'23-'24シーズン チャンピオンズリーグ準決勝2ndレグ(レアル・マドリーvsバイエルン)
Guten Tag!!!
我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。
今節はチャンピオンズリーグ準決勝、スペインのレアル・マドリー(RMA)との
2ndレグがマドリーのホーム、サンチャゴ・ベルナベウで行われました。
バイエルンは1-2でマドリーに敗れ、2試合合計3-4で準決勝で敗退してしまいました。
※試合は現地時間5/8(火)に開催されました。
バイエルンの欠場者は以下の通りです。
■ブナ・サール(ケガ)
■サシャ・ボエ(ケガ)
■キングスレー・コマン(ケガ)
■ラファエル・ゲレイロ(ケガ)
さて試合の方ですが、
バイエルンとしてはこの直前に行われたブンデスリーガの
シュツットガルト戦で敗れ、決してイイ流れで臨むことになった試合では
ないはずですが、マドリー同様歴史と伝統と、勝者のメンタリティも併せ
持つクラブで、きっと大丈夫…と思ひたい気持ちと、1stレグを五分五分の
結果で終えている為、(これはマドリーも同じでしょうけど…)緊張感の
漂う立ち上がりであるように感じられますが、マドリーもバイエルンも
お互いに相手のゴール前まで攻めるシーンがあって、
決定機まで至る訳ではないものの、見応えのある序盤となっています。
特にバイエルンはシュツットガルト戦を負傷欠場したデ・リフトと、
そのシュツットガルト戦で負傷退場したダイアーが2人ともスタメン出場を
果たしていることは救いだったと思ひます。
しかし前半13分、マドリーがバイエルン陣内右サイドでロドリゴと
ボールを争ったダイアーが一旦はクリアして、マドリー陣内でリュディガーが
拾ったボールを何故か再び外に出し、その一方でバイエルン陣内でプレーが
再開されており、再びマドリーがバイエルンゴールを襲うとヴィニシウスが
放ったシュートは守護神ノイアーが身体に当てて、流れたボールはポストに
弾かれてそのこぼれ球をロドリゴが再び狙うも再びノイアーがセーヴして、
これまで何度もあったことですがノイアーがバイエルンを救います。
※たぶん、ダイアーのクリアはバイエルン陣内を出る前にラインアウト
していて…見えないところでバイエルン陣内でスローインから再開
してたていうことなのでしょうね…。
それでも、試合の流れはやはりホームであるマドリーで支配している
感じで、バイエルンはDFデ・リフト、ダイアーに加えMFライマーの
ハードワークとノイアーの神セーヴのおかげでギリギリのところで
自陣ゴールを守り切っているていう展開であります。
そして、劣勢に立たされているバイエルンを更なるアクシデントが襲います。
前半25分にニャブリが足を負傷してプレー続行不可となると、
たちまちアルフォンソ・デイヴィスが投入されることになります。
それでもバイエルンは自陣ゴール前までマドリーに攻められるも
ギリギリのところで守り切ると反撃に出て…前半28分には右サイドから
マドリー陣内へ攻め上がるとキミヒのクロスがナチョに当たってボールが
浮くも、こぼれ球をフリーでとらえたケインが際どいコースを突いて
シュートを放ち、GKルニンが何とかセーヴするていうシーンもあり、
やはりバイエルンにもツキがあるぞと感じさせる時があります。
攻めるマドリーに対して守るバイエルンの展開が続いて、気づいたら
終盤になっていた前半ではありますが、再びマドリーがバイエルンゴールを
襲うと前半40分、左サイドでパスを受けたロドリゴがクロス気味に
ゴール前へボールを入れるとヴィニシウスもバイエルンDF陣も触れぬまま
ゴールに入りそうなところを再び守護神ノイアーがクリアしてチームを
救います。
しかし、バイエルンはビルドアップの面で劣っていたのか、はたまた
マドリーのブロックの巧さがあったのか、どうしてもボール支配ていう
面ではマドリーに劣っていたところがあってそこは後半に向けて修正
していて欲しいなと願う部分ではありました。
そんなこんなで前半はお互いにスコアレスで終了。
後半へ続く…。
さて後半。
ここまでボール支配ていう点ではマドリーに比較的圧倒され、バイエルンと
してはいつもの試合展開に持っていけていないこともあり、
立ち上がりのバイエルンはボール保持時リスクを冒さず縦に入れる場面は
ほとんどなく、横であっても後ろであっても大事にボールを運び、
なかなか崩れることはありませんがマドリーの守備の綻びが見えた時や、
相手のハイラインの裏を突く時だけボールを前に出して打って出る…
といったような印象であります。
それもあって前半はマドリーに攻められまくったバイエルンでしたが
ここまで守護神ノイアーが大変になる場面ていうのは比較的少ない気がします。
ただ、後半10分にマドリーが自陣右サイドでバイエルンからボールを
奪い返し、そこから速攻を展開して左サイドのヴィニシウスに展開して、
ヴィニシウスがドリブルでPA内に侵入してデ・リフトと対峙するも
巧みにゴール前にクロスを送ってそれに左足で合わせたロドリゴの
シュートは最終的に枠外となりますがこれはマドリーにとって決定機
だったでしょう。
更に後半14分には巧みにバイエルンの守備ブロックの内側に侵入して
ボールを持ったベリンガムをライマーが中央部PA手前で倒してしまって
マドリーがFKを得ると、ロドリゴがコースを狙って放つもここは
守護神ノイアーがセーヴに成功します。
しかし後半15分には再び左サイドでパスを受けたヴィニシウスが
独力突破でPA内へ侵入してシュートを放つ場面があり、ここでも
ノイアーがセーヴしてチームの危機を救いますが、
バイエルンとしてはここまで2CBとノイアーのおかげで守られた
自陣ゴールがまたも危険に晒される時間帯が続きます。
しかし、ここでバイエルンの眠っていた攻撃力が目を覚まします。
後半23分、マドリーの攻撃を守り切ってマイボールとすると
中央でムシアラからケインへ繋がれたボールが左サイドをフリーで
上がるデイヴィスへ大きく展開されます。
パスを受けたデイヴィスがドリブルでPA内へ侵入すると対峙した
リュディガーを揺さぶりつつ、右側へ身体を振ってシュートコースを
作ると利き足ではない右足を振り抜き、これがファーサイド側の
ネットを揺らして1-0と劣勢のバイエルンが先制して2試合合計
3-2となり、よぅやく試合が動きます。
一方逆に追い込まれたマドリーはこの後クロースに代えてモドリッチ、
更にチュアメニに代えてカマヴィンガを投入します。
そして後半26分、右サイドでCKを得るとショートコーナーからのパスを
PA外で受けたフリーのフェデ・バルベルデがゴール前に低空クロスを送ると、
これが最終的にゴール前の混戦からデ・リフトに当たり、バイエルンの
OGとしてマドリーのゴールとなったかのように見えましたが、
その前にナチョがキミヒの顔を押し倒したとしてVARにてファウルが認められ
マドリーの同点ゴールとはなりません。
終盤になって追加点を取りたいバイエルンはムシアラとケインの連携から
ゴールを狙いますが後半30分に放ったシュートは外からのサイドネットでした。
ここで、バイエルンはザネに代えてキム・ミンジェを投入。
一方のマドリーは残り10分のところでフェデ・バルベルデに代えてホセル、
そしてロドリゴに代えてブライム・ディアスを投入します。
残り5分のところでムシアラに代えてミュラー、更にケインに代えて
チュポ=モティングを投入して最後の交代カードを切ったバイエルンですが、
カウンターが不発に終わると同時にパヴロヴィッチが足を痛め、一時的に10人に。
そして後半43分、マドリーが数的優位を生かして左サイドのヴィニシウスが
放ったシュートは守護神ノイアーの正面でしたが、そのセーヴ力で何度もチームの
危機を救い続けてきた守護神ノイアーがここで何とファンブルしてしまい、
そこに詰めていたホセルが押し込んで土壇場でマドリーが1-1の同点に追いつきます。
更に後半A/T、右サイドでのCKからはファーサイドへ流れるも、これを拾った
ヴィニシウスからゴール前へ送られるとこれもシュートはできませんが、
ボールをキープしたナチョから左のリュディガーへパスが渡ると、
リュディガーからのクロスを再びホセルが決めて1-2とマドリーが逆転。
一時はオフサイドかどうかVAR判定に委ねられますが、判定は覆らず…。
諦めないバイエルンは試合終了間際に中盤でキミヒが前線にロングボールを送ると
マズラウィが際どいラインで競ったところで笛が吹かれオフサイドと判定され…?
こぼれ球をミュラーがデ・リフトに渡し、そしてデ・リフトがゴールを決めましたが
既にマドリーの選手もプレーを止めており、際どいラインだったにもかかわらず
VARもなくここはバイエルンのオフサイドとしてゴールは認められません。
物議を醸す判定にモヤモヤしたまま試合は終了。
ここでバイエルンの今季は無冠で終わることが確定してしまいました…。
ゴール
▼バイエルン
後半23分:アルフォンソ・デイヴィス
▼レアル・マドリー
後半43分:ホセル
後半45(+1)分:ホセル
■出場メンバー
◯バイエルン
GK:ノイアー
DF:キミヒ、デ・リフト、ダイアー、マズラウィ
CMF:ライマー、パヴロヴィッチ
OMF:ザネ、ムシアラ、ニャブリ
FW:ケイン
▽交代
ニャブリ→アルフォンソ・デイヴィス、ザネ→キム・ミンジェ、ムシアラ→ミュラー、ケイン→チュポ=モティング
イエローカード:トゥヘル
監督:トーマス・トゥヘル
○レアル・マドリー
GK:ルニン
DF:カルバハル、リュディガー、ナチョ・フェルナンデス、マンディ
MF:フェデ・バルベルデ、チュアメニ、クロース、ベリンガム
FW:ロドリゴ、ヴィニシウス
▽交代
クロース→モドリッチ、チュアメニ→カマヴィンガ、フェデ・バルベルデ→ホセル、ロドリゴ→ブライム・ディアス、ベリンガム→ミリトン
監督:カルロ・アンチェロッティ
では、Tschuess!!!(V)o\o(V)