アロマキャンドルから始まる✝厨二病記✝ 前編
最近部屋を暗くしてアロマ・キャンドルに明かりを灯すのにハマっている。
紀元前3~4世紀頃からエジプトやギリシャ、ローマ、中国などで使われるようになった「キャンドル」
かの偉人エジソンが電球のしくみを開発するまで暗闇から人間を守ってくれていただけあって、見ているだけで本当に安心する。
呼吸やらなんやらの動作を行うだけで炎が揺れ、私が生きているということを知らせてくれる。
無条件で子供にかまってくれる親のような優しさ。
なんか科学的にも人間を安心させる効果があるらしいね。写真だとただただ発光してるようにしか見えないけど(雑魚スマホ)
安心以外にも、キャンドルには独特の「格好良さ」がある。本当は今すぐ語りたいところだが、その前に私の「厨二病史」について語らねばならない。
私は、物心がついたときから既に「厨二病」だった。
ぼんどりあは黒忍者!!〇〇おばちゃんは何忍者?
オラッ!喰らえライダーキック!!修行や!修行!!
そう、「肉体的厨二病」だ。子供によくあるタイプ。自身を「地上最強」だと思い込み、常に修行をする。まあ、修行と言ってもガチガチの筋トレのようなたいそうなものではなく、だいたいライダーキック、忍者走り等の「技」の練習だったけどね。
5歳になった頃、僕の厨二病道に転機が訪れる。そう「新世紀エヴァンゲリオンとの出逢い」だ。母親がアニメ好きで、よく様々な作品を一緒に視聴していたが、ここまで僕の「厨二病」に刺さるものは他になかった。本当にカッコイイ。ただのロボットではなく、「人造人間」 巨大な生物の「クローン」 圧倒的な「グロさ」 他の人とは違いますよ感を演出する「病み」 本来中学生で知るべきだったであろう王道から外れた「サブカル系厨二病」に、齢5歳にして出逢ってしまったのだ。
ここから僕は修行の方針を「より人間らしく、よりバイオ・メタルチックらしく」にするようになった。周りが「消防士って格好いいよな〜」とカッコいい大人達に憧れを抱いていた中、僕は一人だけ「サブカル系厨二病」に陥ってしまったのだ。本当に異常過ぎる。こんな5歳児、他に存在するのだろうか いいや、しないだろう。
修行の内容だが、皆さんのご想像の通り、「妄想」ただそれだけだ。うん。ほんとに、ただそれだけ。五歳の幼稚園児ができることなんかこれくらいしかない。「僕が碇シンジだったら」「僕がエヴァの様なバイオ・メタルマンだったら」
妄想しているうちに、僕は自分が自分であることが嫌になってきた。まあ、現実は妄想通りにはいかないからね。そうして僕は「普段の自分」と「裏の自分」を分けるようになった。そう、普段は実力を隠してモブに徹しているが、ある時は陰ながらその実力を見せつける「陰の実力者」になろうとしたのだ。厨二病フェーズ3.地球外生命体エボルトもびっくりな進化だ。(退化なのでは?というツッコミをしようとしたそこのあなた。……うるさい!!
「陰の実力者になりたくて!」の主人公と同じ理想を持つようになってしまったのです。ガチのマジのシド・カゲノ―、又の名をシャドウ!まあ、僕の場合は「まだ魅せられるような人間ではないから」という理由で「陰の実力者」になろうとしていたんだけれどね。
早速僕は、「陰の実力者」もとい自分が想像する最強でかつ病(闇)の深い存在へと成るために修行を開始しました。今回は妄想なんてチャチなもんじゃないぞ。「読書」「勉強」「ゲーム」「話術」「剣術」「生け花」etc…「最強」と「病み(闇)」をありとあらゆる方法で修行した。このころの僕普通にすごい。狂人とも呼べるけど。
しかし、これらは勿論絶対に他人に自慢することはなかった。
あ、ごめん嘘、ゲームと勉強はちょっとイキってたわ。
こうして、どんどん「本当の厨二病」に近づいていった。厨二病パワーと若さのダブルパンチは本当に恐ろしい。
ここまでが前編
後編は精神疾患等も相まってもっとグロテスクでカスチックになると思います!お楽しみに!!