fatale mist | towaとeve 男と女
太陽と月の香りをまとう、amluet mistをご紹介したのは2023年の7月
そのときの結びの文である「超個人的推しの香り」
2年の時を経て、2025年1月9日にリリースします。
fatale mist
男と女
ただそれだけの記号。
それでいて、人を惑わす象徴
saklausの偏見と偏愛に満ちた、私を惑わす男と女の香り
私が狂うほどに愛してやまない架空の人物の香りです。
それを世間様に公開し、人様に販売するというのは何とも酔狂なことでありますが、そんな酔狂と享楽がこの世には必要だと信じ切っている次第です。
男 | towa 永遠
袖に染み付いた、沁みるような薬品の匂い
ひとつ残らずボタンを閉めた、シャツの奥に潜む頑なさ
何も語らない瞳は灰色
その暗い眼差しは永遠に交わらない
blend oils
ガルバナム 現実と向き合う
ヴァイオレットリーフ 永遠の友情
タバコ 憂さ晴らし
イリス(アイリス) 心の古傷を治す
シダーウッド・アトラス 信念を守り抜く
パチュリ 心を遠くから見つめる
オークモス 湖の底のような、音のない静けさ
key words
気難しい、一途、禁欲的、静けさ、余韻、沁みる、灰色、暗い、優しい、私にしか分からない魅力
見るからに人好きする男ではない。
老成しているように見える。多分仕事のしすぎ。あるいは考えすぎ。
それなのに子どもっぽいところがある。
誰からも理解されないと思っている。むしろ、理解されるつもりがない。
一方で、心の奥底では、真の理解者を求めている。
そんな男を、救済したいと思う。
でも、男はこちらなど見ていない。
男はずっと昔から、ただ一人の女を見ているのだ。
現実にいたら多分関わりたくないだろう。でも、そういう気難しい男って、ヲタクは好きじゃないですか?私は好きです。
始まりは鼻にツンと沁みるガルバナム
そして薬草のような青くささのヴァイオレットリーフ
ちょっと、いや、むしろすごく近寄りがたい。決して心地よい香りではない。何なら嫌悪感すらあるかもしれない。
鼻が慣れた頃に漂うのは、タバコとイリスの甘く重い気配。
誰にも打ち解けない男の心をうっかり覗き見てしまったかのよう。
長く続く残り香は、深淵なるパチュリと神秘的なオークモス
そして、どこまでも静かなシダーウッド・アトラス
大木に身を預けるような静けさと心地よさ。
誰も知らない。男が永遠に守り続ける愛と信念。
そこまで知ってしまったらもう、知らなかった頃には戻れない。
そんな男を香りで具現化しました。
星座で表すと、山羊座、蠍座
女 | eve エヴァ
湿り気を帯びた皮膚の、むせるような花の匂い
風をはらむ衣から透ける、可憐な怠惰
見るものを焦がす瞳は蜂蜜色
その無垢な眼差しは甘い蜜を貪る
blend oils
ジンジャー 一匙の刺激
ヘリクリサム 太陽の輝き
クラリセージ 身も心もほどく
チュベローズ 気の遠くなるような魅力
ジャスミン 無意識の美しさ
アンジェリカ 愛されて当然
サンダルウッド 王様
トンカビーン 幸福な記憶
keyword
恍惚、陶酔、まぼろし、懶げ、可憐、怠惰、清らか、甘い、澄んだ、この上ない陶酔感
その女は自分が、魅力的な眼差しと、皮膚と、香気を持っていることを解っている。
動きは怠惰、表情は朧気で、一見すると莫迦のよう。
でも子どもの頃から、大人がたじろぐような、侮れないものを持っている。
女を目にした誰もが、いとも容易く堕ちてゆく。
でも、それを意識してやってのけている訳ではないのだ。
獅子の仔が獲物にじゃれつくような、無邪気さと、無意識。
どれほど獲物を喰べたとて、女は永遠に無垢のまま。
このミストのタイトルにもなっている fatale は、言わずもがな、femme fatale(運命の女)
男を翻弄し、破滅に導く魔性の女
会えば破滅なのだから、生涯出会わないに越したことはないはずなのに、標的にされたものたちが、皆幸せそうなのは、なぜだろう。
ジンジャーとヘリクリサムが織り成す黄金色の刺激
目が離せない眩い輝き
花の蕊のような香気漂う、クラリセージ、チュベローズ、ジャスミン
思わず惹き寄せられて、陶酔の魔法にかけられる
麝香のアンジェリカとサンダルウッド
懶いひとときに閉じ込められるかのよう。
永遠の少女性、トンカビーン
どこまでも無垢で無邪気。まるで獅子の仔のよう。
そんな女の香りです。
星座で表すと、獅子座、牡牛座。
結びの言葉
これでオリジナルの香りも終わりかな。と思っていましたが、すごく気に入った香りをひとつ作り上げてしまったので、5月の周年でお披露目する予定です。
何者にも、何色にも染まらない、祈りと浄化の香り
名前は、ALBUS(アルバス)