研究者の熱弁は面白い。
昨日は特別講演会「国友一貫斎の生涯」を聞きに行きました。
(午前中は仕事でした。)
講師は太田浩司氏(淡海歴史文化研究所所長)です。
このお方、自宅に研究所を開設されていることを今日知りました。
失礼かな、このお方も十分に変わったお方と言う印象を持ちました。
(私の中では、最高に面白い研究者かも知れません。)
国友一貫斎は江戸時代中期から後期にかけて活躍した鉄砲鍛冶師です。
(私は歴史が苦手です。)
国友鉄砲鍛冶師は幕府専属だったから、ある事件がきっかけで一貫斎が江戸に行くことになり、そこで有名な識者たちと交流したことが一貫斎の生涯に大きく影響したということです。
何かしらのきっかけがあって人生を大きく変えると言うのは、今も昔も同じだなと感じました。
研究熱心な科学者であり有能な技術者。
几帳面なメモ魔。
製作物の詳細な図面や取扱説明書を残してる。
交友範囲がとても広い。
50歳過ぎてから益々研究に没頭。
職人なのに藩主と直に会えてしまえる人。(うるさい身分社会)
単なる職人止まりではなかった人なんです。
自身が製作した反射望遠鏡の性能が納得できるものでなければ、また新たに作ってを繰り返していたようです。(こだわりが強い。)
そしてそれで天体観測をしてしまう、詳細に図を書いて残してしまう所も普通じゃないです。
それと、「阿鼻機流 大鳥秘術」という図が発見されて、もしかしたらこの人は空を飛びたかったのかもしれないなと。(この図をもとに製作された模型、飛べません。)
でもですね、空を飛びたいと思うのは、不思議でも何でもないです。できれば飛行機でどこかへ行くより、自分の体でどこかへ飛んでいけれたら楽しいですもん。(決して某アニメの影響ではありません。)
もっと色々とこの人物の凄さがあるのですが、うまくまとめれません。
少しずつ簡単にまとめていこうと考えています。
今回初めてこういった講演に参加して、人はいつでも学ぼうと思えば学べるということを改めて感じました。
私より年配の方が非常に多い中で、若い方も参加されてました。
私の場合は趣味(創作異世界物語)の延長で友の会に入会しました。
別に「国友一貫斎」に興味があったわけではないのです。たまたまこの人物が科学者で技術者で、小学生の頃の郷土史でほんの少し学んだ、記憶の片隅にあるという人なだけです。
なぜそんな人に私が注目したかと言うと、やはり私が勤めている会社が製造業だからでしょう。下請けでものづくりをしている会社ですし、モノづくりに関する心構えとか、取り組みとか向上心とかもろもろ、昔の人から感じたいという思いがありました。
正直、この人物の熱意の足元にも及ばないことを感じ取りました。それは私だけでなく職場に働く人たちにも当てはまると思います。
ただ、言われたものを失敗なく製造することに集中するあまり、自己研鑽を怠っている気がします。言われたことをそつなくこなしていればよい。その方が楽なのはわかるのですが、面白味に欠けます。
そう感じたのは多分講師の太田氏の熱弁です。この方は研究者です。その研究者の熱意の方があまりにも上だということを感じ、そこに面白味を感じました。講演を聞いていて、面白かったのも確かです。
そして、「国友一貫斎」も面白い人物だということがわかるからです。
モノづくりしてる自分たち偉い…なんて思えません。向上心も熱意も足りてないんですから、面白くないのは当然ですよ。
「一貫斎はこの時代では変わった人だった。」
太田氏は面白そうに、そう言っておられました。
私も「変わった人」呼ばわりされてみたいです。
人生面白く、仕事も趣味も極めていこうとほんの少し決意しました。
【脱出の日】
1815年にエルバ島に流刑されていたナポレオン・ボナパルトが島を脱出してパリに向かった。
※Wikipediaで調べました。
流刑っていうからその島に刑務所かそれに近いのがあって、脱獄と言うのが妥当ではないかと調べたら、そういう訳ではなくて追放・島流しされたというのが正解なのだろう。
【ローダンセ】
キク科 ローダンセ属 一年草 広葉の花簪
花びらに見える濃いピンクの部分は「花を守る葉」で、中心の黄色い部分が「花」なんですって。
花言葉は「情に厚い」「飛翔」
※LOVEGREEN https://lovegreen.net で調べました。
今日は久しぶりに絵を描きました。もう少し上達しても良いはずなのに、なかなか難しいです。