台湾の語学学校について/關於華語中心
この記事では私の経験をもとに、台湾での「語学学校」に関して紹介していきたいと思います。
(※2021年5月現時点では、海外から語学学校へ入学することは出来ない状況です。ですが、オンラインで授業を開催している学校もありますので、興味のある方は各語学学校のホームページをご確認ください!)
私は1年半の留学期間で、2つの語学学校で学ぶことになりました。
1カ所目は高雄市に位置する国立中山大学の華語教學中心へ約1年通いました。2カ所目は、台中市にある私立の逢甲大學華語文教學中心にて、約半年間です。
①選択する学校によって、カリキュラムや時間割は異なる
私が在籍した2カ所の語学学校の共通点としては、学習時間は週15時間、どちらも1学期は期間約3ヶ月という点です(※各語学学校のホームページ紹介によると、学校によって設定する学期の期間も異なるようです)
一番の異なる点としては、カリキュラムですね。
中山の場合は、文法クラス(週3回:9時間)と会話クラス(週2回:6時間)が設定されており、毎学期2人の先生と学ぶこととなります。
逢甲では、必修クラス(週5回:11時間)、選択クラス(週2回:4時間)となっています。何曜日に開講する選択クラスを選ぶかによって、学生毎に時間割も異なります。(例として、私は月曜水曜の選択クラスを選んだので、毎週の時間割は月水4時間、火木は2時間、金曜は3時間という感じでした。)※授業開始時間も異なります(汗)
②宿題や課題の量も全然違う!
そして、もう1つ私の感じた大きな違いは、宿題の量ですね(笑)
中山の場合は、文法会話クラスどちらも毎日のように宿題がありました。文法クラスでは、習った文法を使っての作文やテーマ毎のプレゼン課題、会話クラスでは発音練習の課題で、携帯で音声を録音して先生に送信して細かい指摘がもらえるという。先生によっては、2週間毎に一度のプレゼン課題が求められることも(笑)いま思えば、久しぶりの宿題に、まじめに時間をかけて向き合っていたなと思います。高雄での留学後半は、クラスメイト達のスピーキングレベルが高かったのもあり、日々刺激を受けていましたね。
逢甲では、中山と比較すると、私がいたクラスでは宿題は少なかったです。小テストはあるのですが、プレゼンの課題も学期の内に2回程度。授業の進度も比較的ゆっくりな印象です。
両校どちらも中間・期末テストは有ります!が、中山の場合は、中間・期末どちらでも筆記とオーラルの2種類があります。私は毎回のオーラルテストで、緊張しまくっていましたね(笑)逢甲では学期末にTOCFL模擬テストも開催されます。
③まとめ
私の主観になりますが、中国語取得に本気で集中できる環境(スパルタが好み等)を希望で有れば、中山はおすすめです。授業進度も速いほうですし、課題内容も豊富だと思います。基礎クラスからのスタートであれば、台湾で使用されている注音(ㄅㄆㄇㄈ:ボポモフォ)を学べる機会もあります。発音を理解することへ悩みがある方は、ぜひ注音を試してほしいです。
留学期間中、中国語の勉強だけでなく、アルバイトや自由の時間を多めに確保したいのであれば、逢甲ですかね。中山に比べれば、授業進度はゆっくりめです。学校は台中市西屯區に位置していることから、中心地にもアクセスしやすい環境です。逢甲の場合、語学学校の生徒も台中市内の学生とみなされるので、台中市のバス利用10キロ圏内無料の政策が利用可能になります!(※自身で利用する交通ICカードを事前申請する必要有り)
また、語学学校によっては語学学校の学生への宿舎の開放有無も異なるので、生活費等も異なります。
出来るだけ自分にあった学習環境を選ぶことが大事だと思います。
私はできるだけ節約したかったので、自分自身で語学学校へ入学申請を行いました。(入学申請に関する方法も、語学学校のサイトに掲載されていますので手順を踏めば意外とできちゃいます!)まず、いくつか気になる学校を選び、学費から想定される生活費や交通や学習環境等の気になる点を比較した上で決定しました。語学学校の情報は、各語学学校のホームページに掲載もありますし、実際に留学経験のある方のブログ等を閲覧されるのも良いかと思います。
この記事も、語学学校を選択する際のヒントとなれれば嬉しいです。