開店1年目・ 絵本屋のお金のこと
4月22日をもって、絵本の店 omamori は本オープンから1年が経ちます。この機会に、omamori の実績についてお話しします。
「絵本屋さんになりたい」と思ったとき、書店の情報が世の中に少なくて、困りました。
カフェや美容室における、開業や運営のノウハウは沢山見つけられるのに、個人書店に関してはかなり少ない。特に、お店のコンセプトや想いの話だけでなく、具体的な経営の話まで載っているものはなかなか見つけられなかった。(「これからの本屋読本」や「夢の猫本屋ができるまで」にとても勇気づけられました。)
それでも絵本屋を営んでいると、「わたしも本屋さんをやりたいんです」という方に少なからず出会いました。そんな方々のお役に立てたらいいなと思って、omamori の実績を公開することを、ずっと前から決めていました。
どこまでオープンにしていいものなのか手探りですが、なるべく包み隠さずお伝えします。「こうした方がいい!」「こうすべきだ」というアドバイスはあまり入れていません(というよりアドバイスできないのです。まだまだ模索の日々なので……)。
ありのままの情報を、数字で見えるデータを通してお伝えします。各項目に、データの解説や、自分なりの解釈を載せています。
※今年は2023年4月22日〜2024年3月31日 の期間の実績をお話しします。
来年以降は4月1日〜3月31日で区切り、1年間ぴったりの実績としてお伝えする予定です。
※こちらに記載している具体的なデータに関して、SNS等で言及しないでいただけますと幸いです。
1年間の営業日数
243日です!
基本は週2(水/木)休み。定休日は、omamori が位置する中央商店街全体の休みの日(水曜日)と合わせました。近隣店舗と休みを合わせるか、それとも敢えて変えるか、少し悩みましたが、結果的に合わせて良かったと感じます。
お店を数軒ハシゴする方が多いのと、来てくれたお客さんに「ランチはあのお店がやってますよ!」「このあと良ければあそこのお店も行ってみてください」などと、近所のお店を案内できるのが嬉しいからです。
※不定休ではなく定休日をきちんと設けたことも個人的には良かったです。誰でも気軽に来てもらえる店にしたかったので、SNSを見ない近所のおじいちゃん、おばあちゃんも、水木を避けて来店してくれるのが有難いです。
祝日や地域のお祭りの日は、定休日にかかわらず店を開けました(GWは12日連続オープンしました。最終日の営業後、喫茶シンカイ・キョんくんと焼肉を食べて労い合ったのは良い思い出です)。
11月は仕入れも兼ねてみんなで台湾に行ったので、他月と比べて営業日数が少なくなりました。
1年間の営業時間数
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