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アイドルマスターを知らない演者友人のミリアニ視聴感想・考察

「アニメ アイドルマスターミリオンライブ!」を、ミリオンライブ!ミリしらの友人と見てきました。

 こんにちは。ミリオンに腰まで浸かってる、ねりけしです。ミリアニやべぇ、、はぁはぁはぁ……となった私は、アイマスを全く知らない人の意見を聞きたい!!!と思い、友人を誘って見に行くことにしました。


⚠️ミリアニ第1幕のネタバレを含む感想・考察
     です!!!

  かなり細かな感想になります。10月にTV
  でも放映予定となってます。ネタバレを回
  避したい方は読まないで下さい。


まず、友人がどういう人物なのか。

 彼は演劇をたしなむ、ごく一般ピーポーです。ミリオンライブ!のことを知らない。
 ひいてはアイドルマスター自体も、名前は聞いたことあるなレベルです。

 また、演劇をしているからなのか、俳優さん、声優さんの名前は結構知っていました。

 そして、、3時間弱、語ってくれました。
 ミリオンライブ!を全く知らない人でもここまで語らせるミリアニ、恐ろしや……

 アイマスバイアスの無い、そして演者経験もある人の意見・感想を皆さんに共有できればと思います。


⚠️長くなります(約6000字)ので、時間があると
  きにお読みください。また、時間を割いて読
  んでいただきありがとうございます。

⚠️いち一般人の意見です。また、実際の彼の言
  葉よりも、少し上からの物言いになっている
  所もあると思いますがご了承下さい。



はじめに:感想・考察を読む前に友人が伝えたいこと

これだけは伝えたいらしいです。

「この子かわええ~という感想ももちろんある。でも、それよりも、製作、演出、演者のきめ細かな表現に注目し、見入ってしまった。
これは、ファンや見た人をがっかりさせないため、声優や関係者方に敬意を示そうとしないとここまで細かい表現は実現しない。評価がどう転んでも、ここは誉めるべきところであるし、製作者さんも声優さんも誇っていいところだ。」

何目線だと突っ込まれるかもしれませんが、演者として、皆に愛されてる作品を見た気がしたと言ってました。

by友人

それでは、本題です。
できるだけアニメの時系列順に感想を並べました。

『①全体を通して思ったこと』

▪ 各シーンにおいて。言葉を発している子であ
  っても、言葉を発していない子いわば脇役の
  子であったとしても、表情の変化を入れて
  る。ほんとに3Dなの?ってなるぐらい自然な
  表情の変化もある。あそこまで変化を再現し
  ているのはすごい。しかも全員に。

▪ 物に手が触れる音、波や風などの自然の音、
  足音、服が擦れる音がよく入ってる。はっき
  りわかるところは4話の琴葉が桃子を心配し
  て覗き込むシーン。あそこで僅かな動く音を
  入れてる。
  そういう細かい演出を入れるだけでもお金が
  かかるのに。これが地上波になる??劇場版
  と間違ってない?

▪ オーソドックスな子ばっかりなのかなと思っ
  てた。フタを開けてみるとオーソドック
  ス??おらん!みんな個性ありすぎ。
(第1幕
  でフォーカスされてる子のみで言うと)

▪ 勝手なイメージだけど、プロデューサーって
  顔出ししない
と思ってた、出すものなの?
  プロデューサーは顔出してるのに社長は顔出
  してない
のなんで??

▪ アイドルの登場の時に名前が出る演出は良い
  と思った。初めて見るなら誰が誰だかわから
  ない。それに加えて、人数が多い。この演出
  はそれらの助けになるね。


『②1話の感想』

▪ 夢を語っている未来。部活を通してやりたい
  ことを見つけている未来。これらのことか
  ら、このアニメは夢を追いかける未来を描く
  ストーリー
だとわかる導入だね。

▪ 最初のライブを見た未来。未来が胸を打たれ
  た表現として、ライブが未来の瞳に迫ってく
  る
ような演出にしているのは、なるほどと思
  った。

▪ あのライブのシーンも、先輩たちのことをち
  ゃんと立てるような演出。そして、キャラク
  ターに憧れを植え付けるような演出だった。

▪ ライブのシーンで確信した。これ、ほんとに
  3Dアニメか??きれいやな。

▪ このアニメ、3Dって言ってるけど、手書き交
  ざってない?

▪ ブランコの時の歌。上手すぎ。
  ただ単純に歌がうまいのももちろん。未来な
  ら若干音程は外し、静香なら音程の合った透
  き通った歌声。
  声優さんの凄さを体験できたよ。
  アカペラってところも大きい。

▪ 静香の手に乗った花びらは、シーンとして2
  回出てくる。あれの表現していることは伝わ
  ってくるけど、自分の語彙力じゃ言い表せな
  い

▪ 未来がアイドルやりたいと家族に言ったシー
  ン。お父さんは驚いてたけど、お母さんはも
  うそうなることが分かってた
ように感じた。
  未来なら、やっぱりねって感じかな。


『③2話の感想』

▪ 静香と静香のお父さんのシーン。あー、尺削
  ったんだな
と思った。

▪ 翼がカフェでアイスを食べてるシーン。
  翼がアイドルをする理由もここで言ってる。
  だから翼のことも置いてけぼりにしてない。
  ライブを見てアイドルをやりたくなった翼。
  そしてその意志をプロデューサーが再確認し
  ている
。このシーンもしっかり意味のあるも
  の
に仕上げてる。

▪ オーディション面接で入室するシーン。
  静香は未来と違い、「よろしくお願いしま
  す。」と強張った演技を声優さんがしてるの
  がわかった。

▪ 未来が渡してた飲み物のサイズ全く違うかっ
  たくない?

▪ ダンスオーディション前の練習とオーディシ
  ョンを見て。
  翼は天賦の才があるね。あれは彼女にしかな
  い彼女だけの特徴だと思う。

▪ 舞台袖で未来が静香に声をかけるシーン。無
  音で何を言ってるのか分からなくしてたか
  ら、後の伏線だなって思った。でも、この
  線をこんなにすぐに回収するとは
思ってなか
  った。今後一切出さないか、もしくは12話く
  らいに出してくると思ってた。
  2話は静香の話だからここで回収したんか
  な?

▪ 3人(未来、静香、翼)のオーディション。
  若干歌もダンスもずらしてるんだな。初めて
  のオーディションで3人がぴったし合うこと
  もない。
そこをしっかり表現している製作さ
  ん、声優さんはその仕事を誇っていいと思
  う。ほんとに。

▪ また3人のオーディションの話になるけど、
  未来は元気に少し音程を外した歌い方。
  静香は切羽詰まった息も整ってない歌い方。
  翼は余裕のある音程の合った歌い方。
  それぞれの荒削り感と心情と個性が存分に発
  揮されている。さらに、受かってる人と受か
  ってない人との対比も表されてるんじゃない
  か。これらは、山崎さん(未来の声優)、田所
  さん(静香の声優)、Machico(翼の声優、なぜ
  かMachicoさんだけMachico呼びでした)が
  すごすぎる。
  初見でここまで考察することができるのは声
  優さんの演技力が高いからだよ。


▪ 静香がオーディションで背中を押されてから
  歌を歌い始めるシーン。静香の心情と背景
  が、歌と重なるようにしてるでしょ、あれ。
  演出考えた人すごい。
  それに、だんだん声のボリュームも上げて、
  それに伴って顔も上げていく。この演出はと
  ても分かりやすいのに、ちゃんと見てる人の
  心にくるように表現されている

  田所さん(静香の声優)すごすぎる。

▪ オーディション終盤の幻想ライブについて。
  ドラマ性と、未来、静香、翼のアイドルの素
  質を表現しているんじゃないのかな。
  例えば、現実のアイドルならライブに行き着
  くまでの努力や練習などをファンは見て、そ
  こからドラマ性を見いだしてライブを楽し
  んでいる。
  そして、あの幻想ライブでは成長過程の完成
  形であるライブを観客に見せることができて
  いた。
  ということは、ドラマ性を有しているはずの
  ライブの情景(幻想)を、自分達の演技で観客
  に伝えることができていたことになる。
  そんな人間ってアイドルに向いている、素質
  あるよね。
  だから3人は合格したんじゃないかな。
  この3人もとい、ミリオンのアイドルたちの
  アイドルの素質・輝きが表現された良い演出
  
だと思うな。


『④3話の感想』

▪ 3話からたくさんアイドルが出てきた。
  あっ、ここからミリオンライブ!が始まる
  だ。(1、2話が導入で3話から本格的な話にな
  るのかという意味と、ミリオンライブ!の始
  まりはここからかという意味で言ってまし
  た。)

▪ 一人一人の動きがちゃんとしてる。話の中心
  じゃない子でも棒立ちとかほとんどいない
  じゃないか。

▪ 屋上で杏奈がONになるシーン。ステップを
  踏むような靴の動きで全身が動いている表現
  をしてて、杏奈がONになったことがわかっ
  た。

▪ まつり、よく周りの子の変化を見てるね(こ
  こでは主に百合子)。優しい子だ。

▪ 未来の百合子に対する呼び方が百合子さんか
  ら百合子になったシーン。そこで百合子は、
  仲間なんだから呼び方は関係ない的なことを
  言ってた。これは、前の話の中で釘宮さんの
  キャラ(水瀬伊織)が、さん呼びが抜けなかっ
  た子(矢吹可奈)
に言った言葉とそっくりその
  ままだったと思う。親和性、相似関係、対比
  関係がここで現れている。伏線だったのか
  な?
  とりあえず、このアニメは仲間の大切さを
  大事にしている気がする


『⑤4話の感想』

▪ プロデューサーが未来、静香、翼に原っぱラ
  イブやりたいのか確認しているシーン。静香
  が強めに「やりたいです。」って言った後に
  翼が眉を寄せるような表情をしてた。あれは
  多分、翼の何でもできる才能と、静香の熱意
  とのギャップ
を表現してると思ったな。翼の
  思い描いてる静香像と静香の今回の発言の
  ャップに違和感
を覚えての翼の表情だと思
  う。今後これ回収されるんか?

▪ ロコがプロデューサーに助けられて傘を持つ
  シーン。あそこって手書きじゃない?なんか
  気合い入ってた
ように見えたんだけど。

▪ ロコがプロデューサーに助けられるシーン。
  プロデューサーが怪我する展開かと思った。
  予想的には主人公たちが突っ走りすぎて、プ
  ロデューサーに迷惑をかけてしまう展開にな
  ると思ってた。そうじゃなかった。逆にプロ
  デューサーはその困難な状況を支える立場に
  回った
んだなー。
  それが一番顕著に現れたのが、最後の未来と
  のシーン。

▪ 桃子すごい怒ってたな。→私「なんでだと思
  う?」→え、元々子役だから。中途半端な物
  は出したくない
、役者精神だ。わかる。

▪ あれは、桃子だ(桃子のこと詳しく知らんけ
  ど、元子役だから、こういう子なんだと思え
  たよ)。桃子しかできない。ていうか志保、
  桃子の意見も最もって言ってくれてありがと
  う。

▪ 4話の原っぱライブ中止かも?(主に桃子)のシ
  ーン。製作サイドの意図とは違うものが、見
  ている人に伝わってしまう可能性があるか
  な。製作するにおいては難しかった部分じゃ
  ないかな?

▪ 桃子を励ましにきた瑞希。瑞希が「やってみ
  なくちゃわからないこともある」と諭した。
  大人しい子かと思ってたけど熱い心持ってる
  な。

▪ 翼がマイク入れるのはかなり機転きいてた。
  良くやった。てか、翼ってMachicoそのまん
  まじゃないか?


『⑥プロデューサーと未来が3回ぶつかるシーン』

 一回目ぶつかる、二回目手を掴む、三回目肩を掴んで支える、は伏線かと思った。
 演劇においてもそうだけど、見てる人の気持ちが上がっていく展開の後に、バンッと下に落とす展開にすることをよくするんよ。
 このアニメでは、皆で原っぱライブしようと提案してワーって盛り上がる。そして、その後尾ひれが付きすぎた情報によってガクンと落ちた。落ちた状況をプロデューサーが支えられるかどうかが大事。プロデューサーとして支えられるかまでの伏線が、このぶつかるシーンに込められてると思う。そして、プロデューサーとして支えられるということを今回の話し合いを通して実現できた。
 この後の、5話~12話まではこの上げて下げるを続けて表していくんじゃないかと思ってる。で、その時のシーンにも、おそらく、何かしらの伏線にするために3回ぶつかったんじゃないかと思った。例えば、ラストシーンに同じようなぶつかるシーンを入れたりとか。もしくは、別のシーンの伏線だったとかもあるかも。


『⑦悪いところ』

 友人は悪いところを探すのがあまり好きじゃないと言ってました。なので、この感想は私が友人に無理矢理悪いところを引き出させたものです。

▪ 未来は人目をはばからず行動している印象を
  受けられそう。そこが嫌悪感を抱く人は結構
  いるんじゃないかと思った。

▪ 桃子。自分は思わんかったけど、見る人によ
  っては桃子が悪者に見えるんじゃないかな。
  賛否起こりそう

▪ 桃子が奈緒に注意され、その後に桃子はプロ
  デューサーに対し、「ちゃんと管理してない
  からでしょ!」と言った。このシーンは奈緒
  に注意された桃子がプロデューサーへ無理に
  責任転嫁している、と思う人もいそう。

▪ 今回は1話~4話で、言うなれば導入部分。
  この後に5話~12話と続く。今回の第1幕だ
  けで感想を述べるのは無粋なんじゃないのか
  なと思う。1話~4話が良くても、それ以降の
  話がつまらなかったら一気に酷評になるよ
  ね。全話見て総評をやっと言える。だから、
  これだけで良かった良かったと手放しに感想
  を言うのは止めとくよ。たぶん切る人は普通
  に切るんじゃないかなと思う
。この切る人も
  恐らくだけど、こういう日常系のストーリー
  が好きじゃない人が切ると思うな。

▪ 人がやっぱり多いかな。こういう人情作品
  て一人一人にフォーカスしてその人のことを
  知ってもらうって展開にすることが多いん
  よ。でも、人が多いから一人一人に焦点をあ
  てた話をするのは無理
。そこをどう解消する
  んだろうなと思って見てた。アニメ化まです
  るのに触れられないって悲しいからね。


『⑧総評』

▪ アニメーションのクオリティとしてはかなり
  高い
と思う。

話しはシンプルだった。分かりやすかった。
  ミリオンライブ!だと知らなくて、普通に夕
  方に流れてくるアニメとして見ても分かりや
  すい内容だと思う。

初めてミリしらで見に行ったライブを思い出
  した。
始まる前は、まったく知らないのに終
  わった後は好きになっている、あの感覚

展開が思ったより早かった。でもそこまで急
  な展開には進んでなかった。
ぶつ切りになっ
  てない。スムーズに話が進み、それでいて1
  話1話でしっかりひとつの展開があり、少し
  のぶつ切り要素もある。そうだな、表すなら
  周期関数のように山あり谷ありが続く感じ。
  凸凹はあるけど、途切れてないひとつの線
  (ストーリー)になっている。だからすんなり
  見れたかな。

▪ エンドロールの最後の最後に出てきた「~
  P」って初めて見たけど何??

全話見ないと感想言えません!!!
  ていうか、全話見て感想言いたいくらい素晴
  らしかったぞ!!


最後に

 予想以上に、感想というよりもアニメーションとしての考察と評価になってしまった……
 というのが今回友人の感想を聞いて、私が思ったことです。

 ま、まぁこういう感想のしかたもあるし良しとします。人それぞれ思うことは違いますから。

 ただ、私は声優さんやクリエイターさんも大好きなので、声優さん等が誉められてる意見を聞けて内心ホクホクでした(笑)
 この友人と見に行けて良かったです!!!!


       「終わりです」

最後まで見ていただきありがとうございます!

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