'23-'24シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第34節(ホッフェンハイムvsバイエルン)


Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

'12-'13シーズンから続いたバイエルンの連覇が途切れ、
レバークーゼンが初優勝する等色んなことがあった'23-'24シーズンの
ドイツ/ブンデスリーガも最終節…そんな今節はホッフェンハイム(TSG)の
ライン・ネッカー・アレーナに乗り込んで対戦、
バイエルンは2点先行するものの、後半相手に4点取られてホッフェンハイムに
逆転負けを喫してしまいました
※試合は現地時間5/18(土)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■ブナ・サール(ケガ)
■サシャ・ボエ(ケガ)
■キングスレー・コマン(ケガ)
■ラファエル・ゲレイロ(ケガ)
■チュポ=モティング(ケガ)
■セルジュ・ニャブリ(ケガ)
■リロイ・ザネ(ケガ)
■ジャマル・ムシアラ(ケガ)
■ハリー・ケイン(ケガ)

さて試合の方ですが、いきなり試合が動きます。
前半4分、バイエルンがホッフェンハイムを自陣に追いやりながら
ビルドアップして最終ラインから前線へ縦パスを入れて攻撃のスイッチを
入れると、左サイドでゴレツカを経由してパスを受けたデイヴィスが
巧みな仕掛けからPA内に侵入してゴール前へクロスを入れるとボールは
ファーサイドへ流れるもこれをミュラーが右足でダイレクトに中央へ
折り返すと、ここにフリーで飛び込んできたマティス・テルが走り込み
ながらヘディングで押し込み1-0とバイエルンが先制します。

更に前半6分、ホッフェンハイムが自陣左サイドで得たスローインを
読んでいたダイアーが中盤で競り勝ってボールを前に押し出すと、
こぼれ球を拾ったテルがドリブルで相手DF陣を引きつけると、
左サイドでオーヴァーラップしてテルを追い抜いたデイヴィスが
テルからスルーパスを受けるとダイレクトに左足でゴール右下へ決めて
2-0としてホッフェンハイムを引き離します。

しかし前半8分、バイエルンが自陣内でホッフェンハイムの攻撃を抑え、
一旦守護神ノイアーにボールが返ると、ノイアーが出したダイアーへの
パスを読んでいたベブーのプレスによりインターセプトされると一気に
ホッフェンハイム攻撃陣がバイエルンゴールに迫り、クラマリッチが
ベブーからパスを受けるも帰陣したバイエルンDF陣の守備によりボール
タッチがもたつきますが、冷静に後方でフリーのバイアーに預けると
バイアーがダイレクトに放ったシュートがバイエルンゴールに突き刺さり、
立ち上がりだけで2-1とホッフェンハイムがバイエルンに詰め寄り、
試合は荒れ模様のにほひがする展開となります。

ただ、中盤に入るとお互いにカウンターの応酬があったりもしましたが、
お互いに守備が締まってきた為、試合は落ち着いてきた感があります。
ホッフェンハイムがバイエルンの左サイド、デイヴィスの裏のスペースを
突いて攻め入るケースが多く、また終盤になってもそのパターンは
変わらず、それでもバイエルンのDF陣は強固なブロックを敷いて対応して
きましたが前半33分、バイエルン陣内右サイドを突破したカデラベクが
スルーパスを受けてゴール前にクロスを送るも、これはダイアーがカット
しますが、クリアではなくパスを試みるもこれがベブーへのパスとなって
しまい、ベブーにシュートを許しますがこれは守護神ノイアーがガッチリ
キャッチして事なきを得ますが、ノイアーといいダイアーといい、
バイエルンDF陣に集中を感じさせないプレーが散見され心配であります。
また、このプレーの後パヴロヴィッチが負傷退場してしまい、
ズヴォナレクとの交代を余儀なくされます。

交代策効果もあったのか、終盤ホッフェンハイムに押され気味だった
バイエルンも前半終了間際にはミュラーが決定機を迎える等盛り返しを
見せますが、ホッフェンハイムDF陣のハードワークにより無得点。
また、ホッフェンハイムも前半A/Tに自陣からカウンターを発動して
バイエルンゴールに迫りますが、シュートはノイアーの正面となり
結局両チームともにスコアは2-1から変わらず、
前半はバイエルンリードで終了。後半へ続く…。

さて後半。
前半に引き続き、バイエルンが比較的ボールを支配して立ち上がりは展開
していきますが、自陣からのビルドアップの時点ではホッフェンハイムの
プレスにやや圧倒され、最終的にノイアーのフィードに頼ってしまうところが
あり、相手のファーストプレスをかわしてもライマーやゴレツカ等中盤の
選手達が巧みにポジションを変えながらパスを引き出そうとするも
バイエルンに攻撃のチャンスはあまり巡ってきてはいないようです。
確かにバイエルンとしてはリードしている為、焦って攻め急ぐ理由は
ないんですが…と思ったら後半14分にホッフェンハイムゴールまで巧みに
繋いだバイエルンが最後はミュラーがフリーでシュートを放つも
ボールはクロスバーの上を越えていってしまいます。

中盤になるとホッフェンハイムはプレメルに代えてトフンジュ、
更にビュルターに代えてユラーセクを投入します。
そしてホッフェンハイムのこの交代策の後から次第にホッフェンハイムが
バイエルンを押し込むようになり、後半20分にはクラマリッチがPA外ながら
強烈なシュートを放つとこれは守護神ノイアーがセーヴしますがゴール
右上を狙った危険な攻撃がバイエルンゴールを襲います。
そして後半23分、バイエルンの自陣右サイドでのビルドアップを激しい
プレスでホッフェンハイムが阻むとスローインのリスタートからPA内で
これを受けたベブーが巧みな入れ替わりでダイアーのチェックをかわすと
ゴール前のフリースペースに走り込んできたクラマリッチへパス。
これをクラマリッチが押し込んでホッフェンハイムが2-2の同点に
追いつきます。
バイエルン的には、このプレーの前にキミヒがユラーセクに押されて
ボールがタッチラインを出てスローインとなったものの、
ユラーセクがキミヒを押したことがファウルでは?となりましたが
流されてしまったようです…。

終盤になってバイエルンとしてはラインを上げてホッフェンハイム陣内へ
攻め込んだとしても崩しの手段が乏しい感じに見えて…その為、
カウンターでホッフェンハイムの守備陣が整う前に仕留める手段に戦法を
代えたようで後半35分には左サイドでボールをキープしたデイヴィスから
中央部PA内でパスを受けたミュラーが狙いすましたシュートを放ちますが、
これは残念ながら枠には収まりませんでした。
この後バイエルンはマティス・テルに代えてサラゴサを投入、
一方のホッフェンハイムはシュタッハに代えてビショフを投入します。

そして迎えた終盤も終盤の後半40分、
ホッフェンハイムは自陣でゴレツカの縦パスをインターセプトすると
左サイドへボールを回してバイエルン陣内へ侵攻します。
パスを受けたユラーセクが対峙するキミヒをドリブルで抜くとゴール前へ
クロスを送り、これを受けたビショフがシュートを打てる状況では
なかったものの、後方でフリーのクラマリッチに落としのパスを送ると
クラマリッチが狙いすましたシュートをゴール左下隅へ決めて、
2-3とホッフェンハイムが土壇場で逆転します。

更に後半42分、もはや押せ押せのホッフェンハイムに対してまともに
ビルドアップすることも困難となったバイエルンはノイアーが
ペナルティアークまで下りてきたライマーにパスを送るもここに
寄せていたビショフのプレスを喰らってボールがこぼれると、
こぼれ球を拾ったクラマリッチが巧みな切り返しでライマーのタックルを
かわすと左足でゴールへ押し込み、2-4と追いつきたいバイエルンに
対して逆にホッフェンハイムがバイエルンを引き離します。
そしてクラマリッチはハットトリック達成となります。

バイエルンにとっては少なくとも2回のミスがそのまま2失点につながり、
もはやA/Tだけではこれを跳ね返すことができず、2-4で敗戦ていう
だけではなく、別会場で勝ったシュツットガルトにリーグ順位でも
ひっくり返されて3位に転落ていう結果でシーズンを終えることに
なってしまいました。
リーガ連覇は11で途切れちゃったけど、来季迎えるヴァンサン・コンパニ新監督の下また出直せばイイ。
バイエルンにゃあ勝者のメンタリティがあるんだから。
さしよりお疲れさま!

戦績:23勝3分8敗(勝ち点:72)
得点:94/失点:45
順位:3位

ゴール

▼バイエルン

前半4分:マティス・テル
前半8分:アルフォンソ・デイヴィス

▼ホッフェンハイム

前半8分:バイアー
後半23分:クラマリッチ
後半40分:クラマリッチ
後半42分:クラマリッチ

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:デ・リフト、ダイアー、ウパメカノ
MF:キミヒ、ライマー、パヴロヴィッチ、アルフォンソ・デイヴィス
ST:ミュラー、ゴレツカ
FW:マティス・テル

▽交代
パヴロヴィッチ→ズヴォナレク、マティス・テル→サラゴサ

イエローカード:

監督:トーマス・トゥヘル

○ホッフェンハイム

GK:バウマン
DF:オザン・カバク、グリリッチュ、アクポグマ
MF:カデラベク、プレメル、シュタッハ、ビュルター
ST:バイアー、クラマリッチ
FW:ベブー

▽交代
プレメル→トフンジュ、ビュルター→ユラーセク、シュタッハ→ビショフ、バイアー→ヴェホースト

監督:ペッレグリーノ・マタラッツォ

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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