APD当事者によるAirPodsProの使い方~外音取り込み機能~
1.はじめに
私は聴覚情報処理障害を持つ女子大学生です。
聴覚情報処理障害についてや私の診断までの経緯についてはこちらから👇
そんな私が使っているAirPodsProの外音取り込み機能について紹介させて頂きます。
2.外音取り込み機能とは
外音取り込み機能とは、イヤホンに内蔵されているマイクで外の音を拾い、拾った音をイヤホンから流すという機能です。元々はイヤホンをしたままでも会話を可能にするためにできた機能です。
3.外音取り込み機能の活かし所
何も音楽を流さず外音取り込み機能を使うと、外の音だけがイヤホンから聴こえ、簡単な補聴器のような形になります。
AirPodsProには!!
環境雑音除去、会話強調などのオプションがあります。
そのオプションを設定すれば、雑音のボリュームはあまり増幅せず、会話のボリュームを特に増幅してくれるという、APD当事者にとってとても嬉しいことが起きます。
4.外音取り込み中の詳しい設定の仕方
外音取り込み中の環境雑音除去、会話強調の設定の仕方です。
iPhoneの設定アプリを開き、コントロールセンターを開きます。
そして、耳のマークのアイコン、聴覚を追加します。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117258958/picture_pc_0cef39c60e9c522b9603d9d5c91f65f6.png?width=1200)
追加したらAirPodsProを耳につけたままコントロールセンターを開き、耳のマークをタップ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117258967/picture_pc_3da6946ad55987c942eda11e1bf951f7.png?width=1200)
下のほうにスクロールすると外音取り込み機能に関する設定を細かくいじれます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117258982/picture_pc_0cfb86a0fb64c26c7772f3a2cf6b6644.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117258981/picture_pc_fb3b65310cb210cbc2238856456707e7.png?width=1200)
自分は上の画像のような設定にしています。
2023.11.21追記
アプデにより設定の仕方が変わったっぽいです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122287188/picture_pc_d7a4f7c05d25609d3af7d5cabe24e558.png?width=1200)
設定アプリのアクセシビリティから設定したいAirPods Proを選択しオーディオアクセシビリティ設定を開きます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122287275/picture_pc_36418556a87257ecd237379d9497a971.png?width=1200)
1番上のヘッドフォン調整を開きます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122287396/picture_pc_cd167a601eb45a2d7a5a9580c53ca594.png?width=1200)
1番下の外音取り込みモードを開きます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122287487/picture_pc_0a092ad5f5561e2d72ff6dd0c9f62c84.png?width=1200)
外音取り込みモードのカスタマイズをオンにして、お好みに合わせて設定します。
5.最後に
AirPodsProの外音取り込み機能は、先日アップデートが入り、さらにAPD当事者の方に優しい機能となりました。
同じAPD当事者の方の参考になれば幸いです。
追記(2023.10.2)
AirPodsProの外音取り込み機能は、人の声の音量を上げるだけなので、指定の誰かの声だけを大きくするなどの機能はありません。
よって、個人的に、人の声が多い場所(フードコートなど)ではうるさすぎて使い物になりませんでした。ただ雑音の中での聞き取りは改善されたと感じます。
また、合う合わないには個人差がありますので、あまり期待せず、一度試してみるのがいいかと思います。