'24-'25 チャンピオンズリーグ リーグフェーズ第7節(フェイエノールトvsバイエルン)
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Guten Tag!!!
我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。
'24-'25シーズン新フォーマットによるUEFAチャンピオンズリーグ。
先だって8/29に行われた組み合わせ抽選により、リーグフェーズではPSG、
バルセロナ、ベンフィカ、シャフタル・ドネツク、ディナモ・ザグレブ、
フェイエノールト、ブラティスラヴァ、アストンビラとの対戦が
決まったバイエルンは第7節で日本人選手の上田綺世擁するオランダの
フェイエノールト(FEY)とデ・カイプにて対戦、試合はフェイエノールトを
押せ押せで進めながらも相手の巧みな速攻等で0-3で敗れてしまい、
ストレートインでの次ラウンド進出に黄信号が灯ってしまいました。
※試合は現地時間1/22(水)に開催されました。
バイエルンの欠場者は以下の通りです。
■伊藤洋輝(ケガ)
■ジョアン・パリーニャ(ケガ)
■サシャ・ボエ(ケガ)
■ダニエル・ペレツ(腎臓損傷?)
さて試合の方ですが、
キックオフの前からフェイエノールトサポが焚いた発煙筒の煙により
ピッチがほぼほぼ真っ白状態となり、開始1分で試合は一旦中断されるも
そこから数分後何とか目視確認可能くらいに煙は晴れ、試合再開に至ります。
さて、改めてキックオフからアウェイながらバイエルンがボールを保持して
全体のラインを上げてフェイエノールト陣内への侵攻を試み、
対するフェイエノールトは4-3-3の布陣をそのまま自陣に下げてかなり
タイトにブロックを組み、バイエルンのビルドアップを阻むと機を見て
バイエルンのパスをカットするとすぐさまバイエルンのハイラインの裏を
突いてカウンターに移行しようといふ狙いが見て取れ、
そんな展開を見せつつ序盤は経過していきます。
バイエルンが押し気味に進めているように映っていた試合ですが、
中盤に入って前半21分、フェイエノールトは自陣ゴール前からの組み立て
からバイエルンのハイプレスに対して巧みにボールを左右に振って
かわすと左サイドでパスを受けたスマルが前を向いてパスを受け、
そこからバイエルンのハイライン裏への飛び出しを始めていた中央の
ヒメネスめがけてロングパスを送ります。
これをほぼほぼ追いついていたキム・ミンジェが後ろを向きながら足を
出してパスを弾こうと試みるも外れてしまい、巧みにパスを受け取った
ヒメネスがウパメカノとキム・ミンジェの追走をかわしてそのまま
守護神ノイアーとの1vs1を制して左足でシュートを決め、
下馬評に反してフェイエノールトが先制します。
残念ながらアウェイでホームチームに先制を許してしまったバイエルン。
それでも相手が想定された攻撃に出てくることはほぼほぼ分かっており、
決して取り乱す必要はなく、引き続き自分達のペースで相手を自陣に
押し込み、巧みなパス&ムーヴでの侵攻を試みみますが、
如何せんフェイエノールトのブロックがタイトに締まっており、
崩しの糸口を見出すのに苦労します。
前半28分には右サイドにボールを集め、その隙に左サイドのコマンへ
大きく展開、裏のスペースへ抜け出したムシアラから返しのパスを
受けたフリーのコマンがPA外からながら斜め45度からのシュートを
放ちますが、これはGKバイロウに正面で抑えられてしまいます。
また、終盤に入って前半32分にはやはりPA外からながら右HSで相手DFを
背負いながらもゴール前にスペースを見出したムシアラが左足で
ゴールを狙いますが、ボールは残念ながら枠の外へ流れてしまいます。
前半33分にもバイエルンは左サイドでデイヴィス、ムシアラとの
連携から裏へ飛び出して巧みにPA内へ侵入したコマンが角度の
厳しいところながら至近距離からゴールを願いますが、
ここでもGKバイロウのセーヴに遭って同点のネットを揺らせません。
また、フェイエノールトはブロックを4-3-3にしたり4-5-1に変えたり
してバイエルンのビルドアップを微妙に乱す上にブロックはタイトに
組んでくるのでこれはバイエルンとしても相手の守備を崩すのは
至難の業だと思われます。
前半42分にもバイエルンは右サイドでの攻撃から大外のライマーが
キミヒからのパスを受けるとハーフスペースを裏抜けしたオリーセへ
向けてスルーパスを送ります。
これにPA内エンドライン際でオリーセが追いついてゴール前へ
マイナスのクロスを送るとケインが至近距離からフリーでピッチに
叩きつけるシュートを放ちますが、ここもGKバイロウの好セーヴに
遭ってしまい、バイエルンはなかなか同点に追いつけません。
キックオフ直後の発煙筒の影響でA/Tがなんと7分も設定されると、
気づけば4分を経過した辺りでデイヴィスがピッチに座り込んでおり、
接触プレーがあったのか、動いて痛めたのか分かりませんが
結果的にプレー続行不能と判断され、ラファエル・ゲレイロとの
交代を余儀なくされてしまいます。
そして、A/Tも7分が過ぎたところでバイエルンのCKがブロック
されるとこぼれ球を拾ったヒメネスがバイエルンのプレスを巧みに
かわしてドリブルからカウンターを発動するとバイエルンの
最終ラインに残った2人に対して数的優位を保ちながらバイエルン
陣内を駆け上がると、追いついたバイエルンDF陣が一度はボールを
PA外へ弾き出そうとしますが、エリア外に出る前にこぼれ球を拾った
ステングスにチャージにいったゲレイロがファウルを犯して
フェイエノールトにPKが与えられると、これをヒメネスが決めて
0-2としたところで前半はフェイエノールトリードで終了します。
後半へ続く…。
さて後半。
2点ビハインドのバイエルンはライマーに代えてザネを投入します。
これによりザネはそのまま前線右ワイドに入り、オリーセが同サイドで
少し内側に収まり、空いた右SBにはキミヒが収まり、4-1-4-1の布陣を
敷いて臨むことになります。
すると今度はフェイエノールトにアクシデントが発生し、前半A/TにPK
獲得したステングスが右足ハムストリングを?痛めてしまい、
ナジェとの交代を余儀なくされます。
フェイエノールトは基本的にバイエルンの攻撃に対してブロックを
作って引いて備え、機を見て手数少なくボールを前に運んで速攻を
試みるといふスタンスで、立ち上がりには右サイドのハジムサからの
ゴール前へのクロスをウパメカノがブロックするも、こぼれ球を拾った
パイシャオンがPA外からながら強烈な左足のシュートを放つも
クロスバーの上を越えて行ってしまいます。
しかし、それ以上に前半と変わらず優勢に試合を進めているのは
バイエルンで、後半10分頃にはフェイエノールト陣内へ侵攻すると
ムシアラからのスルーパスを少しサイドに開いてPA内でパスを受けた
ケインが左足のシュートを放ちますが、ここでもボールはGKバイロウの
正面でブロックされてしまい、バイエルンはまたも得点のチャンスを
逃してしまいます。
バイエルンは後半15分にも右サイドからキミヒがゴール前にクロスを
送り、これをフリーでムシアラがジャンピングヘッドを試みるも、
ボールは枠をとらえていたにもかかわらず、再びGKバイロウの
好セーヴに阻まれてしまいます。
中盤に入って何とか流れを手繰り寄せたいバイエルンはコマンに
代えてパヴロヴィッチ、そしてキム・ミンジェに代えてニャブリを
投入します。これによりゴレツカが最終ラインに下りてウパメカノと
CBコンビを形成することになります。
しかし、攻撃的な布陣に変えて押せ押せのバイエルンは時折相手の
反撃を受けながらもゴレツカの好タックル等でピンチを回避すると
再びフェイエノールト陣内へ攻め上がり、ゴール前でボールを弾き
返されてもこぼれ球を拾って再び攻撃に移るていふプレーを繰り返すと
後半22分にはPA外ながらペナルティアーク辺りでこぼれ球を拾った
ウパメカノが右足で狙いすましたシュートを放つも、
これはフェイエノールトDFハンツコが右ヒザで触れてボールの軌道を
変えて枠に収まらないようにします。
後半25分にはPA内左サイドでケインが縦パスを受け、ゴール前にクロスを
送るとファーサイドでフリーのザネがヘディングで合わせますが
これは無情にもポストに弾かれなかなか枠に収まりません。
終盤に入るとフェイエノールトはニューコープに代えてミッチェル投入。
更にハジムサに代えてブエノ、そしてパイシャオンに代えて上田綺世投入。
一方のバイエルンはムシアラに代えてミュラーを投入してこの日の
交代枠を使い切ります。
そして後半44分、ファウル紛いのプレーが続出するも何故かプレーが
流れてしまうようになると、まずフェイエノールト陣内でゲレイロが
チャージを受けて相手ボールになり、今度はバイエルン陣内へ侵攻すると
中央部をヒメネスがドリブルで持ち上がってハーフウェー付近に達すると
ゴレツカのタックルにより一旦はストップしますが、
こぼれ球を拾ったミランボが再びドリブルで持ち上がると、巧みに前線の
スペースに飛び出した上田綺世がスルーパスを受け、
ウパメカノのマークを巧みにかわして左足でシュートを放つとこれが
守護神ノイアーを破るゴールとなり、フェイエノールトが3点目を
追加して試合は終了します。
バイエルンにとってもフェイエノールトにとっても同じだと思いますが、
OBのファントムことロイ・マカーイが観ていた試合だったにも
かかわらず、バイエルンはフェイエノールトに敗れてしまい、
ストレートインでのリーグフェーズ突破が厳しい状況になりました。
戦績:4勝3敗(勝ち点:12)
得点:17/失点:11
順位:15位
★ゴール
▼バイエルン
ゴールなし
▼フェイエノールト
前半21分:ヒメネス
前半45(+9)分:ヒメネス(PK)
後半44分:上田綺世
■出場メンバー
◯バイエルン
GK:ノイアー
DF:ライマー、ウパメカノ、キム・ミンジェ、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:キミヒ、ゴレツカ
OMF:オリーセ、ムシアラ、コマン
FW:ハリー・ケイン
▽交代
デイヴィス→ゲレイロ、ライマー→ザネ、キム・ミンジェ→ニャブリ、コマン→パヴロヴィッチ、ムシアラ→ミュラー、
イエローカード:ザネ(累積1枚目)、ゴレツカ(累積1枚目)、ミュラー(累積1枚目)
※後半45分、暴言?により?ベンチにいたウルライヒが一発レッドで退場。
監督:ヴァンサン・コンパニ
〇フェイエノールト
GK:バイロウ
DF:ニューコープ、トラウナー、ハンツコ、スマル
MF:ミランボ、ベーレン、ステングス
FW:ハジムサ、ヒメネス、パイシャオン
▽交代
ステングス→ナジェ、ニューコープ→ミッチェル、ハジムサ→ブエノ、パイシャオン→上田綺世、
監督:ブライアン・プリスケ
では、Tschuess!!!(V)o\o(V)