見出し画像

稲作は儲かる?

この辺りでは、5/1に稲田に水が張られます。同時にどこから来るのか、カエルの合唱が始まります。

水を張って数日間、水が土に浸透するのを待って田植えが始まります。

ところで、米作って儲かるの?調べてみました。東北部等の大規模専業農家は除きます。

近所の田は概ね一反(約300坪)区切り。写真くらいの広さ。ここ龍神CUBEも元水田を宅地変換したもので、約300坪です。

一反の収穫高は地域差がありますが、約500kg。7人の1年分くらい。精米すると1割減するそうですが、ここでは考慮しないことにします。

米の値段を10kgで4000円とすると、同じ量を買ったとして、20万円。

卸値は10kg 約2000円なので、10万円。

春に植えて秋に収穫するので、年間です。

年間収入10万円、買ったとしても20万円相当。

少ない…

当然経費がかかります。

聞くと、苗、肥料、水利代、農機具維持費等、家族の人件費を抜いても赤字とのこと。

なぜ赤字になってまで米を作るのか。

耕作しないと、先祖からの土地が荒れる、集落の目、農地法で転用に制限があり買い手も付かない等、いろんな事情で自分の世代の生活経費と割り切って耕作しているのが実情とのこと。

農村部から稲田が消えていく日も遠くないですね。


いいなと思ったら応援しよう!