キャロルさんの奇跡講座レッスン #17
奇跡講座の最も初期からの学習者であり教師のひとりであるキャロル・ハウさんによる、ワークブックのレッスン講座の音声を、彼女のイキイキとした語り口にインスパイアされて翻訳を試みています💖
キャロルさんの奇跡講座レッスン17 元の講義はこちら→ A Course In Miracles- Lesson 17 - YouTube
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※前々回のレッスンでは「奇跡講座は軟弱者には向かない!」とバッサリ斬ったキャロル様。かなりご高齢なのに、パワフルでジョイフルなその語り口調が、日々のレッスンを行うことに前向きにさせてくれます💓
ぜひYouTubeの音声を聴きつつ読んでみてください。
(ところで私はsissyを「軟弱」と訳す前は、腰抜け、腑抜けのどちらかを採用しようと思ってました。が、それだと、語調が強すぎるかしらと思って「軟弱者」に落ち着きました〜)←2024年1月、ワークブック2周目にあたりシンプルに「弱虫」と訳し直しました😁
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ハロー親愛なる皆さん。レッスン17です。
覚えておいて欲しいのですが、私達は現在、土台作りの最中です。今この時点で全てを理解しようと思わないように。
例えばジグソーパズルを完成させようとするなら、箱から1000ピース出して、完成図を見ますね。さて1000ピースをどうにか組み合わせて完成図のように仕上げたい。そこで多くの人は、まず四隅のピースを探そうとします。角が90度だから見つけやすいのね。まず四つの隅を埋めてから、残りに取り掛かります。それと同じように、このレッスンは私達のために、まず四隅からピースを埋めてくれようとしているのです。
あなたが適当に1つのピースを選んでも、全体像が見えないなら、どこにそのピースがはまるか全くわからないですよね。
レッスンも多くの点でそれと同じで、あなたは1つのピースを手に取りますが、手掛かりのない状態でそれをどこかに置くのはとても難しいわよね。
でもレッスンをひとつずつ進めていく内に、ピースがだんだん埋まってきて、ある時点まで来たら「こんなにハッキリしていることが、いったいどうして理解できなかったんだろう!」と思う日が絶対に来ます。
でも最初はそうは行きません。
今はまだ練習のための練習であって、理解するためのものではありません。それを覚えておいてね。理解は、あなたがある程度パズルのピースを埋めたときに、「ああ、わかった!ここは花の入ったバスケットが入るんだ。初めのピースを置いた時には全然わからなかった」となったときに訪れるのです。
さあ、今回のレッスンは前回のレッスンからすると自明のことです。
「私の見ているものに中立的なものはない」
私が見ているものに中立的なものが無い明らかな理由は、昨日お話したとおり、私には中立的な思考が無いからです。
またこれまでずっと述べてきたように、イメージ/形と思考は結びついているからです。形と思考。思考と形。レッスンがあなたにわかってもらいたいのは、形と思考は、境目のないひと続きのものであるということ。それらは結びついていて、どちらか片方だけ選ぶことはできません。
それに気づけば、あなたが考えたことは、いずれ、疑いようもなく、いわゆる「外側の世界」の一要素として現れることに意識を向けられるようになるでしょう。
ここでもまた、1日にたった3、4回、1分ほどの練習を行います。
今日のテーマは
「私には( 例; 中立的な木 )なんてものは見えない。なぜなら私の木に関する思考は中立的では無いから」
言い換えると、木についての私の考えが何の影響も持たないということは無いんです。
うちの周りには沢山の木があるし、私は木が大好きなの。それで木のことばっかり考えちゃうのよ(笑)
それからまた、
「私には( 中立的な歯ブラシ )なんてものは見えない。なぜなら私の( 歯ブラシ )についての考えは中立的で無いから。」
いつも言っているように、生物と無生物は別物だと考える間違いを冒さないように! 歯ブラシについての考えが、木について考えるよりも、もたらす影響が小さいなんて事はないですからね。
大きなモノであろうと小さなモノであろうと、生物・無生物に関わらず、また美しいものも醜いものも、あなたがどう思うかに関係なく、それらについての考えは全て結果をもたらします!
さらにレッスンは続けてかなり衝撃的なことを言いますよ。
「あなたがどう信じていようとも、あなたは本当に生きているものを見ていない、本当に喜ばしいものを見ていない」
えっ?見てないって?「そう、見ていないんだよ、なぜならあなたはまだ本当の思考というものに気がついていないし、だから本当に幸せな思考というものがわからないんだ」
はい、意味を考えたりしないように。ただ練習あるのみよ。このように心に留めて下さいね。「う〜ん、私が見ているものにはただの中立的なモノなんてないんだなぁ、そこに理由もなく立っているわけじゃないんだ。私が見ているものはすべて、私がそこに置いたんだ」
では、素晴らしい1日を!