【音源独占入手】 説教か?言論封殺か?片山前副知事の「不倫」発言に、朝日、NHK等の県政記者クラブが猛烈プレッシャー(一部訂正)
マスコミ世論とネット世論の対立が激しくなる兵庫県知事選。序盤戦では、10月25日に行われた県議会の百条委員会秘密会の音源が流出し、その中で片山安孝前副知事が元県民局長の処分理由を説明する際、公用パソコンに入っていたプライバシー情報について「不倫日記」と述べたことが波紋を呼んだ。
この時の流出した音源では、片山氏が詳しい内容を説明しようとして、百条委の奥谷謙一委員長が静止したことが話題になったが、片山氏の発言を止めたのは県議たちだけではなかった。その秘密会の終了後、片山氏が報道陣の囲み取材を受けた際にも発言を再三静止され、NHKや朝日新聞の記者らとなかば口論になっていたことがわかった。公益性を理由に情報を限定して説明を試みる片山氏と代理人弁護士に対し、記者たちが執拗に詰問している様子が浮き彫りになる。
兵庫県政の問題を巡っては、斎藤元彦前知事の不信任決議を急いだ背景に、自民党の県議がYouTubeで「メディアの圧力に負けた」と本音を吐露したことが話題になったばかり。また一方的な報道に対し、憤る県民が続出したことも斎藤氏支持の背景にあると見られている。
プライバシーを巡る説教か?それとも言論封殺か?選挙戦終盤を迎える中で、県民に判断材料を提供すべく、ある報道関係者から入手した音源をAI文字起こしを使って重要部分を速報で配信する。
(11/15 PM2:30=訂正とおことわり〜情報源からの指摘で朝日新聞の記者と読売新聞の記者の主語が一部取り違えていることが判明しました。録音で幹事社を名乗っているNHKを除き、社名の入った部分を一旦削除します。ただし編集部で入手した音源等の証拠から朝日と読売の2人の記者が片山氏を取り囲む報道陣の急先鋒だったことは確認しております)
――10月25日の百条委員会、片山前副知事が奥谷委員長らとの質疑を終えた後、県庁内で報道陣のぶら下がり取材に対応。質疑内容についてのやり取り。
片山氏VS NHK
【片山】私は公益制の必要があるということで、一つはクーデターとかの不正な資料、不正な目的が示された資料、二つ目は人事の不満が示された動機が分かる資料ということがありましたが、三つ目の本人の不倫日記ということに言及したときに…
【NHK記者】ちょっとお待ちください!ちょっと静止します。個人的情報を辞めてください!
【片山】そこのところで止められましたので、今日はこれで帰りということになります。
その時点の関係で委員長から指摘を受けましたので帰ります。ですから帰りますので、個別にもしお話があれば、個別に会議内に聞いていただけたらそれで結構だと思いますので、そこだけでございます。以上でございます。ここでは終わりにしています。
【NHK記者】ちょっとお待ちください。NHKですけれども、そういうふうに答えていただけるという設定で、調整で私は今日待っていましたので、ここで質問に答えていただけますか、
【片山】本人が委員長から複数の女性職人と不倫したという…
【NHK記者】そんなことは聞いていないです。そんなことは聞いていないです。
私たちは今日質問します。今日どういう質疑があったのか、個人情報は含めずに発表されているのですか。
【片山】でもそれも含めてですね。
【NHK記者】局長の個人情報は言っているのですか。
【片山】それも含めましてですね。
全員から委員長から何も答えるなと言われましたので、それについてはやっぱり一定尊重しなければいけないとは思っております。
従いましてその関係今ご質問はございましたけれども、ちょっと申し訳ないけれども、今日はお答えできないというふうなことで、今ちょっと個人情報におきましてですけれどもその点については、なぜ止まったかということをご理解いただけるためにしゃべっただけでございますので、その点理解いただきたいと思っております。
それで皆さん方にご報告は途中で中断になったということで、しかも秘密扱いにするという通告を受けたところでございます。以上です。
片山氏VS 朝日記者など報道陣
【記者B】(不倫について言及したことに)どう責任とるんですか?我々も含めて。
【片山】だから私としてはそういうところにならないような、どういうものだという趣旨でいっただけであって、それらが要素によって…
【記者B】ならないようになるから、これまで触れられなかったんじゃないですか。
皆さん、だから多分その委員長が止めたっていうのはそういうことだと思うんですけど、特定される恐れがある場合、配慮しなきゃいけなくなるんじゃないですか。
【片山】それは私は十分配慮して話をして、そんな隅々の話までの特定ということにまでいかないように、私は配慮して話をしようとしてやってたつもりだったんですけれども、
【記者(所属確認中)】片山さんとしては今日おっしゃったことがね。プライバシー情報が秘密にすると言われたことが納得いかないから我々の前でそれを積極的に今日お話ししたい。そういうこと?
【片山】いや、そこまでではなくて私は全部一通り話がしたかったということで、今日来てたのに止まったということがあって、なんで止まったかということを説明するために言及したということです。
【記者(所属確認中)】その言及としてご説明の中で、結局プライバシー情報を一部喋ってしまっているとなんですけども、そこはもちろんお考えとして百条に秘密するという考え方に反して納得できないから私は私の考えで、情報公開するということなのかな、と?
【片山】いや、みだりに情報公開するつもりは一切ありません。ただ必要な情報についての釈明を百条委員会でしていたと、こういうふうな形になりますので、だからそれを止められたというのが私としてはなぜそれを止められたことになるのかな、ということで不満であったというふうに申し上げていると思います。
【記者(所属確認中)】やっぱりその秘密に今日のご説明内容が自身としては何ら県民局長と関係されたプライバシー情報に関わってくる方々にとって、問題があるとは考えていない。
【片山】問題があるとは考えていない。ですが、それが分からないような範囲内だけを説明するというふうに注意したつもりです。はい。
【記者】さっきの発言で一番最後、不倫という言葉がありましたけど、それは地方公務員法違反に、今、現職ではないですけど、その時に知り得た情報をこういう場でしゃべったことは該当しないんですか。
【片山】私の場合は地方公務員法の適用外になっています。そこの情報は関係ない。
情報は関係ございません。特別職でございますんで。それを分かった上でひどいことにならないような配慮をしてやっているというつもりはやっております。
【記者D(女性)】元副知事として、職員の方を守るという意識があってしかるべきだということですけど、そういったことは?
【片山】それはやっぱり職員を守るということと、もう一つは、公益性をなく、今100条が進んでいることとの比較して一定最低限のことでお話をせないかんと思っておりまして、要はどういうものがパソコンの中にあったのかということだけに限定してしゃべるということでしゃべらせていただいたと思いますので、みだりに公開するとか、そういう意識は全くございません。
【記者F】ちなみに勤務時間中の不倫というのは処分の要件になっているんですか。
【片山】勤務時間中にそうしたら職務専念義務違反になりますから、
【記者F】不倫なのか、それとも文章を作ったことが、処分の中に勤務時間中の不倫が入っているということ?不倫じゃなくて文章を作ったことが?
【片山】いやいや不倫じゃなくて…文章を作ったことですね。職務専念義務違反ということで5月7日の時に説明をさせていただきました。
【記者F】職務専念義務違反の何をしていたかというのは不倫じゃなくて、不倫に関する文章を作ったこと?
【片山】それではっきり説明をしております。それではっきり説明をせいしております。
【記者F】わかりました。
【記者G】認識について伺いたいんですけども、例えば、生放送生中継、あるいはライブ配信されている可能性があったのか、ちょっとわからないことがあったりとか言っているのか、そのご認識がありますか?
【片山】いや全部あったかどうかについては、今のあれでは私は詳しくしゃべるつもりはなかったですから、その状況については内容がいかなるものかということですから、詳しい中身を説明するということは先ほどの話の中で取り上げておりますし、本番でも喋っておりませんが、喋らないつもりでやっておりますので、概要がどういうものだとか、つまり概要がいかがのものかということを喋るという認識でおりましたので、それはあくまでも概要であるというふうに考えているところであります。
【記者】その特性というのは今日そのライブ配信で頭強く話をしたいという可能性ですね?
【片山】認識があったかどうか、そこまでの認識はちょっとあったかどうか分かりません。
【記者(所属確認中)】いま現在でもいろいろなトラブルというか結果としてその概要を説明すべきだという考え方が変わりないですか。
【片山】理由はやっぱり説明せざるをしゃあないと思いますね。
【記者(所属確認中)】では今後も止められた説明は続く?
【片山】いや、止められたらその時々の状況によって判断を変えていかざるを得ないと思っておりますね。
【記者】少なくとも概要を説明するということ自体は問題はない?
【片山】概要を説明することは問題ないと思っております。
【記者H】概要の中に(早口で聞き取り不能)出てくること自体が元局長のプライバシーに関わっているんですけど、その点は弁護士の先生と相談しなかったんですか、
【片山】弁護士先生と相談しております。
【記者H】した上で、いいというおっしゃったんですか?
【片山】それはやっぱり公益上の必要性が今回の場合についてはあるだろう、ということであるということで話をさせていただいて、ただし個人の特定とかそういうのことはダメだということは強く思います。
【記者】最低の特定をなしにしてもですね、元局長のプライバシーにかかることじゃないですか。それをそこではいったプラスここの報道陣の前でおっしゃることについては、弁護士の先生もそれでいいとおっしゃったんですか。
【片山】それについて概要ということについて限定の中で行うということについては私は相談申し上げております。
【記者】それでいいということですか?
【片山】だから、個人の特定とかそういうことについてはダメだということでは強く注意をされておりました。
【記者】相手の特定関係なく元局長が不倫したということ自体がプライバシーに関わることじゃないですか。
【弁護士】文書の…パソコンの中に入ったものを説明しているだけですよ。
(複数会話錯綜)
【記者(所属確認中)】もし特定に動くあれがあって、もし亡くなったりしたら、どう責任を取られるんですか。その辺は大丈夫なんですか?弁護士さん本当に?特定されて、もしその方が精神的におかしくなったりしたとき、どうされるんですか?その場合、その辺まで考えてなかったんですか?
特にこういう放送でバッて言うのは百条委員会秘密会で取り扱ってっていうのは、聞かれたから答えたとかも分かりますが、今一方的にあそこだけ取り取って本当、それこそ生放送で言ってたりしたら、どう責任取られるんですか。本当に。
【片山】ですから、それの支障がないように…
【記者(所属確認中)】それがあるから放送できないんじゃないんですか!各社さんも特定されてしまう可能性があるから、そういう部分で。
【片山】なるほど
【記者(所属確認中)】いろんなものが出てるわけじゃないですか。憶測も含めて。だからネットで調べられて特定されてどうするんですか。本当に。
【片山】だから憶測もありますから、私としてはですね。その部分でパソコンの中に何が入ってるかについての概要を示させていただく、ということで対応させていただいている。
【記者(所属確認中)】概要を言うことで、公益性も分かりますよ。その間をとってどこを守らないといけないかというのがあるじゃないですか。
【片山】その公益性との間で今弁護士さんとも相談しましたけど、ここまでだったらいけるだろうなということだけを話しさせていただいたということです。私はそう思っています。
【記者(所属確認中)】弁護士さんもその認識できますか?
【弁護士】難しいところですけれどもね、非常に難しいところですけれども、やはり、これだけ処分の正当性とかそういうところがあったときに、処分の理由の中にパソコンにあるものがどういうものだったのかということが争点になっている以上、やっぱり概要を説明するのは仕方がないんじゃないかな。それはやはり公用パソコンの中にあったものなので、プライバシーは非常に考えないといけないし、名誉的なものも考えないといけないのも、それも十分承知しているんですけれども、
ただ今おっしゃったような、今後ネットで探索されたり、というのは確かに非常に重たいことなので…
【記者(所属確認中)】確かに非常に重たいことなので、そこはちゃんと伝えなきゃいけなかったんですか。話すときにそこは。まずはじめに…(聞き取り不能)そういうのがなくて一方的に言ってたら探せみたいなような捉え方されますよ。そこは弁護士さんが止めないといけないじゃないですか?
【片山】わかりました。それは陳謝します。
最初に時の出たしが非常にまずかったことについて、先ほどちょっとアドバイスもあって各社さんに呼びかけさせていただいた。
そういうことになりますので、申し訳なかったと思う。
出てきたところのあれでそのままの流れになってしまったことについては大変申し訳なかったということです。
(この後も生々しいやり取りが続くが、速報版ではここまで)
以上のやりとりの音声はYouTube SAKISIRUチャンネルで。