#ただの日記というか記録
日記というよりちょっと前にあったことなのだが、忘れないうちに記録しておかないと少し勿体無い気がするので、とりあえずnoteに書いときます。予期せず長文になっちゃった。
ずっと昔、地球が巨大なシダ植物に覆われ、ジャングルを恐竜たちが闊歩していたころ、私はアメリカのど田舎で高校生をしておりました。
留学生だった私、もうすぐ日本に帰国という七夕の朝、当時死ぬほど大好きだったボーイフレンドが会いに来てくれて(今思い出したけど、ヒッチハイクで来たと言ってた…朝の7時20分位だった…結構変わった男の子だったのです、今でもFBでつながってるけど)、お喋りして(なんか、思い出して胸が締め付けられそうに切なくなってる。青春!)、うちの前の通りから少し先の通りまで一緒に歩いて見送った。
ああ、このかけがえのない時間はもう終わるんだな、この先はもう、同じ日常にいないんだな。と感じながら今来た道を振り返り、家に帰ろうとしたら、
振り返った先、道のど真ん中に、白い大きな亀がいた。
私が今来た通りの真ん中に、ちょうどその道を横切ろうとしている最中に見つかっちまった、とでもいうかのようにフリーズした状態。
よく縁起物の掛け軸とかに鶴と一緒に描かれてる、アレ。真っ白くて、大きくて、さらにふさふさした毛が生えた尻尾がついている。
めっちゃアメリカンな風景の中、突如として出現したその存在。いったいどこから?しかも、今来たばかりの決して大きくない通り。ど田舎の住宅地。両側を、よく知る住人たちの住む家に挟まれて。休日のまだ早い朝、住人は誰も歩いていない。誰かがこんな珍しい亀を飼っているなら、きっともう既に知れ渡ってるはず。
あまりに非日常、シュールな光景にドン引きして立ちすくんだ。私は何を見ているのでしょう。
そしてその瞬間、目の前に、
成就
と毛筆で書かれた巻物がスーーーッと降りた。
切ない気分がぶっ飛んで、しばらく佇んでいた。もしこれが幻覚なら、しばらくすれば消えるんじゃないかと思って。
巻物は頭の中に見えてる感じで視界に見えてる感じはまたスーーーッとなくなったけど、
でも亀は、消えない。実際、そこにいるんです。
ていうか、亀、全然動かないんですけど。
少し落ち着いたからちょっと近づいて確かめてみようと思い、少しずつ歩を進めた。得体が知れなさ過ぎるので、私が近づくことで逃げていってくれないか…と思いながら。
しかし、やはり亀は動かない。道のど真ん中にいらっしゃる。ええ?
ていうか、マジで本物だ。生きてる。ちょっとあり得ないくらい真っ白。
そこをどうしても通らないと帰れないので、亀に近づいてそっとテレパシーを送ってみる。
((すいません…ちょっとそこ、通らせて頂きたいので…良ければちょっと、移動してくれませんか?))
亀はちらっと私を見た(ような気がした)が、ガン無視して動かない。
ずっとそこに立っててもしょうがないので、私は((す、すいません、帰らなきゃいけないので、ちょっと横、通らせていただきます…))とひと言詫びて、亀の脇を通り抜けた。
家まで歩いていく間、一歩ごとに振り向いて亀さまの様子を伺ったら、ようやく亀さまは歩みを進められた。ゆっくり、ゆ〜〜っくり…
あの速度、ありえねー!
あのペースなら、私とボーイフレンドが最初に通った時すでにそこにいなけりゃ、私が帰ろうと同じ道を振り返った時、道のど真ん中にいるはずがない!
私が見ていることに気づくと、ちょっと立ち止まったし!
いつまでもそこで亀を見てると帰れないアンドどうやら亀さまは私が見てない内に姿を消そうと思ってるらしいので、やはり、テレパシーで((ど、どうも…ではワタクシ、か、帰らせて頂きますね…し、失礼します…))と挨拶し、すぐそこに見えてる家に戻りました。
で、ここまでが前置き。
この話を私のソウルバディのAさんに以前話したことがあって、彼女はこの話をいたく気に入ってくれていた。そして私はこの降りてきた巻物に記された「成就」の意味が皆目わからない、という話も彼女にしていた。
で、ここからがちょっと記憶が曖昧になるのですが、
最近、私はある清いお方のお話を聴いたのです。それが絶対にきっかけになっているのだが、どうやらそれが無意識の領域で私の中で何かと結びつき、私はある時(これもどの瞬間だったか思い出せない)、いきなり急に、その成就の意味が「わかった!」のです。
で、それを早速AさんとのLINE通話でお話したんです。非常に感動して、腑に落ちて。
会話の最中、Aさんは「これは私によくある事なんですが…非常に深いところに触れた時、眠くなるような感覚があって…今、それです…」と。
それから数日後、つい最近。
私は一体、何が「わかった」のか、さっぱり思い出せないのです。
全然、思い出せない。
あんまりにも思い出せないので、Aさんに「あの、私、成就の意味が何だって言いましたでしょうか」と間抜けなLINEを送ってみた。
するとなんと、Aさんから「不思議なくらい思い出せない、あれだけよく覚えていた話なのに」と返信が。
どうやら記憶からバッサリと消却されたようです。
成就されたら、もうそこにはいないもんね。
たぶん、そういうことなのかな。
しかし私の感覚では、高校生の時からウン10年も経ってますが、その時に成就がなされたのではなく、あれは私の霊性の旅の出発点であり、あの白い亀さまはもうすでに成就された時点から私にゴールを報せに訪れていたのではないか、と感じるのです。
いずれ書きたいのですが、当時私は天使/聖霊/本質/守護神/菩薩、どんな表現でもいいけど、それとほぼ一体化して過ごしていたんです。なんか知らんけど、誰にも教わってないのに、悟りの常態でいた。
それから帰国してから今まで、真っ逆さまに俗界というテーマパークで地獄巡りというアミューズメントを楽しんで来たわけです。何人かの霊媒師に「あなた普通なら3回死んでる」とか「一度死んで向こうで詫びて戻ってきた」とか言われてるけど、ほんとそんな感じ。
でも、地獄のテーマパーク巡りはもう終わったんですね。
そういえば去年の節分辺り、朝目が覚めると同時に「でかいカルマが修了した!」ってわかったんだった。そしてなんだかそうしなきゃいけない衝動に駆られて、ワードローブを総取替えしたのでした。
はあ、長くなりました。ここで一旦、筆を止めます。誰が読んでくれてるのかさっばり分かりませんが、もしここまでお付き合いくださった方がいるのなら、有難うございます。
あの白い亀、何だったのかなー。
他にもきっと見ている人はいるはず。
有難い掛け軸とかの、縁起物の生き物(麒麟とか玄武とか)は、実際あれを見た人たちがいたから描かれているんだよね。
では。また。
皆に善き日を!