'23-'24シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第20節(バイエルンvsメンヘングラッドバッハ)



Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

今節はメンヘングラッドバッハ(BMG)をホームに迎えて対戦しました。
試合はバイエルンが3-1でメンヘングラッドバッハをくだし、
勝ち点2差で首位レバークーゼンに迫って首位争いに踏みとどまっています。
※試合は現地時間2/3(土)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■ダニエル・ペレッツ(ケガ)
■ブナ・サール(ケガ)
■セルジュ・ニャブリ(ケガ)
■コンラート・ライマー(ケガ)
■ダヨ・ウパメカノ(ケガ)
■ヨシュア・キミヒ(ケガ)
■キングスレー・コマン(ケガ)
■キム・ミンジェ(韓国代表招集)

さて試合の方ですが、
依然ケガ人続出のバイエルンですが、今節はアフリカ・ネーションズカップ出場の
モロッコ代表マズラウィが帰還していきなりのスタメンであります。
そんな少しばかり頼もしい存在が帰ってきて、更にはグラナダから加入した
サラゴサ、ガラタサライから加入したボエが控えるバイエルンではありますが、
前半5分にビッグチャンスを迎えます。
そのマズラウィが右サイドでパスを受けるとタッチライン際に開いたミュラーとの
連携から前のスペースへ抜け出してパスを受けると今度は中央部へ切れ込みながら
ケインとの連携からPAへ侵入し、相手守備陣を十分引きつけたところで中央で
フリーのザネへ渡り、左足でダイレクトシュートを放ちますが、残念ながらコレは
クロスバーを叩いてバイエルンの先制とはなりません。
バイエルンは前半10分にもメングラ陣内での相手のビルドアップをデイヴィスが
パスカットしてショートカウンターを繰り出すと中央で受けたミュラーから
右HSを飛び出してきたザネが走りながらパスを受けて再びゴール前に出てきますが
浮かしたシュートはなんと左ポストの更に外側に行ってしまい、
立ち上がりに迎えた2度の決定機を外してしまいます。

そんなこんなで先制するチャンスを逃してしまったバイエルンですが、
中盤以降もボールキープ率を高め、引き気味にブロックを敷いて守備に備える
メングラに対して試合のイニシアチヴを握って攻撃を展開します。
ビルドアップの際、中盤まで下りてパスを引き出すケインにスパーズでも
同僚だったダイアーからの縦パスが出たり、立ち上がりのマズラウィとミュラーの
連携から前に抜け出したり、ムシアラやザネに渡れば独力で持ち運ぶことができ、
攻め手のヴァリエーションはあるだけに攻撃に停滞感はなく、バイエルン先制の
期待感はあります。
前半31分にはメングラ陣内PA手前で得たFKからケインが直接ゴールを狙いますが、
これは横っ飛びGKニコラスにセーヴされてしまいます。

しかし終盤に突入すると突如ギアを上げたメングラが逆にバイエルンを押し始め、
前半33分にはノイハウスのシュートをダイアーがライン上でブロックして
事なきを得ますが前半35分、中央部で下りてきたミュラーに対してノイアーから
出された縦パスをエルヴェディがチャージ気味にインターセプトしますが、
ノーファウルで流れるとエルヴェディがドリブルで持ち上がり、
最後はシーバチュとのワンツーからフリーでシュートを決めて、0-1とメングラが
巧みにバイエルン守備陣に仕事をさせる前に先制します。

先制を許してしまったバイエルンですが前半45分、メングラ陣内でボールを
保持して左サイドから右サイドへボールを振って相手守備陣を揺さぶると、
更にザネのカットインで陣形を乱し、中で待つミュラーへパスを送ると
ここに右HSのスペースへ飛び出したパヴロヴィッチがミュラーからの
スルーパスを受け、やや角度の厳しいところからではありましたがフリーで
シュートを放つとこれが枠へ収まり、1-1とバイエルンが早い時間帯で
同点に追いつきます。
そんなこんなでバイエルンが先制されながらも前半の内に同点に追いつき、
1-1のドローで前半を終了します。
後半へ続く…。

さて後半。
ここでも立ち上がりからビッグチャンスを迎えたバイエルン。
後半4分、メングラ陣内左サイドでパスを受けたムシアラがカットインから
PAへ侵入すると前でミュラーが相手DF2人を引きつけ、そのミュラーとの
ワンツーで抜け出し右足でシュートを放ちますが、これは残念ながら
ニアサイドの外側ネットに当たるにとどまり、バイエルンの勝ち越しとはなりません。
それでもバイエルンは右サイドで復帰したマズラウィが攻撃に良い
アクセントを加え、そこにミュラーやザネが絡んでデイヴィスやムシアラの
いる左サイドよりも効率的に攻撃できている印象です。
ナーゲルスマン政権時に、一時ピッチの中央部だけを使用していましたが、
やはりバイエルンの魅力はピッチを幅広く使ったサイドアタックですな。

中盤に入るとメングラはネッツに代わってライナー、エングムに代わって
ハック、ノイハウスに代わってコネが入ります。メングラのライナーは
リンパ腫の為に数ヶ月に渡って戦線離脱してからの復帰です。
そして一方のバイエルンはマズラウィに代わってニューカマーである
サシャ・ボエを投入します。
マズラウィとはどこまで異なったアクセントを加えてくれるのか楽しみであります。
そのボエですが、後半23分にハックのドリブルを自陣PA内ながら冷静に
インターセプトする等落ち着いた守備を見せてくれていました。

そして後半25分、バイエルンはメングラ陣内まで侵入した最終ラインの
ダイアーから縦パスを受けたムシアラがドリブルで相手守備陣を引きつけた
ところで左サイドのデイヴィスへパス。そしてデイヴィスからの中へのパスは
ライナーにカットされてしまいますが、セカンドボールを拾ったゴレツカが
ゴール前にクロスを送るとミュラーがGKニコラス&エルヴェディと競った
ところ、ボールがこぼれたところにフリーで待っていたケインが頭で
押し込んでバイエルンが2-1と勝ち越しに成功します。
※ミュラーとGKニコラスの交錯プレー疑惑がありましたが得点が認められました。

この直後、そのミュラーに代わってマティス・テルが投入されます。

先制されながらも試合のイニシアチヴを握り続け遂に逆転したバイエルン。
終盤に入っても俄然気合の入ったプレーでデイヴィスがスピードで勝り、
オノラのドリブル突破を防ぐシーンがある等、時折メングラが見せる
カウンターにも対応しています。
ただ、デイヴィスはこのプレーで左足を負傷してしまいます…。
その為、メングラ陣内PA手前でバイエルンがファウルを受けて一旦プレーが
切れたところでデイヴィスはゲレイロと交代となります。
一方のメングラはライツに代わって日本ジ選手の福田師王が投入されます。

そして後半41分、このバイエルンのFKをザネが狙うかと思いきや、
ゴール前へ合わせのボールを蹴ったところ、コネとスカリーの間で
フリーとなったデ・リフトが頭で押し込んでバイエルンが3-1として
大きな追加点でメングラを引き離します。
試合終了までこのスコアが変わることはなく、バイエルンはペップ政権時の
'13-'14シーズン以来のメングラに対してシーズンダブルとなりました。
これで、気分良く次節レバークーゼンとの首位攻防戦に臨むことができます。

戦績:16勝2分2敗(勝ち点:50)
得点:59/失点:19
順位:2位

ゴール

▼バイエルン

前半45分:パヴロヴィッチ
後半25分:ケイン
後半41分:デ・リフト

▼メンヘングラッドバッハ

前半35分:エルヴェディ

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:マズラウィ、デ・リフト、ダイアー、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:パヴロヴィッチ、ゴレツカ
OMF:ザネ、ミュラー、ムシアラ
FW:ケイン

▽交代
マズラウィ→ボエ、ミュラー→マティス・テル、デイヴィス→ゲレイロ

イエローカード:

監督:トーマス・トゥヘル

○メンヘングラッドバッハ

GK:ニコラス
DF:スカリー、フリードリヒ、エルヴェディ、ネッツ
CMF:ヴァイグル
OMF:オノラ、ライツ、ノイハウス、エングム
FW:ジョーダン・シーバチュ

▽交代
ネッツ→ライナー、エングム→ハック、ノイハウス→コネ、ライツ→福田師王、オノラ→ラノス

監督:ジェラルド・セオアネ

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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