【音楽】アンダーグラウンド#2 SPK
前回
Slogun
SPK
オーストラリアのバンドで、ノイズ/インダストリアルにカテゴライズされている。
一般的な音楽ではないし、いわゆるロックに分類できるかと言えば疑問、前衛的ではあるがアートとかいう言い方はできない。だからいわゆる「良い音楽」「美しい音楽」「楽しい音楽」を求めるリスナーには見向きもされないし、知ってる人はまずいないだろうが、パンクやハードコアを含むその筋では超有名なバンドでwikiなども存在するので興味のある方はググってもらうとして、こういうカテゴリーに入る人たちと言うのは一般的な音楽を聴く方々からはなんとなくちょっと変、異常、怖い等の印象を持たれる場合が多く、そういった印象を持たれるその理由の発端がおそらくはこのSPKというバンドなんじゃないかと個人的には思っている。
先述の通り、有名なバンドなので詳細は省くが、主として演奏をしているグレアム・レベルというのは精神病院で看護人をしていた人、ボーカルのニール・ヒルはその患者であって、謂わば「ホンモノ」の狂気が横溢したグループであり、実際その演奏自体が1970年代終盤のこの時期としてはかなり異質であったという事は間違いない。
ただ、SPK自体はニール・ヒルが自殺した後も続き、メンバーも音楽性も全く違う形になってしばらくは存在していたので、後期のSPKに初期の面影は欠片も無い。
SPKを聴くならやはり圧倒的に初期の作品がいいのだが、もはやあまり発売もされていないので日本では中古盤で手に入れるかサブスクで探すかになると思われる。
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