グラハム・ハンコックとローナ・バーン対談翻訳①
こちらの動画を数年前から翻訳しようと思いながら先延ばしにしていましたが、出来るだけ早くリリースする要請が内側からあったので、頑張って訳します!
YouTube上の機械翻訳の字幕もなかなかの仕事をしてくれていますが、やはり意味不明な箇所が多いし、かえって誤解を招いてしまう可能性がありそうです。微力ながらこの翻訳が誰かのお役に立てれば幸いです。
ご存知ない方のために、ローナ・バーンさんとは↓
グラハム・ハンコック氏
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-0352198
ハンコック(以下、H):
我々人類は今、窮地に陥っています。私たちのスピリットは物質にどっぷりと浸かっています。私たちは肉体をまとった霊ですよね?
ローナ(以下、L):
ええ。
H:
あなたは天使の領域からのメッセージをもたらすことを活動の中心に据えていらっしゃいますね。それが霊的にポジティブな影響を与えるものだということは確かだと思います。ですが、人間にはダークサイド、つまり邪悪な面や邪悪な選択のほうに惹きつけられる傾向があると感じますか?
L :
そうですね。それは素晴らしい質問だと思います。確かに人々は、彼らがデーモンとか悪魔、サタンと呼ぶ闇の面に惹きつけられる傾向があると思います。そして残念なことに、そうしたものは実際に存在するのです。人々は天使や守護天使、そして神に耳を傾けるよりも、そうしたネガティブな存在であるデーモンに耳を傾けようとする傾向があります。あなたの著作のタイトルが思い出せないのですが、何でしたっけ…
H : 書籍のタイトルは”War God”です。
L :
ええ、そこに出てくる…
H : ああ、多くの登場人物が出てきますが、中でもデーモンと交流する2人の主な人物のことを描いています。1人はヘルナンド・コルテスで、彼はメキシコを征服したコンキスタドールでした。そして彼に対抗するのがモンテズマ。彼はアステカ帝国の皇帝だったのです。私は史実に基づいてこの2人の男性について書きました。
モンテズマは日常的にとある存在と交信していて、彼はどうやらその存在をアステカの神であると信じていたのです。その神の名は Huitzilopochtli といいます。モンテズマはその存在がいる次元にアクセスするために、幻覚キノコを用いました。そしてトランス状態に入り、この存在と交信するのですが、それが与える指示は常に非常に邪悪な行為であり、人身御供のような残酷なものだったのです。
L : ええ、とても恐ろしい行為ですね。
H :
対してスペインのコンキスタドールであるコルテスも、たいてい夢の中ですが、幻視の中で、とある存在と出会っていたのです。彼はそれを聖ペテロであると信じていたようです。でも私はそれが聖ペテロだとは思いません。私はそれがモンテズマを導いていたのと同じデーモンであると考えています。
L :
そうです、その通りだと思います。彼は間違った方向に導かれていたんです。あらゆる悪が為される方向へと導かれてたんです。
H :ええ。
L: ですが最後には平安が訪れましたね。ほんのささやかな平安でしたが。ですが、そのようなことは(現実に)頻繁に起こっているのです。時々私は、ある人々の周りをデーモン達が取り囲んで、いわゆる「取り憑いている」状態になっているのを目の当たりにします。どういう理由かわかりませんが、彼らは私の前に姿を現して見せるのです。それは大変ショッキングなものです。
H:
憑依しているデーモンがあなたにその姿を見せつけるんですね。
L: ええ。そして時には…何といったら良いかしら…彼らは大変美しい姿をしています。
H: はい。
L:
それでも私は微笑むことができます。というのも、そんな時にも、やはり、天使たちがやって来るからです。守護天使もその人と共にいます。しかしそれからデーモンは姿を変えて見せるのです。どんな姿に変わるのか、私には説明できません。なぜならそれはあまり良いとは言えないものだからです。
H: 彼らは美しいファサードの陰に本当の姿を隠しているんですね。
L:
そう、彼らの本当の姿はそれなのです。私たち人間は他の人々を征服し支配して権力を得ようと思いますが、それはデーモンやサタンが与えている考えなのです。私たち人間には、喜んで他の人間をコントロールしようとする側面がありますが、私たちが戦う必要があるのは、まさにその部分なのです。
H: それこそが悪魔の側が差し出してくる誘惑なんですね。物質的富、権力、パワー。
L:
そうです。それは今日も起きていますね。ある国々ではとても恐ろしいことが起きています。単なる失業問題や不正などが原因ではなく、神を引き合いにして行われているものもあります。彼らはデーモンの側についているにも関わらず、神が彼らの側についていると言うのです。そう言って彼らは力を行使し、私たちを騙します。
H:ペテンが行われているんですね。
L:これは戦いです。
H:
人々の目を逸らすための策略がなされていますね。あなたのおっしゃる事は全く正しいと思います。世界の現状を見てみれば、多くのひどいことが神の名のもとに行われています。その神をエホバと呼ぼうとアッラーと呼ぼうと単に神と呼ぼうと、行われている事はどれも同じです。そうした人たちは自分達が神に仕えていると信じています。残虐な行為を行っているにも関わらず。
L:
彼らは騙されているんです、私はそのように表現します。彼らは自分たちが神に仕えていると思っていますが、実際はそうではありません。彼らが実際に仕えているのはサタンなのです。彼らの悪業や恐ろしい行為がそれを証明しています。私に言えるのは、(サタンは)私たちを使って、それを非常に楽しんでいるということ。
H:私たちを使ってこのゲームをプレイして楽しんでいるんですね?
L:そうなんです!
H:それが彼の計画ですからね、私たちを闇と悲惨さと過ちと混乱に導くことが。
L:
その通りです!そうやって彼は私たちを嘲笑っています。ここでは戦争が行われているのです。スピリチュアルな戦争です。
H:
ええ、霊的な戦争ですね。私はこれが非常に重要なポイントだと考えています。
L:
神とサタン、デーモンとの間の戦いです。闇の側と天使の間の戦争です。別の言い方をすると、(闇の側と)私たち人間の間の戦いです。私たちこそが戦利品なのです。
H:私たちがトロフィーなのですね。
L:
そうです。この戦いの戦利品は私たちなのです。サタンやデーモンはあなたの魂を手に入れれば、あなたの力を完全に奪ってしまえる。あなたが他の人間の力を奪うとき、彼らはあなたの魂を戦利品として手に入れるのです。そうするとあなたは後戻りできません。
H:
ええ、ええ。
L:
人々は今、霊的に目覚めつつあります。彼らはそんなことは望んでいません。しかしこのゾッとするような戦争はまだ終わっていないのです。
H:
恐ろしい争いです。
しかしこれはまた興味深い状況とも言えますね。科学、つまり主流の頭の固い唯物論主義の科学界は、霊的領域があることを全否定しています。彼らがどうやってそれを完全に否定することが出来るのか私には理解できませんが、いずれにせよ彼らはそう主張しています。
科学にはもちろん素晴らしい側面もありますから、それを否定するつもりはありませんが、科学的に霊的領域は存在しないという理由でスピリットの存在を信じようとしない人々は、実際に起こっていることに対して心の準備ができません。もし実際に霊的な戦いが起こっているとすれば、そして私たちが下す選択のせいで自らの魂を危険に晒しているのならば、私たちは本当のことを知らなくてはなりません。知るべきなんです。
L
まさに仰る通りです。私たちは知る必要があります。科学はとても重要ですね、そこから多くの良いものがもたらされてきましたから。私は科学者を尊敬しています。彼らはほんの小さな疑問から多くを知ろうと努力しますね、そして私たちもそこから沢山のことを学ぶことができます。しかし科学者達は自分たちに見えているものを超えたところにあるものに目を向け始めなければなりません。そうすればある意味、不可能なものは何も無いですから。もし科学者が何かを否定するとしたら、その人は科学者ではありません。科学者は何かを否定することはありません。可能性を否定する人は科学者とは言えません。科学とは可能性のことだからです。