いつの間にか7000人。
いつ、どこで、これを読んでいらっしゃるのでしょうね。顔の見えない読者が確実にいらっしゃるようです。ありがとうございます。7000人かあ、いったいどんな方が読んでいるのでしょうね。
ノートを書く、始まりのわけは、とある作曲家さんでした。私が16歳ぐらいの時に作った曲をその方のラジオ番組で流してくださったそうで、しかし、私はオンタイムで聴けておらず、友人からそれを聴くという、なんともまどろっこしい出来事がありました。
お互い顔の見えない距離感なのに、音楽に反応してくださったことで、あたたかい気持ちが湧いてくるようでした。おそらく、名前など、覚えられているわけもないのですが、その一曲に反応してくださったか!と、親近感を持ち、(全然近くないですよ、遠い存在です)
その後、相変わらず、その方の音楽が発信されると聴く、ということを続けていました。会ったらファンタジーが壊れるのではないか、と、聴けば聴くほど、演奏する側と聴く側をはっきりと分けてしまうようなところもあり、その境界線は超えてはいけないかなぁという思いもありました。
仕事をする中で、いつか、会えたらお礼を直接伝えたいなぁと思っていました。
そして、昨年、その方が闘病中と聞き、会ってお礼を伝えたいなぁ、と、その思いは強くなり、音楽について、映画音楽について、聞いてみたいな、と、周囲の方に話していたところ、
またラジオでその方と偶然つながることがあり、お話を聞く機会に恵まれました。
まさか、そんなことが実現するとは、思いもよらず、私にとっては、おそらく、今後の一生に置いて、かけがえのない話し声となり、これまでの音楽について、これからの音楽について、物事の捉え方について、答え合わせのような時間となりました。
「ご冗談でしょう、ファインマンさん」のように、文字起こしが出来たらよいのですが、なんせ、アーカイブが残っていないので、どうしたもんかな、とは、思います。
そのエッセンスだけでも、リビングで伝えられたよいかなぁと思っています。
読者の皆さんにお会いできる日が楽しみです。