【現代詩】「output」#5
前回記号だろう図案だろうそのもの自体には意味がなかろう 唇を震わせ戦慄かせながら少し零れてしまっているぞ そうか
あなたはそれを想ったか 役目を果たしているじゃないか記号 役目を果たしているじゃないか図案 視認を第一にと考えてそれを残そうとするあなたは誰とも知れぬその跳躍の先の影に消えてしまうぞ何時かそうして連続する語句の羅列連続する図案の羅列罵倒を投げかける多数有角の亡者共その女に触れるな貴様らが想像する深奥の核に彼女はいない残念なことだ貴様らに狙撃は出来ぬ崇高な精神が強