'23-'24シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第19節(アウグスブルクvsバイエルン)




Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

今節はアウグスブルク(FCA)のホーム、WWKアレーナに乗り込んで対戦しました。
試合はバイエルンが3-2でアウグスブルクをくだし、
僅差でレバークーゼンに迫って首位争いに踏みとどまっています。
※試合は現地時間1/27(土)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■ダニエル・ペレッツ(ケガ)
■ブナ・サール(ケガ)
■セルジュ・ニャブリ(ケガ)
■コンラート・ライマー(ケガ)
■ダヨ・ウパメカノ(ケガ)
■ヨシュア・キミヒ(ケガ)
■ヌサイル・マズラウィ(モロッコ代表招集)
■キム・ミンジェ(韓国代表招集)

さて試合の方ですが、
中盤から最終ラインにかけて主力にケガ人続出のバイエルン。
今冬新加入のダイアーがいきなり最終ラインのスタメンに抜擢されるのに加えて
本来左サイドのラファエル・ゲレイロが右SBが出ざるを得ないスクランブル状態。
キックオフ直後はそんな不安定なバイエルン守備陣をスキを突こうと
アウグスブルクが高い位置からの強めのプレスを仕掛けてきますが、
バイエルンは巧みなパスワークでこれをかわして相手陣内まで攻め入るものの、
前半4分にパヴロヴィッチがボールロストしてアウグスに反撃を許すと、
その1分後にはアウグス陣内右サイドからハウウェレーウが逆サイドの前方に
出したロングパスをデミロヴィッチと競ったデ・リフトがPA内でハンドの
疑いを持たれ、PKかどぅかVAR判定に委ねられます。
幸いにもPA外でのハンドだったということでPKではなくFKからのリスタートと
なりますが、デ・リフトには警告が提示されます。
結果的にバイエルンとしては幸いなことにバルガスが蹴ったアウグスのFKは
アウグス選手に当たって失敗に終わります。

しかし前半12分、再びロングボールを送り込んでバイエルン陣内へ攻め入った
アウグスブルクはパスを受けたイアゴのゴール前へのクロスに対し、
PA内左サイドでフリーのレクスベチャイを見つけた為か、デミロヴィッチが
頭でシュート?のようなパスをレクスベチャイの前のスペースへ出すと、
角度の厳しいところからでしたがこれをレクスベチャイが左足で放った
ヴォレーシュートがバイエルンゴールに突き刺さり、0-1とアウグスブルクが
先制…したように見えましたが、VAR判定の結果レクスベチャイのポジションが
オフサイドであったとしてバイエルンはピンチを免れました。
ただ、ダイアーとデ・リフトの2CBはアウグスのFW2人に完全に気を取られていた為
ホントにオフサイドで助かったシーンでした。
序盤はバイエルンにもシュートまで持っていくチャンスというのはありましたが、
アウグスDFにブロックされたり、枠外だったりと決定的なものでは
ありませんでした。

ここまででは珍しく押され気味のバイエルンではありましたが、
前半23分に自陣左サイドでマイボールとなるスローインを得るとそこから
大きく右サイドへ展開してゲレイロからザネへとパスが渡り、
ザネのドリブルでアウグスブルク陣内まで攻め入り、PA内で仕掛けたところ
対峙したイアゴに当たってボールがラインアウトし、バイエルンのCKから
リスタートとなります。
これをゲレイロがゴール前へ上げると、ニアサイドでゴレツカが頭で
流したボールをティーツが体勢が苦しいながらも左足でクリアを試みるも
これが甘くなってしまい大きく前に出せず、ほぼほぼこぼれ球のような
状況となったところにイチ早く反応したパヴロヴィッチが左足でゴールへ
詰めて、1-0と押され気味のバイエルンが先制することに成功します。
しかし、この時ティーツとの交錯があったコマンが左足を痛めてしまい、
マティス・テルとの交代を余儀なくされます。
試合後、コマンは左ヒザ内側側副靭帯断裂の重傷と判明、今後数ヶ月の
負傷離脱が見込まれます。

ただ、終盤に入ったもののバイエルンの得点はセットプレーからの
という事もあり…まだ1点でもあり、試合の流れを変えるような物ではなかった為、
まだアウグスブルクに反撃の意思があり、特にトップから1列下でプレーする
バルガスがボールの有無に関係なく縦横無尽に動き、バイエルン陣内へ攻め入る
ケースも比較的頻繁に見られ、バイエルン的には完全に自分達のペースで
試合が進んでいる訳ではないように映ります。
また、アウグスブルクは守備時も激しいプレスを仕掛けてバイエルンの攻撃時に
余裕を与えないような対応をしてきましたが、これに対してバイエルンは後半A/T、
アウグスブルク守備陣の疲労もあったのかテンポよくパスが回るようになると
中盤でのゴレツカのボールキープから、中へ絞ってきたデイヴィスが相手の中盤と
DFラインのギャップでパスを受けるとPA外ながら利き足ではない右足で
グラウンダーのシュートを放つとこれがゴール左下隅に突き刺さり、
バイエルンが2-0とアウグスブルクを引き離し、前半を終了します。
後半へ続く…。

さて後半。
立ち上がりはバイエルンが落ち着いてボールを回す時間があり、バイエルンらしい
プレーができているように映りましたが、アウグスブルクがバイエルンから
インターセプトしてマイボールとするとこの効果的なハウウェレーウからの
前線へのロングパスとバルガスの飛び出しから左サイドCKを得ると後半7分、
一旦はバイエルン守備陣に弾かれるものの、最終ラインが上がってきていた
アウグスがこぼれ球を回収して今度は右サイドへ展開すると、ムバブがゴール前へ
上げたクロスに対してニアサイドでケインと競り合ったデミロヴィッチが放った
ヘディングシュートがファーサイド側のネットを揺らし、2-1とアウグスブルクが
バイエルンに詰め寄り、試合はまだバイエルンの流れではないようです。

しかしバイエルンは後半13分、自陣左サイドでの攻防からスペースのある
右サイドへ展開するとパスを受けたゲレイロから更に繋ぎを受けたザネが
アウグス陣内をドリブルで持ち上がり、カットインからたちまちPA内へ
侵入するとゴール前へクロスを送ります。
これは一旦ハウウェレーウにブロックされますが、こぼれ球を拾ったムシアラから
やや左のスペースでフリーだったケインがパスを受けると右足でゴールへ流し、
バイエルンの3点目かと思いきや、ケインのポジションがオフサイド疑惑の為
一度VARにかけられるも、どうやらムシアラのパスではなくブロックを試みた
ハウウェレーウのディフレクションと判断されたのか、ケインのゴールが
認められ、バイエルンが3-1と再びアウグスブルクを引き離します。

アウグスブルクは中盤になるとティーツに代えてベーリョ、イェンセンに代えて
エンゲルス、更にレクスベチャイに代えてペデルセンを投入し、
それでも諦めない姿勢を見せそれを攻撃でも実践し、バイエルンゴールを
脅かし続けます。
確かにバイエルンリードで楽観視している部分はありましたが、
バイエルンの最終ラインは急造メンバーで構成されている為、相手にとって
付け入るスキがあるということです。
そうして後半も終盤まで来ましたが、バイエルンとホーム、アウグスブルクの
シュート数はここまでほぼほぼ同数で目に見えてバイエルンが上回っているのは
得点とポゼッションくらい。
アウグスブルクは更にイアゴに代えてマイアーを投入し、更にはこの日動き
まくったバルガスに代えてミヒェルを投入します。

バイエルンも後半36分に自陣でアウグスブルクのFKを弾き返すとカウンターを
発動し、ザネのスピードでこぼれ球を拾うとスペースへ飛び出したテルへ
スルーパスが渡り、テルがアウグス陣内を独走でGKダーメンと1vs1になりますが、
放ったシュートは右ポストに弾かれ枠には収まりませんでした。
試合時間残り10分を切ってにもかかわらず、何が起こるのか分からないのが
バイエルン・ダービーではありますが、この試合も後半41分に自陣PA内で
守護神ノイアーが浮いたボールをパンチングクリアしようとしたところに
ウドゥオカイがいて、故意ではなかったと思われますが、これが一旦は流れた
もののその後VARによりPKと判定が覆ります。
しかし、自らPKを招いたノイアーがミヒェルの蹴ったPKを読み通りにブロックし、
バイエルンは大ピンチを免れます。
この後バイエルンはムシアラに代えてミュラー、ザネに代えてチュポ=モティングを
投入し試合を締めにかかろうとします。

諦めないアウグスブルク相手に上述のようなノイアーのPKストップ等で
凌いできたバイエルンではありましたが後半A/Tにミュラーがデミロヴィッチを
自陣PA内で倒してしまい、アウグスブルクに再びPKが与えられます。
これはさすがにデミロヴィッチに決められてしまい、3-2と1点差に詰め寄られて
しまいますが、負傷したパヴロヴィッチに代えてズヴォナレクを投入するなど
残りの時間を巧みに使って逃げ切ったバイエルンが自チームだけで警告6枚が
飛び交う乱闘気味の試合を制して勝ち点3をホームに持ち帰ることができました。

戦績:15勝2分2敗(勝ち点:47)
得点:56/失点:18
順位:2位

ゴール

▼バイエルン

前半23分:パヴロヴィッチ
前半45(+5)分:アルフォンソ・デイヴィス
後半13分:ケイン

▼アウグスブルク

後半7分:デミロヴィッチ
後半45(+4)分:デミロヴィッチ(PK)

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:ゲレイロ、デ・リフト、ダイアー、アルフォンソ・デイヴィス
CMF:パヴロヴィッチ、ゴレツカ
OMF:ザネ、ムシアラ、コマン
FW:ケイン

▽交代
コマン→マティス・テル、ムシアラ→ミュラー、ザネ→チュポ=モティング、パヴロヴィッチ→ズヴォナレク

イエローカード:デ・リフト(累積4枚目)、パヴロヴィッチ(累積3枚目)、ザネ(累積4枚目)、ゲレイロ(累積2枚目)、
チュポ=モティング(累積2枚目)、ノイアー(累積1枚目)

監督:トーマス・トゥヘル

○アウグスブルク

GK:ダーメン
DF:ムバブ、ハウウェレーウ、ウドゥオカイ、イアゴ
CMF:イェンセン、ヤキッチ、レクスベチャイ
OMF:バルガス
FW:ティーツ、デミロヴィッチ

▽交代
ティーツ→ベーリョ、イェンセン→エンゲルス、レクスベチャイ→ペデルセン、イアゴ→マイアー、バルガス→ミヒェル

監督:ジェス・トルップ

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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