真夏のダイナソー/日食なつこ
日食なつこさんの夏シングルが2021年6月23日にリリースされました。
01 真夏のダイナソー
02 ワールドマーチ
03 泡沫の箱庭
今回はそのリード曲である「真夏のダイナソー」について、書かずにはいられなかったので感想もろもろ書きます。
「ダイナソー」を探しに
4~5月頃に、日食さんの新曲MVの素材として「ダイナソー」のような雲の写真や動画の募集がありました。ということで、私は「ダイナソー」を探しに出かけました。
子どもの頃は、車に乗っているときによく雲を眺めてたな・・・ということを思い出しました。子どもの私にとって、車で過ごす時間って少し退屈で窓から外をよく見ていた気がします。姉妹で「わたあめみたいだね」とか「〇〇に似てるよね」とか話したりして。
大人になってろくに空も見なくなった私が「ダイナソー」を探すのは思いのほか楽しくて、彼らを見つけてはおぉ!という気持ちになりました。空って日々刻々と変化していくので、同じ彼らには二度と会えないという刹那もありながら。
締め切りもギリギリになって、さてどうしようか・・・と考えていたときに出会ったのが、彼らです。
なんてことはない、私のジョギングコースです。
ダッシュで家からカメラをとってきて撮影しました。
「今日もおつかれさん。」って言われているような、そんな夕暮れダイナソー。電線も入っちゃってどうかなぁと思いながらも、とても気に入ったのでこの写真も送ることにしました。
「真夏のダイナソー」を聴いて
待ちに待った6月23日。
その前に「拝啓、あをいめだまの小いぬ」(日食さんがナビゲーターを務めるエフエム岩手のラジオ番組)でフルで聴いていましたが、発売日&MV公開日ということで朝からそわそわしていました。
2人と1匹の物語。
私は読書感想文に書くくらい恐竜が好きな小学生だったのですが、イメージとしてはティラノサウルスよりブラキオサウルスかなという感じです。(首の長い草食のやつ。)
あたしこのままふわふわ終わらない 今日に飛んで消えてしまいそう
君はこの手を今いまイマ捕まえるべきさ 浮ついたアイロニー
また言えない
ここの歌詞は2人の関係性を想像しながら、何度聴いてもにやにやしてしまいます。恋人ではないけれど、けっこういい感じの2人じゃないかな。夏は開放的になってうきうきと心が浮つくけれど、それでも「また言えない」ってところが大好きです。
君がまだまだ まだまだ まだ足りなくて でもそれが楽しくて
想いも更に さらさら 更に降りつもちゃってさ まるでダイナソー
明日もただただ ただただ ただ笑うしかできない2人の背後で
止まることなくまだまだまだ 巨大化していく真夏のダイナソー
空が足りない
「君」への想いがどんどん大きくなっていくところと、巨大化していくダイナソーが重なって、最後に「空が足りない」って本当にしびれますね。
2人を見守る1匹のダイナソーの、悠然と構える姿が目に浮かびます。
そして、MV。
え!?!?これって、私の夕暮れダイナソー!!!ひゃー!!!!
ありがとうございます!!一生の宝物です。