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なぜ役者をやめたのか。その②


こんばんは。さきみゃです。

「なぜ役者をやめたのか その①」のつづきです。

私は元々芸能界で女優を10年ほどやっていました。

初対面の方に、以前まではこのことを言っていました。するとみんな口を揃えて「へー、どんなテレビ、CM出てたの?」と興味津々に私に聞きます。

芸能界ってそんなに憧れの職業なんですね。

みんなすぐなれるのに。
と私は思っていました。

そこで、芸能界を今から目指す方のために
私から言えることをご紹介します。

①芸能人が好きだから女優になってるわけじゃない人もいる
②芸能界に入るのは簡単
③芸能事務所は選んだ方がいい

この3つです。
では順に紹介していきます。


①芸能人が好きだから女優になってるわけじゃない人もいる


ということで、①の続きをお話ししていこうと思います。

前回までのあらすじ

小学校4年生の時から仲良しなAちゃん。
Aちゃんは6年生になる少し前からクラス全員にいじめられていました。
それに疑問を持った私はAちゃんと積極的に関わることにしたのです。
そのあと…



本編

私は、Aちゃんに普通に会いに行ったり一緒に遊んだりしていました。

小学校6年生の秋。
私たちは卒業式の練習をしていました。

今日は入場の練習です。
体育館の裏から6年生が順番にひな壇に立ち、ひとりずつ、6年間の思い出を語っていくという演目(?)がありました。

体育館の裏では、同級生がキャッキャッと騒いでいました。
そんな中、私は自分が言うセリフを頭の中で繰り返し言っていました。
「音楽会では、…」みたいな感じだったと思います。

いよいよ列が進み、体育館の入り口が近くなって…。

「もどってーーーーーーーもう一回!!」

列がぴたりと止まりました。
必死に練習していた私は前の人にぶつかりそうになりました。

先生の声にもびっくりしました。

私が戻ろうと、後ろに下がると、
後ろの子は
「きゃっ」
と言って、サッと避けました。

(そんなに距離いらないんじゃ…)

そう、不自然なくらいに。

その子との仲は普通に良かったんです。
昨日まで。

すべてはそこから始まりました。


次の日は日直でした。

学校では、"はじめの会"と"おわりの会"といって、朝と放課後前にクラスミーティングみたいなものがあるのです。

"おわりの会"では、日直が1日を通して思ったことや感想を発表する時間があります。

日直は、男の子と私の2人です。

まず男の子が話します。

.
.
.

次に私が話します。
クラスは、ずっとざわついていました。
関係のない話ばかりしていたのです。

私は話し始めました。
けど、ざわつきは収まりませんでした。


「…          」

気がついた時には、ざわつきが静まっていました。


〜静まる少し前〜


「しずかにして!!!!!」

私は叫んでいました。
必死でした。


と、同時に、みんながこちらを睨みつけているようでした。
私は、何も悪いことをしていないのに。

小学生って、どうして正しいことをする人を嫌うのでしょうか。
今でもよくわかりません。


あの時は正しいことをしたと思ったのに、
まるで私が悪いかのような…
そんな空気でした。

ここまではまだ序の口。
ここからです。

今日はこの辺りで…。


また今度です。


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