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☆統計学入門☆ 統計学の「サンプル」って何?

みなさん「サンプル」と言われてどんなものをイメージしますか?

「見本」とか「例」とか「試供品」とか
統計学とは全く違うものをイメージする方も多いのではないでしょうか。

統計学では「サンプル」とは分析する対象となるもののことを言います。

今回は、統計学の基本用語「サンプル」を理解できるよう
解説していきます!

サンプルとは

サンプルとは分析の対象となるデータのことをいいます。
難しい言葉だと「標本」とか「群」とか言ったりもします。

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例えば、「日本人の成人男性の平均身長は何センチなんだろう?」
というデータを調べたいときに使用するデータがありますよね。
そのデータのことをサンプルを呼びます。

具体例を見てみましょう。

日本人全員のデータって取れるの?

こんな例題を作ってみました。

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みなさんだったらどうやって調べますか?

Aクラスの平均身長は?
と聞かれて30人分の身長から平均を計算するのは簡単ですが
日本人全員と言われると全員分を計測することは難しくなりますよね。

ではどうすればよいのでしょう?

ブログ用サンプル

統計学では、存在する全てのデータを取得するのが難しいときには
一部から全体を推測するという方法を使います。

テレビの視聴率や家計調査なども同じように推測されたものですよね。

サンプルサイズ

今回は2000人のデータから全員の平均身長を推測するという例を
挙げたのですが、このサンプルの大きさやボリュームのことを
「サンプルサイズ」といいます。

この場合、サンプルサイズは2000と表します。

ブログ用サンプル (1)

サンプル数

似た言葉に「サンプル数」というのがあります。
「同じじゃないの?」と思われるかもしれませんが、
実はこの二つは別の言葉なんです。

サンプル数というのはサンプルの種類の数のことです。

種類の数と言われると少し分かりづらいですよね。
こちらの例を見てみましょう。

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全世界から日本人とアメリカ人を抽出してサンプルを取ったとします。

この場合、2種類の異なるデータを取っているので
サンプルの種類の数は2、「サンプル数2」と表します。

それではこのような場合はどうなるでしょう?

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答えは…

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①は生徒の学力の比較
②は補講の効果測定 
ができそうですよね!

この二つが使い分けられると、
「この分析には日本・アメリカの2サンプルが使われていますね」
「それぞれのサンプルサイズは100ですね」

なんて言えるようになってしまいます。

このケースでは
日本から100、アメリカから100、異なる2つの合計200のデータを使って
分析が行われたようですね。

今回は「統計学で使うサンプル」の意味・使い方について
ご紹介しました。

サンプル = 使用するデータ
サンプル数 = データの種類の数
サンプルサイズ = データの大きさ

似ているようで全く意味が異なる用語。

ぜひ使い分けてみてくださいね!

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