谷根千で生鮮食品を買う

ほとんど大きなスーパーがない谷根千。
我が家からの徒歩圏でいうと、根津の駅前の赤札堂が唯一のスーパー。

肉はというと、千駄木にある鳥正の事務所(?)は谷中に。小さな窓があいているだけで、知る人ぞしる店なのだと思いますが、しょっちゅう行列ができています。でも、豚肉や牛肉はなし。これは、千駄木にある、知る人ぞ知るコンビーフの腰塚か、根津の不忍池に近い出口を出てすぐの寺島商店くらい。寺島さんは昔ながらにフライなどの惣菜も売っているお肉屋さん。腰塚は、外に椅子があって、買った物を食べられたりするせいか、平日も人で賑わってます。とはいえ、肉はせいぜいこの2軒くらいでしょうか?

野菜類は軒並み個人商店なのですが、かなりの充実具合。
特に有機野菜を扱っているお店は、規模が小さいながら、根津の駅周辺にもいくつか。谷中にもおかってというお店があります。
私がよく行くのは千駄木の萩原青果。規模の小さい根津店が肉屋の寺島商店のすぐ脇にあるのですが、商品の充実度は千駄木のお店とは比べものにならず。旬の野菜が手頃な値段で、バラエティー豊かに手にはいるので、週に1度は顔を出します。土曜日は特売とあって、外まで行列ができるほど。

もう一軒忘れてならないのが、金杉青果。不忍通りから大分はいったところにあるのでわかりにくいのですが、不忍通りを歩いていると、根津神社に入る角より少し根津よりに看板が。こちら、豆乳を始め、大豆製品の充実度が半端ない。ビーガン向けのお店というべきでしょうか。テンペなども扱っていて、しかもとてもお手頃。この2軒あれば、ベジの人ならほぼOK。

一番少ないのは魚屋さん。これは、意を決して御徒町の吉池までいくか、さもなければ、夜店通りの魚屋さんか。私は、夜店通り抜けて田端銀座の魚屋さんまでちょいちょいいっています。
個人商店が多いと、現金の持ち合わせは必須。しかも、あちこち歩かなければなりません。30年近く前、江古田に引っ越した時に、ビールとパンツと野菜が一つの店で買えるスーパーはすばらしいと思ったのを思い出します。
しかも、せっせと歩いて行ったのに持ち合わせがちょっと足りなくて、いくつか品物を諦める……なんていう自体も。そんなわけで最近Paypayを始めました。



得意技は家事の手抜きと手抜きのためのへりくつ。重曹や酢を使った掃除やエコな生活術のブログやコラムを書いたり、翻訳をしたりの日々です。近刊は長年愛用している椿油の本「椿油のすごい力」(PHP)、「家事のしすぎが日本を滅ぼす」(光文社新書)