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美味しいものが繋ぐ縁

昨夜、仕事を終えいつものうどん屋さんに寄った。

21時近かったのに、カウンターだけのお店はいっぱい。

1人でおばんざいをアテにお酒を楽しんでいる女性がスっと座席を1つ移動してくれて、すぐに座ることができた。

女将さんが突然「あ!」と言い、
席を移動してくれたその女性が私の妹の友達だと紹介してくれた。

「え?!お姉さまですか?
わー!!いつも○○さんにはお世話になっているんです!!
お姉さまとお会い出来るなんて!」

と、とても興奮した様子。
しばらくお話してから、
「すみません一緒に写真撮って頂けますか?」
と仰る。
写メを妹に送って驚かせたいと。

なので私はすかさず、
「すみません!今、妹とは断絶中で…」と言った。

私が断絶に至ったことをザックリお話すると、納得したみたいなお顔をして、
色んなことをお話しし始めた。

この2人の間にも何かあったんだろうな、と思った。

私は常々、外から見た妹はどんな風に映っているのか知りたかった。


私は妹のことではだいぶ参っている。
少しでも妹の愚痴をこぼそうものなら長年溜まった膿がドロドロわき出してくるので、あえて触れないようにしてきた。

そう、妹も1人でよく頑張ってる。
大きな役職を仰せつかってしっかりやりこなし、雑誌にも載ってかっこいい!!
だからファンも多くて。

この彼女もその中の一人なのかなと思っていたら、
私と同じ思いをしていた。

私も話を聞いてもらった。

彼女の話のおかげで妹の、よく分からなかった部分が見えたと同時に哀れにも思った。

昔から、突然甘えてきたり突然途絶えたりする人だったけど、
歳をとってからこういうのはこたえたなぁ。
熱は出るわ、耳が聞こえにくくなるわ、動悸は酷いわ…

最近やっとショックから立ち直り、「私はひとりっ子なのだ」と思うことで母のことも割り切れるようになった。

それにしても、他人に聞いてもらうだけで、こんなに身軽になるもんだ。

話してくれてありがとう!
聞いてくれてありがとう!(´▽`)







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