'24-'25シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第8節(ボーフムvsバイエルン)
Guten Tag!!!
我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。
今節は日本人選手の三好康児擁するボーフム(BOC)のホーム、
ヴォノヴィア・ルーアシュタディオン乗り込んで対戦、
ボーフムが低調なことも手伝ってバイエルンは最終的に5-0で
大勝を収め、前節に続き国内リーグ連勝を飾りました。
※試合は現地時間10/27(日)に開催されました。
バイエルンの欠場者は以下の通りです。
■伊藤洋輝(ケガ)
■ヨシップ・スタニシッチ(ケガ)
■サシャ・ボエ(ケガ)
さて試合の方ですが、
前節シュツットガルト戦では4得点勝利を収めたものの、続くチャンピオンズリーグ、
バルセロナ戦では4失点で敗戦し安定した結果が得られていないバイエルン。
立ち上がりからいつものようにボールを保持しますが、対するボーフムも前節の
敗戦により監督が解任となったことで奮起してバイエルンのビルドアップを
高い位置からのプレスで潰そうと試みますが、そこはバイエルンが巧みな
パス&ムーヴで抜け道を見出し、巧みにボーフム陣内へ侵攻します。
この時は最終的にボーフムにボールを返される結果となり、バイエルンの先制とは
なりませんが、今節からムシアラが復帰したことで、ムシアラが実にムシアラ
らしく独特なタッチでボーフム守備陣のプレスを単独でかわせるスキルを
生かした攻撃も再びバイエルンにとって大きな武器となってくるはずです。
しかし前半8分、キミヒのロングパスをカットされボーフムにマイボールと
されると中央でシソコから返しのパスを受けたマショビッチがダイレクトに
バイエルンのハイライン裏を狙ったスルーパスを送り、
これに合わせて飛び出したブロジンスキがマーカーのキム・ミンジェの追走を
受けつつ、ゴールから飛び出してきた守護神ノイアーのブロックをかわして
ボールをチョコンと前方に蹴り出すと、ボールはそのままゴールに収まるか、
勢い足らずに手前で止まるか微妙なところでしたが、このタイミングで
ブロジンスキを追い抜いたキム・ミンジェがゴール手前で見事にボールを
止めてバイエルン絶体絶命の大ピンチを救います。
序盤のボーフムの速攻をしのいで再び自分達のペースを取り戻したい
バイエルンは前半16分、ケインがボーフム陣内ペナルティアーク手前で
デイヴィスからのパスを受けるもボーフムDF陣のファウルを受けてFKを
得ると、これをオリーセが巧みに壁がジャンプするも更にその頭上を超えた
フワリと浮かせたシュートを決め、バイエルンが1-0と先制します。
壁がジャンプしたことでシュートコースが見えなかったGKドレーヴェスが
一歩も動けないファインゴールでありました。
先制したことで気持ち的に余裕ができ、自分達の距離感でパスを回せるように
なったバイエルンではありますが、対するボーフムも勢いは衰えておらず、
前半23分には自陣左サイドでバイエルンからパスカットすると、こぼれ球を
拾ったシソコがドリブルでバイエルン陣内へ侵攻すると、PA手前でパスを受けた
ブロジンスキがウパメカノの寄せの前に右足ファーサイド側を狙ったシュートを
放つと、守護神ノイアーの横っ飛びでも届かなかったもののボールは枠の外へ
外れてしまいます。
再びピンチを免れたバイエルンは前半26分、ボーフム陣内へ侵攻すると右サイドで
パスを受けたオリーセがムシアラ同様スピードではないものの、巧みなボール
タッチでカットインを試みるとPA手前でボーフムDF陣のファウルを受け、
FKを獲得します。これをキミヒがフワリとニアサイドに上げたボールを
GKドレーヴェスの前に飛び出したムシアラが頭で流してゴールを決め、
バイエルンが2-0とボーフムを引き離します。
終盤もバイエルンは2点のリードを生かして引き続き全体のラインを高く設定して
ボーフム陣内へ攻め入る姿勢を見せ、一方ボーフムはバイエルンのハイラインの
裏を度々狙って前線へロングボールを送るものの、そこでバイエルンDF陣が
追いかける展開となってもキム・ミンジェ等スピードで負けない守備で危険な
シーンを作られることなく、前半はバイエルンリードで終了します。
後半へ続く…。
さて後半。
ボーフムはパスラックに代えてガンボアを投入します。前半にパスラックが
警告を受けたことが主な理由となりますでしょうか…?
バイエルン側のメンバー変更はないようです。
後半の立ち上がりに関しても前半同様、落ち着いてボールを回したいバイエルンに
対してボーフムが前線からアグレッシヴなプレッシングでバイエルン陣内へ
侵攻しますが、最終的に守り切ったバイエルンが後半9分に守護神ノイアーからの
ロングボールを一旦はボーフムに弾き返されるものの、こぼれ球を拾った
ムシアラからオリーセへ繋ぎ、スペースへ飛び出したコマンがオリーセからの
スルーパスを受けて最後は左足でゴールへ流し込みますが、これはコマンが
パスを受けたポジションがオフサイドだったとして無得点に終わります。
しかし後半12分、ボーフムの攻撃をしのいだバイエルンが左サイドから速攻を
仕掛けるもののこれはボーフムDF陣にストップさせられてしまいますが、
ライン全体がボーフム陣内へ侵入してもボールを保持し続け、
最後は中盤でキミヒからパスを受けたムシアラが中央部をドリブル突破して
PA手前まで持ち上がり相手DF陣を引きつけたところでPA内左のスペースへ
抜け出したケインへパスを送ります。
これをケインが左足で沈めてバイエルンが3-0と更にリードを広げます。
中盤になるとバイエルンはムシアラに代えてミュラー、更にはパリーニャに
代えてゴレツカ、更にはオリーセに代えてザネを投入します。
一方ボーフムはエルマンに代えてダシュナーを投入します。
すると後半20分、ボーフム陣内右サイドでパスを受けたザネがHSを裏抜けした
ライマーにスルーパスを送るもこれはメディッチに引っかけられます。
しかし、メディッチからダシュナーに出された縦パスをザネ自らがカット
すると、そのままドリブルで中央部PA前まで駆け上がり、ゴール左上隅を
狙って放ったシュートがそのままネットを揺らし、
バイエルンが4-0として更に更にリードを広げます。
この後バイエルンはハリー・ケインに代えてマティス・テルを投入します。
そして後半26分、ボーフムの攻撃を再び凌いだバイエルンはコマンのパスで
右サイドのザネへ大きく展開するとザネがドリブルでボーフム陣内へ侵入し、
中央のテルへ渡すと、テルから左サイドのデイヴィスを経由して大外の
コマンへパスが渡ります。
コマンはきっとGKドレーヴェスがニアサイドにいたのが見えたのでしょう…
PA角から対峙するDFを1人かわすとそのままファーサイド側のネットを
狙ったシュートを放つと、これが横っ飛びGKドレーヴェスの手を掠めて
ゴール右上隅に収まり、バイエルンが5-0と大量リードを奪います。
この直後、ボーフムはブロジンスキに代えてホフマン、デ・ヴィットに
代えて三好康児を投入します。
終盤になってバイエルンは序盤に神クリアを見せたキム・ミンジェに
代えてダイアーを投入します。
さて、大量5得点のバイエルンでありますが、まだ試合時間は10分以上
残されており、相手としては個人的に奮闘しているシソコが絡んだ攻撃
から一矢報いたいボーフムが後半36分にバイエルン陣内PA内でパスを
受けた三好のゴール前へのクロスがスルーされてしまう結果に安堵すると
同時にボーフムの戦意を殺ぐべくバイエルンも再び攻撃に転じますが、
テルのシュートはGKドレーヴェスの懸命のセーヴに止められ、
またゴレツカのシュートはクロスバーの上を越え追加点とはなりません。
ただ、後半A/Tにボーフム相手にトドメの一撃を食らわせることは
できなかったものの、巧みに相手に危険なシーンを作らせなかった
バイエルンが順当にボーフムを破りました。
戦績:6勝2分(勝ち点:20)
得点:29/失点:7
順位:首位
ゴール
▼バイエルン
前半16分:オリーセ(FK)
前半26分:ムシアラ
後半12分:ハリー・ケイン
後半20分:ザネ
後半26分:コマン
▼ボーフム
ゴールなし
■出場メンバー
◯バイエルン
GK:ノイアー
DF:ライマー、ウパメカノ、キム・ミンジェ、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:キミヒ、パリーニャ
OMF:オリーセ、ムシアラ、コマン
FW:ハリー・ケイン
▽交代
ムシアラ→ミュラー、パリーニャ→ゴレツカ、オリーセ→ザネ、ハリー・ケイン→マティス・テル、
イエローカード:ムシアラ(累積2枚目)
監督:ヴァンサン・コンパニ
○ボーフム
GK:ドレーヴェス
DF:エルマン、オルデツ、メディッチ
MF:パスラック、シソコ、マショビッチ、ロジラ、ヴィテク
FW:ブロジンスキ、デ・ヴィット
▽交代
パスラック→ガンボア、エルマン→ダシュナー、ブロジンスキ→ホフマン、デ・ヴィット→三好康児、シソコ→パンネヴィッヒ
監督:マルクス・フェルトホフ(暫定監督)
では、Tschuess!!!(V)o\o(V)
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