「全員で面白い物語を紡ぐゲーム」をつくりました。
以前から、繰り返し遊べるマダミスのシステムについて考えていたのですが、そのときに「ストーリーさえなければ可能なのに……」と身も蓋もないことを思った結果、このゲームが生まれました(笑)。
ゲームの目的は、タイトルどおり「全員で面白いと思う物語を紡ぐこと」です。考えること、にするとちょっと堅苦しいイメージになるので、マダミスの説明でよく使われる「みんなで1つの物語を紡ぐ」という言い回しを拝借しました。100%マダミスではないのですが、元ネタであるのは確かなので、エッセンスは感じられると思います。
そもそもこの形でゲームが成立すると思えたのも、キャラになりきりたい、ロールプレイをしたいからマダミスをやっているというかたが一定数いるとわかったからです。人によっては推理要素のほうが邪魔になる、みたいな。なので、最初からなりきりプレイのほうに全振りしても遊ぶ人はいるのではないかと予想しましたが、どうでしょう? 実際のところは遊ばれてみないとわかりません(笑)。興味がありましたら、ぜひお仲間を集めて遊んでみてください。主に私が喜びます😊
自分的には配信者さん、VTuberのかたにすごく向いていると思っていて、「全員で面白いと思う物語を紡ぐこと」を「視聴者さんを楽しませるような物語をみんなでつくりあげる」と置き換えたらわかりやすいんじゃないでしょうか。TRPGに慣れたかたであれば、「リプレイに書き起こしたときに最高に面白い物語になるように協力し合う」と捉えていただければ大体合っていると思います。
ではシステム的にはどうなっているかというと、まず最初に殺された被害者の状況が明らかになります。死体発見時刻・死因・所持品・死体発見場所の4つをカードとダイスでランダムに決定し、そのゴールに向かってみんなが議論(というか弁明)しあうという形です。……と説明しても全然伝わらなそうだなと今自分でも思いました(笑)。
マダミスと違って、被害者がなぜ殺されたのかが決まっていないので、死因や所持品、居場所から納得のいくようにみんなで話をつくりあげる感じ? 特に犯人役の人が重要で、プレイヤーが引く役割カードで犯人に指名された人は、自分自身で被害者殺害のストーリーを考える必要があります。でも考えただけでは他の誰にも伝わらないので、ゲームの進行中に自らヒントを出さなければなりません(笑)。何もしなかったら犯人バレはしないんですけど、このゲームにおいては犯人バレしないことも犯人探しもメインの目的ではないので、物語を盛り上げるためにどう動くかを常に考えて行動する必要があるのです。
とこんな感じに、犯人の役回りがやっぱりちょっと大変なので、むりぃ~となった人のために役割カードを交換できる仕組みも取り入れています(笑)。きちんと物語的な理由もつけたうえで、相手が了承すれば犯人役を引き継いでもらうことができます。個人的にはこの交代劇がめちゃくちゃ見たいです😆
さて、ちょっと話を戻しますが、犯人の人が自分の犯行のヒントを出すといっても、他の人になにもないのに犯行にまつわることを突然言い出したら、あまりにも怪しすぎますよね?(笑) そういった部分をごまかしつつ、プレイヤー全員をあたふたさせて楽しませる仕組みが、「死体発見時刻の○時間前にどこでなにをしていたか?」を確認していくシステムです。ゲーム内では【○時間前】フェーズと呼んでいますが、各キャラクターの居場所はダイスで決定されるため、思いがけない時間に思いがけない場所にいるというケースが全員に発生する可能性があります(もちろん犯人もですが)。つまり、犯人以外でも言い訳がましいことを言わなければならない事態になるわけです(笑)。
また、プレイヤーは全員ゲームの最初に凶器となりうるものを渡されるので、ヤバいもの(拳銃とか)を持ってしまった場合は追及されたときのためにやはり言い訳を考えておかなければなりません。特に最悪なのは、被害者の死因と対応する凶器を持ってしまった場合で、普通に考えたら犯人として最も怪しい存在になってしまうわけなので、なんらかの策を講じる必要があります。さらに、この凶器カードは交換・譲渡も可能なので、うまくすれば犯人にとっては自分の犯行の伏線にも使えたりするのではないかと思います。
……なんか説明すればするほどわけがわからないですね(笑)。詳しく知りたいかたはとりあえずダウンロードしてみてください。無料なので!! よろしくお願いいたします😉