弾き出せなかったこぼれ球をフリーの
キム・ミンジェが頭でゴールへ押し込み、1-0とホームのバイエルンが
先制して試合が動きます。
A/Tも含めた残り約10分で同点に追いつきたいPSG、そして逆に追加点を
奪いたいバイエルン(特にコマンとザネ)が積極的にシュートを放つ場面が
ありましたが、いずれのシュートも枠外やGKの正面に飛ぶに留まり、
この後試合は動きませんでしたが、前半は1-0とバイエルンがリードして
終了します。後半へ続く…。
さて後半。
前半でのプレーを見る限り、先制したのはバイエルンですが内容としては
PSGが得点してもおかしくない展開であった為、試合の流れを手繰り寄せようと
PSGがアグレッシヴにボールを持つバイエルンに対して高い位置からプレスを
仕掛けてバイエルンのパスワークを乱してはボールをカットし、
バイタルエリアへ侵攻してシュートチャンスを伺いますが、バイエルンも
後方管理はしっかりしており、がっつりスペースを埋めてウパメカノと
キム・ミンジェ等DF陣、そして中盤のキミヒとゴレツカを中心にコースを
塞いで巧みにシュートブロックしてPSGに決定機を作らせません。
PSG的にはそんな中プレーが巧くいかない苛立ちがあったんだと思ひますが、
後半13分にバイエルン陣内バイタルエリアでシュートをブロックされた
デンベレがこぼれ球を拾ったデイヴィスからボールを奪い返そうと
タックルを試みると、これがファウルと判定され警告を受けると、
この日既に1枚警告を受けていた為、これで2枚目の警告となり退場となって
しまい、PSGとしては数的不利になる痛い展開となります。
すると中盤に入り、今度は逆に数的優位に立てるようになった
バイエルンがPSG陣内へ侵攻し、守護神ノイアーがPAを飛び出し
ウパメカノと同じ高さまで位置取ってからの左サイドへ展開すると
コマンのドリブルからPA内でフリーのムシアラにクロスが送られるも、
これが足元に収まりません。
しかし、それでもボールをキープしてサポートに入ったケインへ
パスを繋ぐも既にゴール前にはPSG守備陣が壁を作っていた為、
ケインは後方のコマンへ落としのパスを送るとこれにPA外からながら
右足でダイレクトシュートを放ったコマンでしたが、ボールは残念ながら
クロスバーの遥か上を超えてしまい、バイエルンの追加点とは
なりませんでした。
試合も終盤が近づくとバイエルンはザネに代えてオリーセ、そして
コマンに代えてニャブリを投入すると、一方のPSGはバルコラに代えて
ゴンサロ・ラモスを投入します。
お互いが交代策に走ってフレッシュな選手を投入した直後の後半29分、
バイエルンは右サイドでのパスワークから左サイドへ展開すると、
パスを受けたデイヴィスがドリブルでPSG陣内を持ち上がり、
PA手前で中央でフリーのムシアラへクロスを送ると、これを受けた
ムシアラがPA内へ侵入して正面から右足でゴール右を狙った強烈な
シュートを放ちますが、これはGKサフォノフが右手指にボールを
当ててコースを変えるとボールは右ポストに直撃して枠には収まらず、
バイエルンは追加点のチャンスを逸してしまいます。
この後バイエルンはそのムシアラに代えてミュラーを投入します。
バイエルンは後半38分、ライン全体を押し上げてPSG陣内へ侵攻すると
右ハーフスペースでパスを受けたミュラーが大外でフリーの
オリーセに一旦渡して自身はPA内へフリーランすると、オリーセからの
返しのパスをフリーで受けると左足でゴール左を狙ったシュートを
放ちますが、これは残念ながら枠の外へと流れてしまいます。
この後PSGはファビアン・ルイスに代えてアセンシオを投入します。
しかし、途中から1人少ない人数での戦いを強いられたPSGが
それを感じさせないインテンシティでバイエルンに対して仕掛けて
きた為、終盤はケインがディフェンシヴサードまで下がって守備を
強いられる機会がありましたが、最後は1点を守り切った
バイエルンが強豪PSGを破っています。
戦績:3勝2敗(勝ち点:9)
得点:12/失点:7
順位:13位
★ゴール
▼バイエルン
前半38分:キム・ミンジェ
▼パリ・サンジェルマン
ゴールなし
■出場メンバー
◯バイエルン
GK:ノイアー
DF:ライマー、ウパメカノ、キム・ミンジェ、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:キミヒ、ゴレツカ
OMF:ザネ、ムシアラ、コマン
FW:ハリー・ケイン
▽交代
ザネ→オリーセ、コマン→ニャブリ、ムシアラ→ミュラー、
イエローカード:コマン(累積1枚目)、オリーセ(累積1枚目)、ニャブリ(累積1枚目)
監督:ヴァンサン・コンパニ
〇パリ・サンジェルマン
GK:サフォノフ
DF:ハキミ、マルキーニョス、パチョ、ヌーノ・メンデス
MF:ヴィティーニャ、ジョアン・ネヴェス、ファビアン・ルイス
FW:ザイール・エメリ、デンベレ、バルコラ
※後半13分、デイヴィスへのファウルによりこの日2枚目の警告を受けたデンベレが退場。
▽交代
ザイール・エメリ→イ・ガンイン、バルコラ→ゴンサロ・ラモス、ファビアン・ルイス→アセンシオ
監督:ルイス・エンリケ
では、Tschuess!!!(V)o\o(V)