おはこんばんちは。
この秋はイベント出店続きで、
慌ただしさと共に日々を送っています。
時間の動きとしての慌ただしさはさておき、
心の動きもなんとも騒がしいひと月でした。
今日は、11月30日です。
一生懸命、力を振るったひと月が終わりました。
いろとりどりの感情の中で、
ひときわキラキラと発光している気持ちがあって、
今日はあなたに聞いてもらいたいのです。
(突然ですが)
日記をつけたことはありますか?
私は、毎日日記をつけて数年経ちます。
たくさんの文字で綴る日もあれば、
一言で終わる日も、写真のみの日もあります。
そんな私の2022年11月12日に
『あの笑顔だった!!』
と記してありました。
この日は、新宿で行われたMANA ROCK FESに
出店させていただいた日でした。
きっと、何年経っても私はあの笑顔を
瑞々しさを保ったままに思い出せます。
その日、自分にお花を買ったことのない、
ある男性が、私のドライフラワーを購入してくださいました。
その時の、お花を手にしたあの方の笑顔のことを
私は日記に一言記していました。
あの笑顔が、あの日1番強く残ったもので、
そしてこのひと月で1番強く光っているものです。
花を買おうと思ったことのない人の
心のスイッチを押した感覚がありました。
とびきり弾けた笑顔で、それがとにかく印象的だったんです。
だって、
”花心スイッチ”を押していきたい。と思って、
やってきたんだもん。
(花心スイッチ:人が植物に対しての興味を持つ、きっかけのようなもの。をハナゴコロスイッチと勝手に名付けて呼んでいます)
RINのアンバサダーに応募した時に、
私はそう記していました。
なので、『あの笑顔だった』んです。
後日、ドライフラワーの扱い方などの質問のメッセージをいただきました。
「買ったことないから勝手がわからず、長く楽しむための方法を教えて欲しい」と。
あのお花たちを大切にしてくれる人の元へ行って、
込み上げてくる思いがありました。
もちろん、
今までの出店で出会うことのできた人の嬉しそうな
表情もかけがえのない瞬間として記憶しています。
ただ。
花との”まあい”が、少しある人の、
あの笑顔はとびきりでした。
お祝い事でもなく、
なんでもない日に、自分のためにお花を買って、
嬉しそうにしていた。
わからないけど。
ここからは勝手な妄想だけれど。
あの方は今後お花屋さんの前で立ち止まったり、
手に取ってみたり、しそうな気がする。
妄想だけれど、あの笑顔はそんな気がしてなりません。
あの日、帰りの電車を待つ駅のホームで嬉しくて涙がこぼれました。
喜びが満ち満ちでした。
いま、12月の出店に向けて制作を進めています。
『歓び』が強く残った11月だったからこその制作ができています。
どこまでも「生きる歓び」を表現し続けたルノワールのように
「植物たちとの時間の歓び」を込めたいなと思うし、
『歓び』について、いつまでも向き合っていきたいなと思っています。
ルノワールで思い出しました。
西洋美術館のピカソの展覧会、早く行かなくちゃ!!
では、また。