なんとかがんばれた。まだちょっとできそう。
12日に自分のバレーボールの試合がありました。
私のチームはとってもゆる〜く週1回の練習をして、年4回の区民大会に出ます。
でもコロナ以降、人数が減ってしまい試合に出れない状態が続いていました。
このままではずっと試合に出られなくなるかもしれないのです。
それで今回は他のチームから助っ人さんを借りて出場することにしました。
と言っても年末年始は練習が2週間お休み。
試合の前々日にサーブとサーブレシーブ練習をするくらいで試合に出ることになりました。
更に、私はここのところケガ続きで左足を練習で捻挫してそれがやっと良くなってきたかなと思っていたところ、試合5日前に今度は右足を軽く捻挫してしまいおまけに腰も痛いという非常に悪いコンディションで。
でもけが人だらけで人数がギリギリの状態で出ない訳にはいかないという状態でした。
試合の2.3日前からどういう気持ちで試合に臨もうかと考えていました。
以前も書いたのですが、私は試合が好きではなくて試合前の緊張が嫌で、できるなら出たくないという思いがいつも出てきてしまいます。
今回も出てきたのですが、このところこのnoteにも自分の気持ちを吐き出してきて随分とその嫌さが減ってきたなと思うのですが。
今回試合前に思ったのは、とにかくケガをこれ以上悪化させないこと。今の実情を踏まえてできることをすること。
と思って試合をしようと思いました。
朝、出かける前に夫にも無理しないようにと言われたのですが、
「うん、でも頑張らないのは嫌なんだよね。頑張らないと楽しくないんだもの」
と自分で言って気がつきました。
そうなんです。楽しむためにやっているのです。
辛い思いをするためにしているのではないし、それだったらやめた方がいいのです。
楽しもうと思いました。
でもそれにはできることとできないことがきちんとわかっていないと楽しめない…と思いました。今の自分の体のコンディションのこと。
技術的なこと。
だからできないことができなくてもそれはしょうがない。そこで落ち込むことはやめようと思いました。
この考えは、私の中では今までなかった考えです。
とにかくミスしたら落ち込んでいたのですから。
でも今回は、前回の練習の時にストレートから打たれたサーブに中々対処できなかったのですがやっぱり試合でもきちんと返せなかったのです。
あー、やっぱりダメか。
でもこれは練習でもできなかったのでしょうがないと思いました。練習でできなかったことが試合でできると言うことはまずないのです。それは、石川選手も言っていたことです。そう思ったらすぐ切り替えることができました。
そしてがんばれるかどうか分からなかったディグ(スパイクレシーブ)に関して言えば結構がんばれたと思うのです。
それは、相手も結構強くてうちのエースが打ったボールをガンガン拾ってるので中々決まらない。
そして切り返して打ってくる。うちのチームも頑張って拾って繋ぐ。
そう、ラリーが結構続いたのです。
始め私は今日初めて助っ人にきてくれた人たちが良く拾ってくれるので安心して任せていたのですが、途中から絶対落とさない!というスイッチが入って自分から拾いに行くようになりました。
そうなると体は結構動いてくれたのです。
サーブもへなちょこサーブなのになぜか決まりガッツポーズまで出ました。
このガッツポーズはサントリーの柏田選手のガッツポーズがいいなあと思っていてちょっとマネしちゃいました(^^)
私は決めてもあまり喜ばないのですが、今回は助っ人の人も決まったら声出して喜んでいたので私も自然に出てきた感じです。
試合はとても競ったのですがフルセットで勝つことができました。
途中から夫が見にきていて、「ナイスレシーブあったなあ。なんか飛んでたよ」
と言われたのも嬉しかったです。
結局2勝して予選を勝ち上がったのですが、準決勝で負けて3位という結果になりました。
2試合終わった時点で、私を含めておばさんずは足が攣って「やばい、これ以上試合できるのか?」
という状態。
エースの子は若いのですが、さすがに何十本も打っているので手が痙攣していました。
相手チームは若いチームだったので最後は体力負けな感じでした。
1試合目に当たっていたら勝っていたかも。と思いましたが「たられば」ですね。
とにかく体はぼろぼろになりましたが、とりあえず普通に歩いて帰ることはできました。ケガもちゃんとテーピングしたせいか酷くはならず良かったです。
翌日からの筋肉痛は最近経験したことのないひどいものでしたが、だんだん良くなるのはわかっているのでしばらくの我慢だなあと思います。
私は試合が嫌いとずっと言い続けていたのですが、嫌いではなくなった気がします。
それも、体調のコンディションが良くなかったのにです。
いや、良くなかったから余計にそう思えたのかもしれません。
自分で自分の機嫌をとるということをしようと思ってきましたが、ことバレーボールの試合になるとその機嫌をとることができなくてできないことばかりが気になっていたのです。
でも、今回自分の今の状態を把握してできることとできないことをわかっていたのが大きかったなと思うのです。
なのでできなかったことを引きずることがなくて、「このプレーはこれから練習していけばちょっとずつ良くなるはずだ。」と思えたのが嬉しかったです。
そう、これからの課題がわかってそこをもっと練習したいとプラスの思考にもっていかれたのが良かった。
あと、頑張ろうと思うとまだ私の体は動く…と言うこともわかったのでこれからも続けたいし練習したいと今思っています。
大学生の時、多分一番体も動いていたし技術的にも今よりもはるかに上だったと思うのですが、練習したいなんて思うことがなかった。
どうして、できないんだ。なんてダメなんだと思ってばかりいたのできっと技術も上がらなかったと思うのです。
今、こんなに体力や筋力も落ちているけれどもっと上手くなりたい。そう思える自分が嬉しいです。
あと、必死になってボールを拾うのがやっぱり楽しい。それは前からあったのですが、今回感じたのはチームメイトが頑張ってやっているのを見てそれがすごいなと思えたし、自分もそれと同じ気持ちでできていると言う思いがあって一体感を感じることができました。
そんなこと当たり前なことなのに、試合が嫌だと思っていた時には、自分がミスするとできている人に申し訳ないと言う気持ちの方が出てきてしまって自分の方が下にいるような気持ちになっていたと思うのです。
でも今は自分よりも上手だなあと思う人に対しても気持ちでは一緒だし、自分も頑張っていると言うことを感じることができたので引け目を感じることがなかったのです。
技術的に上手いか下手かは試合になったらそれはどうにかなるものではなくて、その中でもその人が頑張っているかどうかは長いこと経験しているのでよくわかります。
今回、大きかったのは、あの人頑張っているなあと感じだときに自分と比べるのではなくて自分も一緒だと思えたこと。同じレベルで戦っていると感じたこと。
自分の方が技術的には低いんですけどね。
「ナイスレシーブです」
と言われてとても嬉しかったし、私も何回も「ナイスレシーブです」
と声をかけられたこと。
初めて一緒に入って、一回も一緒に練習してない人にですよ。
他のスポーツもそうかもしれませんが、
やっぱりバレーボールっていいなあ
って思えました。
必死になってやる。
それを感じる機会を得られたことはとても貴重なのではないかと思いました。
始まる前はとっても緊張するんですけどね。
終わった後も体がぼろぼろでまだ筋肉痛で階段降りるのきついんですけどね。
ただの区民大会なんですけどね。
そんな機会滅多にないなと改めて思いました。
試合楽しめました🥹
さて、また観戦に行きますよう。
柏田くんのガッツポーズ生で見て研究しなきゃ💪
藍ちゃんのレセプション、もう一度頭に焼き付けなきゃ!
市川くんの声出しに負けないように声出さなきゃ!