台風と探求学習
どうも。﨑山です。
今回の台風(カーヌン)は本当に強烈でしたね。
台風=ラッキー・楽しい
みたいな申し訳ない考えを持っていたのですが、
今回で本当に恐怖を感じました。
みなさま、大丈夫(だった)でしょうか。
手伝えることをやっていこうと思います。
また、
今のホットワードが
「探求学習」
であるため、そのことと台風について
考えたことを共有してみたいと思います。
1 教育考演会「受験勉強ばかりの学び」から「探求を学びの中心に」
台風で停電断水の隔絶状態にあったため、
心がわさわさーしていた。
そんな時は、リラックスできることや場所に行きたくなるものである。
個人的に落ち着く場所No5くらいの
絶妙なポジションにある場所。
そう、
「ジュンク堂那覇店」
である。
行くだけでなんだか楽しい。
「ピンポンパンポン」
「14時より、森弘達先生による教育講演会がございます。」
「みなさま、ご参加お願いいたします。」
たまたま、聞きなれた名前が。
私の出身校の先生の名前であった。
端的に言うと、
沖縄の教育について、教員と教育関係者と大学教授の視点から考えてみよう。
というものであった。
詳しくは割愛するが、
楽しく聞かせていただいた。
「探求を学びの中心に」
2 台風の中でも、「味わえた人」と「味わえなかった人」がいる
今回の台風は、慣れている沖縄人ですら
本当に恐怖を感じたであろう。
﨑山家は停電と断水が2日続き、
登山やキャンプになれている
私ですらとても不安になった。
しかしである。
その中で
「どうせ電気も水もないんだから、その時しかできないことをしようぜ」
と言わんばかりに、
この状況を味わっている人達がいたことも
SNSから知ることができた。
実際に亡くなられた人や、
様々な被害にあった方がいるので、
御幣がないようにしたい。
良い悪いや味わわないとだめだよと言っているのではなく、
「その状況を単に悲観するのではなく、できることがないか考え行動した」
ことが、自分にはすっと出来なさそうな発想で素敵だなと思ったのだ。
単に、
「その経験がある」から余裕があり不安が小さかった。
ということもあるかもしれない。
でも、その何が起こるか分からない
不安な状況に直面していながら、発想を変えて次に進む事
ってなかなかできる事じゃない。
ぴったりとあてはまる言葉が今は見つからないが、
「今を味わう力」みたいなものを感じた。
3 プチ探求学習
森先生の講演でもあったが、
「詰め込み型学習」から「探求学習」へのシフトが叫ばれている。
探求学習とは、端的に言うと
自ら問いを立て、それに対して答えていく学習のこと。
これから先未来がどうなるか誰にも分からない時代で、
「こたえのない問い」を見つけ出し、
それにこたえていく、そんな力をつける学習。
今回の台風を通しても、
探求学習、いやプチ探求学習のようなものができる。
始まりは、
「今回の台風で感じたこと」をみんなで共有するところから。
次第に、「問い」が持てるように、
または「問い」をもう持っていることに気づかせていく。
その後の流れは、
問いの設定→情報の収集→整理・分析→まとめ・表現
となる。
「問い」の質という点でちょっとハック的でものたりないなと思うが、
立派な探求ができるはずである。
また、
良質な問いを立てることができれば、
国語理科算数社会など、教科横断的に一つの問いで
多くのことを学ぶことができることも想像できる。
4 らしくの探求学習
今回は、らしくで行う学習の中でも
探求学習をイメージしてもらうために少し具体的に書いてみた。
どうであろうか。
身の回りの出来事や体験から問いを設定する。
そのような経験から、問う力が育つ。
また、身の回りのことから始まるため、「今を味わう力」も育つ。
与えられた問いからでは、育てることができない力ではないだろうか。
そういう点で、
「学びをつくる」を大切にしていきたいと考える。
5 生徒スタッフ大募集
「オルタナティブスクール らしく」では、
一緒に学校を創る、
「生徒」
「スタッフ」
を募集中です。
関わるみんなで学校を、創りたいと思っています。
みんなで対話しながら何を学ぶのかを決めて進んでいきたい。
地道なことを積み重ねて、進んでいく仲間を大募集です。