#日記
命は自分のものではない
台風9号が去ったと思ったら10号が近づいている。
9号が去って翌日、雨の止んだベランダに立ってみたら、町なかに住んでいるというのに、空気にはたっぷりと潮の香りが含まれていた。
嵐が海水を巻き上げて地上に降り注いだのだということが、潮の空気を吸い込んで肺の中から体感として伝わったとき、じぶんがこの地球の大いなる営みの中に編み込まれていること、遺伝子のずっとずっと奥にある祖先の記憶、海の中のいきも
台風9号が去ったと思ったら10号が近づいている。
9号が去って翌日、雨の止んだベランダに立ってみたら、町なかに住んでいるというのに、空気にはたっぷりと潮の香りが含まれていた。
嵐が海水を巻き上げて地上に降り注いだのだということが、潮の空気を吸い込んで肺の中から体感として伝わったとき、じぶんがこの地球の大いなる営みの中に編み込まれていること、遺伝子のずっとずっと奥にある祖先の記憶、海の中のいきも