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人に伝わらない、分かってもらえない、への対処法

人に伝わらない、分かってもらえないときってありますよね。

どうしたら伝わるんだろう、何が原因なんだろう?
伝わらない原因が分かれば改善できるんじゃないか?
論理的に話せれば伝わるんじゃないか?

そんなことを思う人が多いみたいです。

そして、論理的に分かりやすく話すコツを教えてくださいと言われることが多いです。

でも、よく考えてみたら、その問題って話し方の問題じゃないかも?
って思いました。

「伝わらない」を言語化するとこんなことかもしれません。

●自分の感情や思考が先行して、相手視点じゃないので分かってもらえない
●思い込みが強くてズレているので分かり合えない
●思考が飛躍しすぎて話が飛んでしまうので相手は理解できない
●ダラダラ話してしまい、「要するに何が言いたいのか」伝わらない

そして、
→伝わらない理由が分からないので改善できない

まずは、なぜ「伝わらない」が起こってしまうのか。
それは、人はどんなに相手本位で考えようとしても、どうしても自分中心にしか考えられないから、だそうですよ。

いくら相手の気持ちを考えても、結局は「自分が相手だったら?」という視点が限界。
だから、ズレが起こってしまう。たしかに。

「伝わらない」が起こる理由は他にもいろいろあるんですが、一言でいうと
視点のズレや、見えている世界のゆがみがあることが原因です。

だから、まずはズレをできるだけ解消することが重要です。

自分が話す前に
●相手が知っている情報はどこまでか
●これから話すことについて、現状の相手の認識はどんな風か
●なぜ自分はこの話をしているか(話の前提)
を「確認」するとよいと思います。

ここまでできたら、はじめて【伝わりやすく話すコツ】が効いてきます。

伝わりやすく話すコツというと、例えば、
●結論から話す
●事実と意見を分ける
●具体と抽象を行き来する
●根拠を示す
みたいなことですが、

相手と認識がズレている状態でこういうテクニックを使っても、そもそも認識がズレたままなので、伝わるはずがないですよね。

だから、まずは相手と自分の認識を合わせることに注力しよう!
が最初のコツです。

相談を聞くときは、「どうアドバイスしよう」を考えながら聞くんじゃなくて「どんな前提で何を不安に思っているんだろう?」を考える。

人にアドバイスを求められたときは、「どう伝えるか」を考える前に「どこから説明したらいいか」を考える。

人に説明するときは、「ここまでは大丈夫ですか?」と確認しながら進める。分からないと言われたら、分からない箇所に説明を戻る。

この3つを心がけるだけで、伝わりやすさ爆上がりすると思います。


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