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父の誕生日
2月21日は父の誕生日。
亡くなって34年経つけど、私にとっては大事な日。
心の中でおめでとうを言う。
生きてたら96歳。
紅茶好きの父にちなんで、結構な土砂降りの中、リサイタル間近の娘を連れ出して、大好きな紅茶屋さんに出かけた。
娘はこの1週間に4回も本番があって、東京大阪を往復していた。
東京の仕事はオーケストラのオーディションの伴奏。
人様の人生の一翼を担うことになるので相応のストレスもあるだろう。
リサイタルが近づいている時期
ピアノから離れるのは怖い。
少しでもピアノの側にいたい。
それはとてもわかる!
けれど、ちょっと頑張りすぎておかしくなってるので、
感じていないふりをして「まあ良いから良いから」と連れ出した。
紅茶とオーナー(お姉さん)手作りのスコーンとマフィンは、どれも美味しくて心に沁みたようだ。
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東京での話や、雑誌をめくったりしてるうちに顔色も良くなってきた。
「今日はねぇこんな雨なので、お客さん少なかったんですよぉ。私、誕生日なんですけどねぇ。ようこそおいでくださいました!」
お姉さん、今日がお誕生日なのだと教えてくれた。
「おじいちゃんと同じだ!」
思わずテンションが上がる娘。
娘が生まれた時にはすでに父は他界していたのだけど、
父は亡き後も存在感が凄すぎて(笑)、娘は父を身近に感じてくれている。
「あ〜今日はやっぱり来て良かった!!ありがとう!!」
単純な娘。
明日はハンガリー人のクラリネット奏者とリサイタル。
頑張れご飯は、茹で鶏の棒棒鶏風と生姜ご飯。
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