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エンタメ鑑賞→芸術鑑賞【ミュージカル】
とある日、たまたまチケットが手に入ったので、何の前情報も入れずにミュージカルを観に行った。
それが想像以上に、素晴らしかった。
観る前は名前を存じ上げなかったのだけれど、現役ミュージカル俳優さんとか、元宝塚さん達の歌唱力、その舞台演出も今回も本当に素晴らしく、観終わって数時間経つのだが、余韻冷めやらぬとは、まさにこのこと。何か呆然としている。
とその間にも1日2回公演だとキャストの方々は、もう次の本番に立っていて、同じ人間とは思えない、時間に対する人生の使い方、生み出すものの大きさに驚くばかりだ。
作品のスケールの大きさ、二人の人生を時間軸に沿って丁寧に描きながら、それを数時間のミュージカルに書き上げる制作陣もすごいし、音楽も素晴らしかった。
最初はナレーションにより物語が進むのか、と少し入りづらかったのだけれど、
映像とキューブによる場面転換で物語が移り変わっていくという演出、階段で舞台を上下に使う演出もコンテンポラリーぽくて面白かった。場面転換が多くテンポも速く、観ている側も付いていくのにかなりのエネルギーを使ったが、それを作り上げていく人たちのパワー、、、
そして、一つ一つの表現方法、こんな表現するんだと。戦闘の抽象的表現とか、衣装一つ一つとかとてもステキだった。
やはり、「生」って素晴らしい。
舞台全体から紡ぎ出されたパワーに圧倒され、なんだか自分の中への落とし込み処理力が未だに追いついていないのだけれど、なんだか同じ人間として、もう少し頑張って生きねばと引き締まった。
ちょっとした興味を実行したら、新しい世界が見えた。行動するって大事。