見出し画像

理想の姿を叶える方法

5才の息子が、座れるようになった。

これだけ書くと何がすごいのか、となりそうだけれど。

この状態になってから1ヶ月半。ICUと一般病棟を行ったりきたりしながら抗がん剤治療をやってきた。でも、ずっと寝たきりだった。
おかげで手足はガリガリに痩せ細った。

でも、彼は変わった。

きっかけは明らか。抗がん剤治療の合間に一時帰宅しましょう、という提案が医師の口から出てきてから。

積極的に座る、自分で箸とスプーンを持って食べる。食べる量も格段に増えた。リハビリもやる。時々、私の膝に座って起き上がりたいと言う。そして、ずーーーーっと喋る。

得たい理想の姿をありありと明確に描くことができたから、こんなに変わったのだろうと思う。
いつもの「自宅に帰る」という未来。

車(大好きなセレナ)に乗って帰るためには、座らなくちゃ!
得たい結果を実現させるために、彼は彼にできることを全てやっている。

すごいなぁ。
尊敬しかない。

理想の姿をどれだけ明確に想像できるかで、自分の行動は変えることができる。それを目の当たりにしました。

彼が自宅に帰ってくるまでには、たくさん乗り越えなくてはいけないことがあるし、私たち家族も迎える準備を整えなくてはいけない。

家に帰って、天気が良かったらお庭でバーベキューがしたい。
大好きな弟に触れたい。家族みんなで川の字になって寝たい。

彼の願いを一つでも多く現実にするために。
今日も1日頑張るぞ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?